(ブラジル代表、ヤゴ・ドラ) Photo: ISA/Pablo Jimenez

『ISA World Surfing Games』開催前に知っておくべき10の知識

11月6日〜15日にペルーのプンタ・ロカスで『ISA World Surfing Games』が開催される。
2028年ロス五輪の選手選考を兼ねたイベントでもあり、フィリピンでのCTを戦った多くの選手が出場する。

なお、日本代表選手は五十嵐カノア、コナー・オレアリー、大原洋人。
女子は中塩佳那、松岡亜音、松野杏莉。

新たな波乗りジャパンの戦いが始まる。

2028年ロス五輪の出場枠

2026年のWSGは日本で開催された『アジア競技大会』に続き、2番目の2028年ロス五輪の選手選考に関係する大会。

ISAイベントでは最初の大会になる。

最も上位にランクされた男女それぞれの国が1枠を獲得できる。

ロス五輪は国ごとに男女各最大2名の枠が設けられているが、WSGは3人目を確保できる唯一のチャンスになる。
2027年のWSGも同じチャンスが与えられる。

メダリスト及びワールドチャンピオンが多数出場

2026年のWSGには6名のオリンピックメダリストを含む30名のオリンピアンが出場する。

2028年東京五輪の金メダリスト、ブラジルのイタロ・フェレイラ、アメリカのカリッサ・ムーア。
銀メダリスト、日本の五十嵐カノア。
2024年パリ五輪の金メダリスト、フランスのカウリ・ヴァースト、銀メダリスト、オーストラリアのジャック・ロビンソン。
銅メダリスト、フランスのジョアン・ディファイ。

五十嵐カノアは『アジア競技大会』の優勝で条件付き出場枠を獲得している。

また、イタロ、カリッサに加え、ステファニー・ギルモア、タイラー・ライト、ヤゴ・ドラとWSLのワールドチャンピオンも5名出場する。
CT選手に関しては、半数以上が出場するため、過去最高レベルのWSGになる可能性がある。

ディフェンディングチャンピオンが帰還

2025年のWSGの覇者、オーストラリアはイーサン・ユーイング、ジャック・ロビンソン、ジョージ・ピター、タイラー・ライト、ステファニー・ギルモアの5名のCT選手を揃えた。
また、9月にエルサルバドルで開催されたISAのワールドジュニア史上最年少13歳のU18ガールズ金メダルを獲得したレイハニ・ゾリッチがもう一人の代表として大抜擢されている。

WSG金メダリストでは日本の五十嵐カノアを始め、ブラジルのイタロ・フェレイラ、メキシコのジョニー・コルゾ、スペインのハニレ・ゴンサレス・エチャバリが出場。
ディフェンディングチャンピオンのハニレはタイトル防衛を目指して戻ってくる。

プンタ・ロカスと2027年『Pan American Games』

ペルーは2010年のプンタ・ヘルモーサ、2014年のプンタ・ロカスに続き、3度目となるWSGの開催地となる。

過去2回、母国の土で団体金メダルを獲得している。
通算4個の団体金メダル(2010年、2014年、2016年、2023年)は1996年以降でオーストラリアの6つに次ぐ第2位。

また、ペルーは2011年、2025年の『ISA World Junior Surfing Championship』の開催地となり、ISAイベントの二つの初開催地になっている。

2013年には『ISA World Longboard Championship』、2012年、2013年には『ISA World SUP and Paddleboard Championship』の開催地にもなっている。

プンタ・ロカスでは2027年に『Pan American Games』が開催される。
今大会はショートボード、ロングボード 、SUPがプログラムに加わる予定。

プンタ・ロカスは『Pan American Games』にサーフィンが初競技となった2019年の開催地でもある。
ペルーのルッカ・メシナス、ダニエラ・ローサスが金メダルを獲得していた。

2026年WSGは2027年パンナム競技大会に向けたテストイベントとして機能することになる。

男女平等化の流れ

2026年のWSGでは出場枠全体の46%にあたる109名の女性が出場する。

2017年以降、ISAはシリーズ全体において男女に同等の競技枠を提供してきており、毎年その枠はより均等に埋められている。

ルーマニアとウズベキスタンがWSGデビュー

今年は53か国から239名のアスリートがペルーに集結する。

ルーマニアとウズベキスタンの2か国がWSGデビューを果たす。
これはウズベキスタンにとって史上初のISA出場になる。

視聴方法

ライブ中継は11月6日〜15日にISA公式サイトで配信される。

大会に関する結果、チーム、写真、動画、ニュースについてもISA公式サイトで随時更新される。

日本とペルーの時差は14時間。
現地時間朝7時が日本時間同日の21時になる。

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

WSGの歴史

ISAは1964年にオーストラリアのマンリービーチで最初のワールドチャンピオンを戴冠させた。

それ以来、チャンピオンを戴冠させてきており、競技は地球上の全5大陸にわたる複数の種目で開催されている。
最初のワールドチャンピオンシップの歴史を継続し、WSGはISAのフラッグシップイベントとして継続されている。

サーフィンにおける最初のオリンピック予選イベントは、2019年に日本の宮崎で開催。
次に2021年にサーフ・シティ・エルサルバドルでも開催された。

過去のWSGチャンピオンはオリンピック金メダリストのイタロ・フェレイラ(BRA)、オリンピック銀メダリストのタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、五十嵐カノア(JPN)、オリンピック銅メダリストのガブリエル・メディナ(BRA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、チェルシー・ヘッジ(AUS)、ジョーディ・スミス(RSA)、コートニー・コンローグ(USA)、ソフィア・ムラノビッチ(PER)など。

スケジュール

11月6日:開会式
11月7日〜14日:競技日、プンタ・ロカスおよびエル・ボスケ
11月15日:ファイナルデー、閉会式

SNS

ISAはソーシャルメディアで大会の最新情報、写真、動画をライブで投稿する。
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@ISAsurfing

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

(黒本人志)

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