(チケットを手に入れた五十嵐カノア&池田未来) Photo: ISA/Sean Evans

『アジア競技大会』五十嵐カノア&池田未来が優勝でロサンゼルス2028オリンピックの条件付き出場枠を獲得

ロサンゼルス2028オリンピックの選手選考を兼ねた最初の大会、『アジア競技大会』が伊良湖のロングビーチで開催され、9月29日に終了。

日本の五十嵐カノアと池田未来が優勝して金メダルを獲得。
ロサンゼルス2028オリンピックの条件付き出場枠を獲得した。

なお、野中美波はSFでスーチー・ヤンに敗れたが、3位決定戦でインドネシアのジャスミン・スチュダーに勝ち、銅メダルを獲得。
メンズはフィリピンのジェイユアード・アルシソが銅メダルを獲得した。

『アジア競技大会』には日本を始め、韓国、インドネシア、フィリピン、中国、インド、台湾、タイ、マレーシア、モルディブ、レバノン、バングラデシュ、アフガニスタンから選手が集まっていた。

大会期間中は初日こそスモールだったが、1日のレイデイを経て再開した9月28日は台風26号からのウネリが入り始め、最終日にはムネ〜カタまでサイズアップしていた。

歴史を作った五十嵐カノア

最終日の五十嵐カノアはSFで大会唯一の10ポイントを出し、トータルでも18.33とメンズのハイエストスコアを出して圧勝。
ファイナルでもリズムを崩さず、6ポイント台2本でインドネシアのマデ・アリヤナを抑えて優勝を決めた。

カノアは東京五輪、パリ五輪に続き、3回目のオリンピック出場権を条件付きで獲得した初のサーファーとなる。

「正直、まだ少し言葉が出ません。今日はとても特別な日であり、とても特別な1週間。自分のキャリアにとってとても特別な瞬間です。アジア競技大会はとても大きな大会で、日本チームのメダル獲得数にさらにもう1つ加えることができて本当に特別です。チームのために金メダルを獲得し、サーファーとしての次の章、次のミッションへと進む上で、これはその方向への巨大な一歩となりました。3大会連続でオリンピック出場が確定したことは、本当に特別な感覚です。それぞれに固有の重みと意味があり、出場権を獲得したそれぞれの日のことを僕は決して忘れませんし、今日も忘れることのないもう一日になるでしょう。すべてのオリンピックの中で、これが最も参加したい大会です。トラッセルズの波をとてもよく知っていますし、ここ数年そこで素晴らしい結果を残してきました。そして自分が育つ中でサーフィンをしてきた波でもあります。他の大会よりも今大会に対してより多くのプレッシャーを自分の中で高めてしまっていましたが、今は肩の荷が大きく下りました。集中すべきミッションは1つです」

ロス五輪の会場であるカリフォルニアのローワー・トラッセルズはカノアが子供の頃から慣れ親しんでいる波であり、最近ではCTで2年連続の2位となったコンテストで相性の良い場所でもある。

今回の言葉には東京五輪で悔いが残ったもう一つ上のメダル。
金メダル獲得への思いが隠されているのだろう。

池田未来が初の出場権を条件付きで獲得

ウィメンズは池田未来が中国のスーチー・ヤンとファイナルを争い、ヒート序盤に5ポイント台2本をスコア。
4ポイント止まりだったスーチーをニード7.64に追い込み、見事に金メダルを獲得した。

18歳の彼女はISAのワールドジュニアでのメダル獲得や、WSLイベントでの優勝など長年に渡り世界トップクラスのジュニアサーファーの一人として活躍してきたが、今回の勝利がキャリア最大のものになる。

優勝後にビーチに上がるとそこにはカノアとコナー、二人のCT選手が待ち受けており、夢のようなビーチ凱旋を味わった。

「人生で一番最高の瞬間です。オリンピックで金メダルを取りたいです。これからとにかく、たくさん、たくさん練習します」

フェルナンド・アギーレ氏のメッセージ

本日は、サーフィンおよびオリンピック運動にとって歴史的な日です。
ここサーフィンのアジア競技大会初開催において、最初の2名の選手がLA28オリンピック競技大会の出場権を獲得するのを目にすることは、真に美しい瞬間です。
ロサンゼルスへの道のりが正式に始まりました。

カノアと未来は、これらの最初のオリンピック枠を勝ち取るために素晴らしいパフォーマンスを披露しました。
そして彼らは、その同じエネルギーをLA28までずっと持ち続けることでしょう。

我々がサーフィンの3回目のオリンピックサイクルに入るにあたり、このような瞬間は、我々のスポーツが歩み続けている素晴らしい道のりを我々に思い出させます。
我々は、この先にあるものに対して非常に興奮しています。

『アジア競技大会』結果

Photo: ISA/Sean Evans

1位 五十嵐カノア(JPN)
2位 マデ・アリヤナ(IDN)
3位 ジェイユアード・アルシソ(PHI)

Photo: ISA/Sean Evans

ウィメンズ
1位 池田未来(JPN)
2位 スーチー・ヤン(CHN)
3位 野中美波(JPN)

アジア競技大会公式サイト:https://isasurf.org/event/20th-asian-games-aichi-nagoya-2026/

(黒本人志)

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