(親友レオとの対戦の直後) Image: Kanoa Igarashi(YouTube)

親友レオとの対戦の裏話は?「EYE OF THE STORM」エルサルバドル戦編

毎週日曜日更新の五十嵐カノアのYouTubeシリーズ「EYE OF THE STORM」の新エピソードはエルサルバドル戦の後編。
R3からファイナルデーまでのバックステージが収録されている。

イベント序盤から好調だったカノアは見事にファイナルデーに残り、今シーズン初のSF進出を果たした。

R3:イーライ・ハンネマン

Image: Kanoa Igarashi(YouTube)

マウイ島のイーライ・ハンネマンとのR3は一度折れて現地のサーフショップでリペアしたサーフボードを使用。

R3はハリケーンの影響で会場のプンタ・ロカに過去最大級のウネリが入り、ハワイのサンセットビーチのような波になった。
カノアはバレルにもプルインしたが、メイクはできず、ミドルスコア勝負になった。
序盤にリードしたカノアが一度逆転されながらも最後に再逆転して勝利。
しかし、ヒートの内容は決して良くなかった。

そして、ライブを見ていた多くの人が思っていただろうが、あの日はジャッジのスコアが低かったという見解をヒート終了後に話していた。

(ヒート後に壊れたボードをチェック)
Image: Kanoa Igarashi(YouTube)

スネーク:どうしたんだ?

カノア:難しかったし、いつもの自分らしくなかった。
分からないけど、タイムマネージメントが本当に悪かったと思う。

スネーク:本当に変だったよ。カットバックをして、それからライトに乗る感じだった。

カノア:いや、違うんだ。ヒートの前から、ただ焦っていた。落ち着かない状態でパドルアウトしてしまった。

スネーク:分かっている。
君にそう言ったはずだよね。ただ、スタートは本当に上手くいったし、そこが前ヒートとの違いだった。
派手なターンだったけど、バレルは最悪だった。
あの波はどうだった?

カノア:良かった?

スネーク:最高だった。

カノア:プルインした瞬間、波が閉じてきた。
スペースが全くなかった。バックウォッシュで一気に潰されたのさ。

スネーク:バレルを狙ったのは正しい判断だったように見えたけど、多分、ディープに入りすぎているように見えたと思う。

(カノアのヒートを見ていたハヴァナはストレスが溜まったと話す。そして、スネークにストレスを和らげるために首に指を置けと言われたそう)
Image: Kanoa Igarashi(YouTube)

QF:カラム・ロブソン

Image: Kanoa Igarashi(YouTube)

R3が終わり、次の出番まではレイデイもあって間が空いた。
QFはH1に入ったため、コールに合わせて早起きしなければいけない。

オージーのカラム・ロブソンとのQFは最初の波が最も良く、ビッグターンからエアーリバースまで完璧に近い形で繋げてハイスコアを出して快勝した。

カノア:エアーのためにかなり強くポップした。
波が自分を空中に放り出したんだ。
ただ「できる限り高くポップしてみよう」という感じだった。
裏側に落ちてしまった2本目の波について言えば、あれは良い波だったけど、少し変なフェイスの張り方をしていた。

スネーク:あのように攻めてワイプアウトした方がベターだった。

カノア:中途半端なライディングをするくらいなら、大きなアクションを狙ってワイプアウトする方がいいという感じだった。
少なくとも8ポイント台を狙いに行く姿勢は見せられる。
結局は普通にワイプアウトしたけど。

スネーク:まあ、彼が何点を出してくるかも分からなかったからね。

SF:レオナルド・フィオラヴァンティ

Image: Kanoa Igarashi(YouTube)

SFの対戦相手、レオナルド・フィオラヴァンティはグロム時代からの親友。
互いにプッシュし合ってCTの舞台に上がってきた戦友でもある。

このヒートはレオが先行。最初にヒートのハイスコアを出してプライオリティを持ちながら最後まで冷静に波を待った一方、カノアは忙しく波に乗り、ミドルスコアを重ねていく展開だった。
残り数分、レオはニードスコアが僅かなシチュエーションで2本目の波に乗り、逆転して逃げ切ることに成功。
カノアにも終了間際にチャンスはあり、逆転を狙って難しいエアーにトライしたが、メイクはできなかった。

(身体を冷やすカノア)
Image: Kanoa Igarashi(YouTube)

スネーク:ただ良い波を逃していたように思える。

(ここでレオがやってくる)

レオ:今夜は何かやろうぜ。
カノア:良かったなブラザー。
レオ:クレイジーだったよ。

スネーク:いくつか小さな問題点があった。
例えば、5ポイント台を出したあの波。
最後のターンを決めていれば6ポイントは出たよね。

カノア:分かっているよ。
でも、どうしてもボードの上に残ることができなかった。
あれは史上最悪の波だった。

スネーク:彼はパニックになっていた。
2本目は最高だったけど、タイムアップだった。
あれが最後の波だった。
しかし、あのエアーを決めていれば、スコアは出ていたと思う。

カノア:さあ、どうだろう。
波の右側にいた。
文字通り、これくらいの小さなサイズの波だったんだ。

スネーク:しかし、少し押し上げてくれたよね?

カノア:あれはまともな波じゃなくてバックウォッシュだった。
波と呼べる感じではなかったのさ。

ブラジル戦に向けて

Image: Kanoa Igarashi(YouTube)

このイベントには満足している。いつも勝ちたいと思っているのは言うまでもないけど、こうした結果は受け入れなければならない。
セミファイナルまで勝ち進むのは、容易なことではないんだ。

それから、前回のニュージーランド編のエピソードについて、みんなが本当に良いフィードバックをたくさんくれたことを嬉しく思うよ。
そのうちのいくつかは真摯に受け止めたんだ。

そこには本当に良いアドバイスがいくつかあった。
今回は、そのうちのいくつかを実行に移すことができ、嬉しい結果を得ることができたと感じているよ。

あと数日でブラジルへ向かう予定。
だから、少し頭を切り替えて、エルサルバドルでの残りの旅を楽しみ、そのあとはブラジルへ向かうよ。

(染谷たかし)

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