JPSA最終戦『ALL JAPAN 田原プロ』11月15〜19日開催!ライブ映像はABEMAで。

10月に開催された第4戦から約1ヶ月、2021年のJPSA最終戦となる『さわかみチャレンジシリーズ ALL JAPAN 田原プロ』が11月15日〜19日に伊良湖のロコポイント、もしくはロングビーチで開催されます。

今シーズンはショートボードの第2戦『新島プロ』が緊急事態宣言下で中止になったため、全5戦から全4戦に変更。
4戦中上位3戦のポイントで年間ランキングが決まります。

ロングボードは全5戦がスケジュール通り全て行われたため、上位4戦のポイントで年間ランキングが決定。

その他にメインスポンサーの「さわかみグループ」による独自の『さわかみチャレンジシリーズ』のランキングがショート・ロング共に全3戦のポイントで決定します。

ショートボード、注目のタイトル争いは?

(カレントリーダーの西慶司郎)

ショートボードのスケジュールは11月15日に開幕して17日に終了予定。

最終戦の注目ポイントはなんと言ってもタイトル争いでしょう。

ショートボード男子では10月の『ムラサキ 鴨川オープン』で優勝した伊東李安琉がフランスで開催された『QUIKSILVER YOUNG GUNS』出場直後で自己隔離中のために欠場。

ポイント差から考えるとカレントリーダーの西慶司郎と2位の安室丈の争いになりそう。

その他の注目は大野修聖の今シーズン初の参戦。

大野修聖と言えば東京オリンピックサーフィン競技でチームキャプテンとして波乗りジャパンのメダル獲得に大きく貢献。
最近では日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」に都筑有夢路と共に出演してお茶の間の知名度も上昇中です。
2013年に6戦中5戦で優勝と圧倒的な強さを見せた日本のレジェンドが最終戦でタイトル争いをかき回す可能性もありそう。

また、鴨川戦で3位に入り、最近では「KNOTオンラインコンテスト」の主催など幅広い分野で活躍している大橋海人もスポット参戦するので、要注目。

なお、今回は特別戦としてシニア・マスタークラスが併催されます。
シニアは今村大介、牛越峰統、浦山哲也、河野正和、進藤晃、杉本浩、関谷利博、遠田真央、比嘉力夫、福地孝行、山浦宗治。
マスターは岡野教彦、川井幹雄、小川昌男、河村正美が出場。
(敬称略)

JPSAの一時代を築いたレジェンド達の勝負も楽しみにしましょう!

(2度目のタイトルに王手をかけた川合美乃里)

ショートボード女子は2戦を終了した時点でカレントリーダーだった脇田紗良が、CS出場のため第3戦を欠場。その間、鴨川で2年ぶりのJPSA優勝を決めた川合美乃里がカレントリーダー。
2位の須田那月に約1000ポイントの大差をつけているため、2016年以来、2度目のタイトルが濃厚と言えそうです。

その他に逆転のチャンスがあるのは、現在2位の須田那月や、茨城の『第25回 茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』で優勝した松岡亜音など。脇田紗良は今回も欠場します。

ロングボードは男子女子共に僅差の勝負

(浜瀬海 茅ヶ崎で見せた華麗なリバース)

ロングボードは18日に開幕して19日に終了予定。
JPSAはすでにスモールコンディションを予想しており、ダブルバンクでの試合進行等、大幅なスケジュール変更も告知しています。

ロングボード男子はカレントリーダーの堀井晢、2位の塚本将也、3位の森大騎が共に5,000ポイント台で争っていますが、森大騎は欠場のため、上位2名と開幕戦で優勝しているカリフォルニアのWLT帰りの井上鷹の3名によるタイトル争いになりそう。

また、第4戦『クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』で見事なクラシックスタイルを披露して圧勝した浜瀬海はスポット参戦で今回も出場。
タイトル争いとは別に彼の芸術的なライディングに注目しているロガーは多いでしょう。

(カレントリーダーの吉川広夏)

ロングボード女子は田岡なつみがカリフォルニアのWLT出場のために第4戦を欠場していましたが、開幕から3連勝ですでに6000ポイントを獲得。
カレントリーダーは3戦連続で田岡なつみとトップを争い、2位が3回。田岡なつみ不在だった第4戦で優勝して7160を稼いでいる吉川広夏。
最終戦はこの二人によるサイドバイサイドのレースに注目です。

ちなみにロングボード女子は2014年からこの二人が全てタイトルを独占しており、吉川広夏が2014年から3年連続と2019年で合計4回。
田岡なつみは2017年、2018年と2年連続で獲得と明らかに2強時代が続いています。

井上鷹の妹、井上楓などの若い選手がどれだけ台頭してくるのかにも注目したいところです。

イベント期間中の波予報

(台風スウェルで波に恵まれた2017年の田原戦)

毎年台風シーズンに開催されてきた田原戦ですが、今シーズンはすでに台風シーズンを過ぎてしまい、期間中の波は残念ながら期待出来ません。

ショートボードが開催される前半は弱い冬型の気圧配置で北西風が持続。
風は合うものの、弱い東〜南東ウネリが続く程度でスモールコンディションでしょう。

ロングボードが開催される後半は気圧の谷の影響で多少変化が出る可能性がありますが、基本的にはスモールコンディションが続く予想です。

なお、ライブ中継は『ABEMA TV』で配信されます。
ヒート表等の詳細はJPSA公式サイトをチェックしてください。

【ABEMA LIVE配信URL】
■11/15 (月) ショートボード1日目
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/EC2XkgRNs5i9fV
■11/16(火) ショートボード2日目
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/CB6qWAFCAvzNsZ
■11/17(水) ショートボード3日目
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/DuZDYL991Rdz4o
■11/18(木) ショートボード4日目
https://abema.tv/now-on-air/world-sports-1
■11/18(木) ロングボード1日目
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/EC2XnDJswdAYAs
■11/19(金) ロングボード2日目
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/EC2Xisp7BxZhtb

■ヒート表
https://www.jpsa.com/official_call/5613/

photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)

(THE SURF NEWS編集部)

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