(ガブリエル・メディーナ) PHOTO: © WSL/Andrew Shield

「クラウド9でようやく来ました、ガブ今季初優勝」 – F+コラム

F+(エフプラス)

タイトル争いの大勢が決するクラウド9。ようやく、ようやく来ましたガブ今季初優勝。4度目の正直(笑)。4回もファイナル行っててようやく1勝。泣いてもいいよ~。
今年のガブは今までのキャリアの中で最も楽しそうにやれてて、勝っても負けても自分がそこにいて、世界のトップレベルでサーフィンしているということへの感謝の気持ちというか、穏やかに楽しめている感じが見ていて好感が持てる。その上技術的にだいぶレベル高いし。

PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

なんかちょっとケリーが新しいサーフィンを引っさげて戻ってきて、若手の旗手だったアンディとガチで争ってた頃の感じに、ガブとヤゴが近いのかなぁ、とも思う。
ガブを追いかけてトップに上り詰めたヤゴを、ガブが再び追い詰める感じ。
ガブとヤゴの直接対決になったセミはちょっとヤゴのリズムが悪くて一方的になっちゃったけど、このリズムを崩した時の立て直し力のようなものがヤゴの課題といえば課題かもね。でもクオーターのヤゴちゃんはすごかったな。あれが今の世界のレフトハンダーの最上級のバレルテクとマニューバーとエアーって感じ。こいつどこまでオールラウンドにうまいのよ、と思ったし。

(ジャック・ロビンソン)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

2位のジャック・ロビンソンもようやくファイナルまで来れてよかったかな。サーフィン悪くないのに勝てなかったから。まぁ、ファイナルデーの波はちょっとコンスタントにバレルが来るという感じではなかったので、なかなかチャンスがつかめなかったけど、セミのイーサン・ユーイングとのクロスヒートではジャックのすごさが見えた。
もっとコンスタントにセットの様な波があれば二転三転の9点ラッシュが見られたかもしれないクラウド9、あれだけいい波であれだけハイレベルなサーフィンを見せられると、やっぱり面白いなぁ、と思う。もう日本(五十嵐、オレアリー除く)と世界の遠さとか、考えることもないぐらいすごかった。

(ヤゴ・ドラ)
PHOTO: © WSL/Andrew Shield

さて、タイトル争い。パイプはポイントが高いので可能性の幅は大きいけど、メンズはヤゴとガブのトップ2でのパイプ一騎打ちだろうな。取りこぼしたほうがアウト。今回のクラウド9の波も、クオーターのヤゴ、ファイナルのガブが乗ってた波はバックドアか!? と思うような波で、ふたりの攻め方もビハインドピークからのテイクオフそのままバレルインで、超正確なライン取り。出た、こいつらしかできない感じのバックドアのアレ、みたいな感じだった。ハワイはバレル勝負になると思うけど、ヤゴとガブ見ていると、いよいよパイプでもバレルプラス飛び勝負時代開幕なのか? とも思ったりする。

(ケイトリン・シマーズ)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

女子はようやく復活してきたケイトリン・シマーズが優勝。インターフェアしても勝ち上がったり、轢かれて怪我したり、相手のインターフェアに助けられたり、なんだかんだで勝利の女神はずっとケイトリンに向いてたと思う。ラッキーだった。2位は同じくケガから復帰したイザベラ・ニコルス。
今回は不運なインターフェアで負けたカリッサだけど、バレルの正確さはピカイチだった。イザベラ相手にとことんリズムが合わなかったモーリー・ピックラムも攻めてたし、ランキングのトップ5はパイプで誰が来てもおかしくはない。しかもタイトル争いの皆さんが揃ってバレル得意そうなので、何とも言えない。
女子はすでにみんなエリン・ブルックスの攻め方をしてきてるし、波次第ではあるけど、パイプが・・・どちらかといえばバックドアが本領を発揮してくれることを願う。そのほうが波はスリリングなので。

(F+編集長つのだゆき)

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