現地時間10月12日、ポルトガルのエリセイラで開催されていたCS第4戦『EDP Ericeira Pro』が終了。
今シーズンのCSは全5戦で行われ、ポルトガルが終わると来年のオーストラリアでの最終戦のみ。
CTクオリファイに関係するポイントは他にQS6,000 INTLが台湾で残り1戦ある。
今シーズンから導入されたQS6,000INTLは上位1戦のポイントが加算されるため、CSで3位に入るのとほぼ同等になる。
ファイナルデーは公式3-4ftレンジのクリーンなコンディション。
ライトのポイントブレイク、リベイラ・ド・イルハスの真価が発揮された1日だった。
スケジュールの関係から全て4人ヒートで進行する変則的なフォーマットで行われた。

PHOTO: © WSL/Damien Poullenot
なお、日本の五十嵐カノアはQFまで好調だったが、SFでは3位敗退となり、5位でフィニッシュ。
カノアは週末から始まるCTポルトガル戦に出場する。
中塩佳那はQFで3位となり、9位となった。
CSランキングは4つ上げて12位に浮上している。
最終戦では更に良い結果が求められる。

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クロスビー・コラピントが起死回生の優勝

メンズサイドはCTのポストシーズン進出を逃したクロスビー・コラピント(USA)、ジョエル・ヴォーン(AUS)、ジャスティン・ベクレ(FRA)、アロンソ・コレア(PER)がファイナルに残り、フロントサイドでのダイナミックなマニューバーで8.00をスコアしたクロスビーが主導権を握り、6.10のバックアップを重ねてトータル14.10で勝利した。
「最高の気分だよ。ほんの1ヶ月前、ツアーから落ちて本当に打ちのめされていたんだ。どれだけ努力を重ねても全く結果に結び付かない気がして、今年は本当に辛い時期だった。でも今こうしてここに立ってみて、すべてに意味があったんだと思えるよ。長い間大会で優勝できていなかったからね。そうした苦しい時期を乗り越えたことで、本気で取り組めば自分は何だってできるんだって証明できたと思う」


今回の優勝で一気にランキング3位とクオリファイ圏内に浮上したクロスビー。
CTで打ちのめされていた気持ちが好転した瞬間だった。
「コーチのトミーが『ポルトガルに行って、みんなを驚かせてやろう』と言ってくれたんだ。兄のグリフィンやコールがビーチで見守る中で優勝できたのは本当に特別だった。ここにいられて本当に幸せだし、心から感謝している。最高の1日だったよ」
また、2位に入ったジョエルもランキング6位とクオリファイ圏内に浮上。
オーストラリア・ノースシェリー出身の23歳、サーフィン一家でも知られている彼のポテンシャルは高く、CTで頭角を現す日も近いだろう。

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選手生命に重要な優勝を決めたブリッサ・ヘネシー

今イベントはCSからCTクオリファイを目指す選手にとっても重要だったが、ツアー残留がかかったCT選手にとっても選手生命にかかわる重要な位置付けとなった。
ウィメンズサイドはクロスビー、ジョエル同様にポストシーズン進出を逃したブリッサ・ヘネシー(CRI)が優勝して一気にランキングをクオリファイ圏内にまで上げた。
また、4位に入ったヴァヒネ・フィエロ(FRA)はランキング23位だが、最終戦とQS6,000INTLの結果によっては来年もCTに残れる可能性が出てきた。
「今年は本当に色々なことがあった。本当に厳しい局面に直面して、自分がどれだけこれを望んでいるのか、心の奥底まで深く向き合わなければならなかった。それが何度も繰り返される問いなのよ。どん底にいるときこそ自分を信じる力を見つけ出さなきゃいけない。今大会でそれを見つけられたと思う。本当に感謝しているわ」


CS最年少、16歳のルーシー・ダラー(AUS)と早くもクオリファイを決めたシエラ・カー(AUS)を交えた4人ヒートのファイナル。
ブリッサはリベイラ・ド・イルハスの難しいセクションでタイミングを合わせ、ビッグターンをメイクして7.50をスコア。5.67のバックアップを重ね、トータル13.17で勝利した。

PHOTO: © WSL/Damien Poullenot
遂にシエラ・カーがCTクオリファイを確定

今シーズンはライム病を克服して『Lexus US Open of Surfing』、スペインのQS6,000INTLで優勝。
開幕戦での5位、第4戦での3位とポイントを重ねてカレントリーダーの座を守り続けたシエラ・カー(AUS)が最終戦を待たずにCTクオリファイを確定させた。
常に側にいる元CT選手のジョシュ・カーのサポートを受け、遂に多くのライバルがひしめくドリームツアーの舞台に上がることになる。
「信じられない、言葉が出ないわ。4人ヒートのフォーマットに変更されてから、クオリファイの条件が分かっていなかったの。ビーチで仲間たちが見えて、父が親指を立てて合図してくれた時、自分が決めたんだって分かったわ。すごく嬉しい。今どんな気持ちなのか自分でも分からないくらい。1年前に『君が女子で最初のクオリファイ達成者になるよ』って言われても信じられなかったと思う。本当に大変だったけど、ただただ感謝の気持ちで一杯よ。どんなに厳しい困難でも乗り越えられるし、渦中にいた時よりもさらに強い自分になって戻ってこられるんだって証明できたと思う」


なお、メンズサイドではカレントリーダーのライアン・カリナロ(BRA)が一番乗りでクオリファイを確定させていた。
残るイベントは2027年3月1日〜7日にオーストラリアで開催される『Bioglan Newcastle SURFEST』
また、CTクオリファイに関係するQS6,000INTLが台湾で11月に開催される。
『EDP Ericeira Pro』結果
1位 クロスビー・コラピント(USA)
2位 ジョエル・ヴォーン(AUS)
3位 ジャスティン・ベクレ(FRA)
4位 アロンソ・コレア(PER)
ウィメンズ
1位 ブリッサ・ヘネシー(CRI)
2位 ルーシー・ダラー(AUS)
3位 シエラ・カー(AUS)
4位 ヴァヒネ・フィエロ(FRA)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/


EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Men’s Semifinal Results:
HEAT 1: Alonso Correa (PER) 12.40 DEF. Joel Vaughan (AUS) 12.16, Kanoa Igarashi (JPN) 10.84, Edgard Groggia (BRA) 9.80
HEAT 2: Crosby Colapinto (USA) 12.33 DEF. Justin Becret (FRA) 9.54, Oscar Berry (AUS) 8.04, Ian Gentil (HAW) 2.60
EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Women’s Semifinal Results:
HEAT 1: Brisa Hennessy (CRC) 12.66 DEF. Sierra Kerr (AUS) 11.16, Laura Raupp (BRA) 10.50, Eden Walla (USA) 9.77
HEAT 2: Lucy Darragh (AUS) 11.50 DEF. Vahine Fierro (FRA) 10.97, Alyssa Spencer (USA) 10.13, India Robinson (AUS) 9.76
EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Men’s Quarterfinal Results:
HEAT 1: Edgard Groggia (BRA) 17.00 DEF. Joel Vaughan (AUS) 13.27, Levi Slawson (USA) 12.70, Xavier Huxtable (AUS) 8.90
HEAT 2: Alonso Correa (PER) 14.96 DEF. Kanoa Igarashi (JPN) 14.00, Jarvis Earle (AUS) 12.06, Dakoda Walters (AUS) 9.57
HEAT 3: Justin Becret (FRA) 12.10 DEF. Crosby Colapinto (USA) 11.80, Luke Tema (HAW) 11.00, Jordan Lawler (AUS) 9.57
HEAT 4: Ian Gentil (HAW) 12.93 DEF. Oscar Berry (AUS) 12.84, Ian Gouveia (BRA) 12.13, Jacob Willcox (AUS) 10.17
EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Women’s Quarterfinal Results:
HEAT 1: Sierra Kerr (AUS) 13.03 DEF. Eden Walla (USA) 11.10, Kana Nakashio (JPN) 9.77, Sophia Medina (BRA) 7.24
HEAT 2: Brisa Hennessy (CRC) 12.43 DEF. Laura Raupp (BRA) 11.10, Bella Kenworthy (USA) 10.10, Ariane Ochoa (ESP) 8.03
HEAT 3: India Robinson (AUS) 12.66 DEF. Alyssa Spencer (USA) 11.90, Teresa Bonvalot (POR) 10.50, Kirra Pinkerton (USA) 10.33
HEAT 4: Lucy Darragh (AUS) 14.50 DEF. Vahine Fierro (FRA) 13.10, Anat Lelior (ISR) 10.33, Sally Fitzgibbons (AUS) 6.83
EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Men’s Remaining Round of 32 Results:
HEAT 6: Jordan Lawler (AUS) 11.67 DEF. Ian Gentil (HAW) 10.60, Yago Dominguez (ESP) 9.90, Caleb Tancred (AUS) 8.54
HEAT 7: Jacob Willcox (AUS) 13.67 DEF. Justin Becret (FRA) 10.50, Ryan Kainalo (BRA) 9.90, Kade Matson (USA) 5.23
HEAT 8: Oscar Berry (AUS) 13.00 DEF. Luke Tema (HAW) 11.27, Ben Lorentson (AUS) 9.20, Jorgann Couzinet (FRA) 7.27
(黒本人志)













