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【五十嵐カノア独占インタビュー】旧友レオ、ジャックとの豪華プライベートセッション

「スケートボードみたいなジャムセッションをサーフィンでもやりたい」と3、4ヶ月前に思い描いた五十嵐カノアのアイデアは、世界トップサーファーと日本の若手選手、そしてトップスケーターが集結する『Red Bull Surf Jam』として現実した。そして、今回はスペシャルゲストとして現在WSLチャンピオンシップツアー、世界ランキング1位のレオナルド・フェオラヴァンティ(ITA)とジャック・ロビンソン(AUS)と豪華なメンバーが揃った。イベント前日プライベートセッションの様子や、日本のサーフィン、次世代に込めた思い、そしてTHE SURF NEWS独占インタビューにも応じてくれた。


旧友でありCTのライバル、3人が静波に集結

「カノアのためなら」と来日を引き受けたというジャックとレオ  Photo: THE SURF NEWS
現在、ランキング1位のレオ Photo: THE SURF NEWS

「ジャックとレオは、子どもの頃から一緒にバトルしてきた仲間です。お互いに刺激し合いながらここまで来て、12歳くらいからずっと一緒に成長してきました。今こうして3人ともCT選手として戦っているのは、本当に夢のようなことです。だからこそ、大会とは違う形で、3人でフリーサーフィンのイベントができるのは、夢以上のことだと思っています。」

今回の『Red Bull Surf Jam』は、カノア自身が「日本のサーファーに世界トップレベルのサーフィンを目の前で見てもらいたい」という思いから実現した企画だった。

「最初にレオに話をして、そのあとジャックにも声をかけました。ただ『来て』と言うだけだったら、みんな忙しいから来られなかったかもしれない。でも、『これは日本の子どもたちや、日本のサーフィンの未来のためのイベントなんだ』という思いを伝えたら、『じゃあ行くよ』と2人ともすぐに言ってくれたんです。サーフィンは個人競技なので、みんな自分のことを優先する世界です。でも、ジャックもレオも日本のサーフィンの未来のために時間をつくって来てくれた。本当に感謝しています。」

最初の会話は…

ファミマのフライドチキンについて語り合う Photo: THE SURF NEWS

ブラジル戦後の約2週間ぶりの再会。会場にはジャックとレオが最初に到着、その後カノアは別で会場入りした。カノアは当日も今年のアジア競技大会の会場である伊良湖で練習をしていたそうだ。

来日早々にカノアおすすめのファミリーマートのチキンを味わったレオとジャックに感想を聞く場面も。

カノア「チキン、どうだった?」
ジャック「最高だよ。世界で一番だ。」
カノア「電子レンジで温めるだけで簡単でしょ?」
ジャック「本当に簡単。ファミリーマートは世界で一番おいしいご飯が食べられる場所だよ。」
カノア「チキン、クレイジーだったでしょ?(笑)」
レオ「チキン?ここに誓うよ。世界一のフライドチキンだよ。」

2人から「ファミリーマートに行くけど、何を買えばいい?」と連絡があったという。そこでカノアは迷わず「ファミチキを食べて」とおすすめ。その後、2人から「今まで食べた中で一番おいしいチキンだ!」と喜ぶ動画が送られてきたそうだ。

「そういうちょっとしたことでも、日本人としてすごく誇らしい気持ちになります」と笑顔を見せた。

日本のサーフィン、未来のために

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イベントを通して、日本の子どもたちに何を伝えたいのか。そう尋ねると、カノアはトップ選手と時間を共有することの価値を語った。

「CT選手のサーフィンは、海にいなくても映像で毎日のように見ることができます。でも、一番大切なのは海の外でどう過ごしているか。どういう人たちと接して、どうやって仲間になって、タイミングがあればアドバイスをもらう。そういうサーフィン以外の部分が、一番大切だと思っています。」

世界トップレベルの技術だけでなく、人とのつながりや姿勢も含めて感じてもらいたい。それが、カノアが『Red Bull Surf Jam』に込めた思いだった。

ライディングを披露

前日の夜は4時間しか寝ていないと言うレオ Photo: THE SURF NEWS
飛行機の遅延で、板が届かずジャックの板で練習するレオ Photo: THE SURF NEWS
時差ボケで調子がイマイチと言うジャックも、さすがトップレベルのサーフィンを披露 Photo: THE SURF NEWS
Photo: THE SURF NEWS
カノアもエアーを披露 Photo: THE SURF NEWS
板を壊すハプニングも Photo: THE SURF NEWS

THE SURF NEWS独占インタビュー【Q&A】

小さい時から、仲間・ライバルとして一緒に歩んできたレオがイエロージャージを獲得した率直な想いは?

(親友であり、良きライバルでもあるカノア とレオ)
PHOTO:© WSL/Thiago Diz

カノア:そうですね、本当に友達が今(世界ランキング)トップにいることもすごいモチベーションにもなるし、インスピレーションにもなるし、本当にサーフィンってすごいリズムのスポーツで、やっぱり一個いい結果が出れば、次の結果にもつながっていくし、本当に今はレオがリズムを持ってて、外から見てもすごくそれを感じる。
やっぱりリズムをキープするのが難しいから、レオもこの1ヶ月半の間、なるべくどうやってこのリズムをキープするかどうかっていうのをすごい多分考えてると思う。自分もイエロージャージーで一番の時もあったしそれはまたものすごい違うプレッシャーや感覚で難しかった。本当に友達としてもそうだけど、ライバルとして、大会期間じゃない時に一緒にリラックスできるのは本当にありがたいこと。
(今回の来日では)大会のことは全く話せないと思うけど、でも本当に普通のことをいろいろ話すと思うし、リラックスのオフタイムもすごい大事だし、楽しみ。

今、チャンピオンシップツアーも折り返し地点ですが、この1カ月半のブレイク期間を使って、後半戦に向けてどのようなメンタル面の準備をしていますか?

Photo: THE SURF NEWS

カノア:そうですね、自分もこの後半戦がすごい楽しみで、特に波も自分のサーフィンにも合ってるし、今回のクラウド9がツアーに加わって本当に楽しみ。さっきレオが冗談で言ってたけど「すごいお前ラッキーだなっ、俺が調子いい時に、クラウド9が追加になって、特にカノアにいい場所を足してくるからどんどん難しくなってくる」って。クラウド9は行ったことがないけど、チューブのレギュラーで、ケラマスの波にすごい似てるんだ。

ランキングが一番の選手にとったら、なるべくイベントが少ない方が良くて、早く終わらせたいって思い。ランキングが一番じゃない人たちにとってはチャンスが多ければ、ポイントをもっとゲットできるということ。レオにはちょっと難しいけれど、僕みたいに今トップ10に入っている人にはすごいチャンスなこと。まだチャンスが今年いっぱいあるから楽しみに、今少しのオフタイムの間によく考えて頑張りたいです。

後半戦で一番得意とする会場は?

カノア:クラウド9が多分一番得意。一番自分のサーフィンに合う波で、一番楽しみです。サンクレメンテよりも、自信があります。

逆に一番不得意・課題となる会場は?

カノア:うーん、もしかしたらポルトガルかな。ポルトガルは家もあるし、たくさんの時間は過ごしているけど、波は難しい波で、反対になんか周りにも友達とか知り合いがいるからちょっとプレッシャーにもなるし、去年も結果もそんなに良くなかったしって感じ。

ジャックとレオとの一番の思い出、面白いエピソードは?

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カノア:12歳の時に3人で一緒にインドネシアでサーフトリップに行って、その時は12歳でまだ全然サーフィンの夢、ワールドチャンピオンシップツアーに行く夢だけで、実際に行くと思ってなかった当時に、3人の子供たちがインドネシアのすごい波に挑んでて。毎日毎日夜になると怖くて、次の日にまたあんな危なくて難しい波に乗って1日過ごさないとっていう話をよく覚える。それがまた今はここまで来て、波も怖くないし、大人になってきたなと思う。今回も一緒に、ジャックも多分東京初めてだし、レオも日本には来た事あるけど、東京にはあんまり時間過ごしたことないと思うし、東京を観光する感じで、自分も日本人のプライドとして、美味しい食べ物も食べてもらいたいし、東京をエンジョイしてもらいたいなって思ってます。

注目してる日本の若手選手は誰ですか?

カノア:今回のイベント『Red Bull Surf Jam』で、ジュニアの子たちがトップの選手と一緒にサーフィンできることに多分すごいモチベーションになると思うし。オフィシャルでは見てないけど、でもイベントで遠くから誰がうまいのかって興味があります。

最後に3人ずっとライバル仲間として友達としてやってきて誰が一番最初にワールドチャンピオンを取ると思いますか?

カノア:俺がとります。多分ジャックは絶対「ジャック」って言うし、レオも「レオ」って言うし、絶対そう(笑)実際本当にみんなそう思ってると思う、それが面白いところで、自分も間違いなく俺が最初にワールドチャンピオンになるって信じてるし、レオも絶対同じことを思ってうし、ジャックも絶対同じこと思ってる。それが面白いと思う。

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