アジアリージョナルのランキングに重要な徳之島、御前崎、宮崎と続くQS2,000の3連戦。
セカンドイベントの『whitebuffalo OMAEZAKI PRO』が静岡県御前崎市ロングビーチ、通称「坂下」で開催され、11月1日に終了した。
イベント期間中はスモールコンディションからスタートしてファイナルデーは台風31号のウネリでクローズ気味。
トライアスロンのようなハードな状況で進行した。
新井洋人が10年ぶりのQS優勝

PHOTO: © WSL/Shuji Izumo
メンズサイドは31歳のベテラン、新井洋人が初のQSファイナリストになった19歳の山本来夢と対戦。
パワフルなバックハンドを武器に5ポイント台を2本重ね、3ポイント止まりだった山本来夢に圧勝。
2016年の湘南オープン以来の頂点に立った。
今シーズンは韓国でのQS6,000で5位となり、今回の優勝でランキング2位まで浮上。
初のCS入りが見えてきた。
「『やっとだな』という気持ちです。2016年以来の優勝だから、10年ぶりのQS優勝。良い日もあれば、本当に悪い日もあります。毎日が違っていて、毎ヒートが完全に違って感じられるけれど、一歩一歩前を見据えてただ走り続けてきて、今日それが報われました。家族の前で優勝したのは初めてだから本当に特別な思いです。人生において本当に素晴らしい日。これまでずっとサポートしてくれたスポンサー、応援してくれたみんな、そして家族に本当に感謝しています。娘と妻がこれまでずっと僕を心から信じて支えてくれたおかげでもあります。シーズンの終わりに向けて、QSランキングのトップ5でフィニッシュして、来年のCSへの権利を獲得したいと思っています。次のイベントは来週宮崎で始まります。これからも応援をよろしくお願いします」

中塩佳那がQS通算7勝目

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ウィメンズサイドはCSランキング12位と夢のCTクオリファイに確実に近づいている中塩佳那がファイナルで8.17のハイスコアを出し、松岡亜音を倒してQS通算7勝目を決めた。
22歳の彼女はQSアジアリージョナルのカレントリーダーでもある。2025年9月の田原以来、1年以上ぶりに日本のQSに出場。
今回の優勝で2位の松田詩野に約2倍の大差をつけている。
「すごくタフでした。沖ではみんなかなり接近しているように見えたけれど、カレントも入ってきていて、私はとにかく沖へ出てそれから波を見つけるために必死でパドリングをしていました。かなり難しかったです。残りたったの3分で、8ポイントに近いスコアが必要でした。それ以上のライディングを求め、ターンをしました。本当にただ攻めて『もう1本波を』って思っていました。あの1本で必要なスコアを取れて本当に良かったです。ずっと良い波でサーフィンできたし、日本でQSイベントができるのはすごく久しぶりだったから、すごく楽しかったです」

足立海世が初のプロジュニア勝利

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同時開催のプロジュニアは僅差で18歳の足立海世がキャリア初となるWSL勝利を獲得した。
4人ヒートのファイナルですぐに7.50をバックハンドで出し、好調なスタートを切った。バックアップスコアを出すのは手こずったが、残り6分で5.67をスコアしてトータル13.17をまとめた。
QFでは9.00を含むトータル16.00を記録。
今シーズン初のプロジュニア出場で7位につけている。
「嬉しいです。本当に言葉にできないですね。今回、QSとジュニアをサポートしてくださった皆さん、ありがとうございました。次はまた別のジュニアが控えているので、応援よろしくお願いします」
2位の長沢侑磨はシーズンの最終イベントに向けてランキングでトップを維持。
和氣堆人は初のプロジュニアファイナルで3位、髙井汰朗はシーズン2度目のファイナルで4位になった。
ローカルヒーローの池田美来が優勝

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プロジュニアのウィメンズはファイナルで9.00を含む16.17をスコアしたローカルヒーローの池田美来が2位以下をコンビネーションに追い込んで圧勝した。
「アジア競技大会」で優勝でロサンゼルス2028オリンピックの条件付き出場枠を獲得した彼女は6度目となるプロジュニア勝利でランキング2位に浮上。
QSの方ではQFで中塩佳那に敗れたが、プロジュニアでは見事にローカルの強さを発揮していた。
「今朝最初のヒートで負けてしまって本当に悔しかったですし、気持ちを切り替えるのに苦労しました。でも、地元の皆さんのサポートに絶対に恩返しをしなければいけないという強い気持ちがあったので、ファイナルでは自分の最高のサーフィンをみんなに見せることができましたし、優勝できて本当に良かったです。応援に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。すごく嬉しかったです。正直に言うと、QSでも本当に優勝したかったのです。皆さんにもっと良いサーフィンを見せられるようにこれからも頑張ります」
2年連続でファイナル進出を果たした鈴木莉珠はキャリア2度目の2位でランキングも2位。
4位の清水ひなたは池田美来と鈴木莉珠に対して僅か50ポイント差でトップを維持している。
宮崎レッグはプロジュニアとQSが別会場で開催される。
11月3日〜4日はお倉ケ浜で『Miyazaki series Hyuga Pro Junior』
11月6日〜8日は宮崎の木崎浜で『Miyazaki series Miyazaki Pro QS2000』が開催される。
『whitebuffalo OMAEZAKI PRO』結果

1位 新井洋人
2位 山本来夢
3位 田中透生、大原洋人

ウィメンズ
1位 中塩佳那
2位 松岡亜音
3位 鈴木莉珠、脇田紗良

プロジュニア
1位 足立海世
2位 長沢侑磨
3位 和氣堆人
4位 髙井汰朗

ウィメンズ
1位 池田美来
2位 鈴木莉珠
3位 松野杏莉
4位 清水ひなた
『whitebuffalo OMAEZAKI PRO』公式サイト
https://www.omaezakipro.com/
(黒本人志)






















