植田昌宏「あの夕焼けの彼方に」、デーン・レイノルズ研究、ジャック・ジョンズポートフォリオ他、TSJJ16.1号の読みどころ

5月29日に発売された「ザ・サーファーズ・ジャーナル」日本版16.1号の読みどころを同誌のコントリビューティング・エディターも務める李リョウが紹介。


TSJJ16.1より

エンドレスジョイ;デーン・レイノルズ研究

「やっぱりサーファーなんだな…」そう思ってしまう記事です。デーンに影響を受けたサーファーは多いと思う。世界チャンピオンになったわけでもないしツアーで大した成績も残してない。それでもガブリエル・メディナのお気に入りサーファーで、バンズもスポンサー契約を続けている。そんな尽きない彼の魅力を探った記事でもあります。

ライターは東海岸出身のサーファーで、自身もデーンをカリスマと感じている人物。だが、つまらない人生とは言いながらも大学を卒業してそれなりの仕事にありついているインテリ風の人だ。たぶんそれを察知したデーンとのやりとりが面白い。デーンレイノルズが成功するまでのサクセスストーリーから、現在の立ち位置も知ることができます。

しかしながら、ベンチュラがこんなに怖いところだとは知りませんでしたね。Cストリートでサーフィンを予定している人はご注意くださいね。クリアーなボードでウェットは黒がオススメのようです。ページ数が多いのでどこかで腰を据えて読んでいただければ幸いです。

TSJJ16.1より

あの夕焼けの彼方に

日本版編集部による、SMACサーフボードファクトリーの主宰、植田昌宏氏の記事です。かつて関西のサーフィンはファッションが先行して、関東のサーフィンに遅れをとっていると言われた時代がありました。海が遠かったことも一因だと思います。しかし四国という波の金鉱が発見されから、状況は一変します。その徳島にサーフボード工場を立ち上げ、最新鋭の設備で高クオリティのサーフボードを製造しているのが SMACです。植田氏はプロサーファーとしてのキャリアも持ち、工場経営だけでなく自分自身のサーフィン道を追求するスタイルを現在も続けています。

わたしも植田氏とは以前から縁があり、サーフトリップジャーナル誌の取材などでなんどか知遇を得ています。

プライベートな生活を垣間見ることもあり、熱帯魚や爬虫類を育てる少年のような趣味を持っていて、そのギャップに驚いたことがあります。ちなみにSMACは、スマトラのニアス島へ飛ぶ航空会社が由来です。

TSJJ16.1より

ポートフォリオ ジャック・ジョンズ

ハワイで生まれたサーフィンが、カリフォルニアで変化したたように、ヨーロッパでも独自の進化を続けている。サーフカルチャーがしっかり根付いているなとい思いがしますね。こういうフォトグラファーの作品を目の当たりにすると。南の島の青い海も綺麗だけど、寒い地域のコントラストの強い光も捨てがたいですよね。サーフトリップという趣が濃い旅情をそそられる記事です。

TSJJ16.1より

エッグヘッズ

最近、ミッドレングスが流行っているけど、今に始まった話ではない。要するにエッグです。スタビーです。ミニロングなんて言い方もしましたね。サーフィンのビギナーで壁にぶち当たっている人はエッグに乗ってみてください。きっとびっくりしますよ。

今回はそんなエッグボードの再定義ですね。ハルもこのカテゴリーに入ると唱えるビルダーもいますが、どうかな~個人的には別の世界だと思うけどな。あなたはどう解釈しますか、それぞれの意見が興味深いです。


TSJJ16-1より

マラワの失われた子どもたち

タスマニア島は波の宝庫らしい。自然も豊かでそのオーラは半端ないと耳にします。マラワはそのタスマニアの田舎町です。そこに生まれたゾーイ・グレイという女流画家の記事。

大自然の中で育ったから写実的な作品かと思ったら、バリバリの抽象画家でした。じゃあ自己満足の世界の人かと思いきや、オーストラリアの大きな作品コンクールで優勝して約1000万円近い賞金を得ているというから相当なものです。サーフィンも上手いようですね。くやしいけど良い波で毎日やってると誰だってそうなるよなあ。それにしても羨ましいライフスタイルですよ。一見の価値あり。

TSJJ16-1より

モノクロームのカプセル

ジョン.E.O.オーランドという純粋にサーフィンを愛した人物の記事です。ジョージ・フリースやデューク・カハナモクが現役バリバリの時代と言っていいのかな。ボブ・シモンズも写真で登場します。若い!。

たいへん貴重なアーカイブということで今号のカバーも飾っています。誰もサーフィンをしていないマリブに、一人でパドルアウトするってどんな気分だったのかな。

<了>

(李リョウ)


THE SURFER’S JOURNAL (ザ・サーファーズ・ジャーナル)

●世界でも選りすぐりのフォトグラファーによって捉えられた、サーフィンの美しく迫力に満ちた瞬間。
●新旧様々なライターたちに綴られる、本質的でバラエティに富んだストーリー。
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