(カウリ・ヴァースト) PHOTO: © WSL/Darren Anderson

「2026年CTツアーの顔触れが出揃った」 – F+

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オーストラリアのニューキャッスル、ミアウェザービーチで行われていたCSの最終戦が終了、2026年CTツアーの顔触れが出揃った。
50周年だからというわけではないだろうけど、2026ツアーはけっこういろいろ変更のある新たなスタートっぽい年で、その変更の行く末がどうなのかも興味深いところだ。
男子36人、女子24人のCTツアー。CSからのクオリファイヤーは男女合わせて17人。そのうち8人は返り咲き組で、新人といえるのは女子4人、男子5人の9人だけだ。狭き門だなぁ。とはいえ、CSチャンプは男女ともCTルーキー選手だった。
メンズはカウリ・ヴァースト、ウイメンズはティヤ・ゼブロウスキー。どちらもタヒチ。なんか全体的にヨーロッパ勢押し込んできてる感じ。

(ティヤ・ゼブロウスキー) PHOTO: © WSL/Hannah Anderson

カウリはオリンピックゴールドメダリストでもあり、その実力のほどは近年買われているところだけど、なんか急に出てきた感のある15歳、ティヤのほうは、とにかくクリティカル攻めまくりみたいなことで、ワンターン7点とかどんどん出てくるので、展開は楽だったかなぁ、と思うけど、あの同じワンターンにCTでもボコボコ7点が出てくるかどうかはけっこう疑問ではある。
今年から変わるフォーマットのラウンド1はある意味下位の予選ラウンドのようなところなので、その辺は抜けるだろうけど、上のほうと一緒に並んで比較となると、弱いかなぁ、とも思う。みんなあそこに当てるし。
返り咲き組は皆さん実力派の即戦力なので、危なげないところか。
ジョアンヌ・ディファイとタチアナ・ウエストン-ウェブは2026シーズンは産休で翌シーズン復帰予定。

PHOTO: © WSL/Darren Anderson

しっかしなぁ、問題は日本勢だわよね。みんな頑張ってるとは思うけど、今年もクオリファイヤーはナシ。まぁ、ないだろうなぁとは思っていた。全員全く同じ欠点というか致命的に不足しているところがあって、全員共通ってのが、日本のサーフィンというか日本人のサーフィンというか、問題はそこなんだよなぁ、って感じ。

トップでの失速。これ全員共通の問題点。

トップアクションで板回して得たスピードを、次のターンにつなげられていない。
蹴って振り回す→レール抜ける→板フラットになって止まる→仕切り直す→遅れる……気味悪いぐらいみんな同じ。
振らないで押し込んで回る→レール入ったまま加速してレール瞬時に切り替え→板フラットにせずにスピードロスなく切り替えたレールでボトムにおりて次のターンにスピードを連れて行く……これができないとね、次の段階に行けないので、今いる場所にとどまることになる。気が付いているけどできないのか、気が付いていないのか。サーフィンはイケてるんだけど、メンタルやタクティクスが……とか思っているようなら大きな間違い。描くラインは同じでも、描き方がまったく違っているから。

トップでの加速ができないと、選ぶ波も変わるし当てるセクションも変わる。ターンごとにスピードに差が出てくるので、全体の印象は大きく変わる。早いラウンドでは目立たなくてもラウンドが進めば違いが明らかになってしまって、ポイントが伸び悩む。特にミアウェザーみたいなちょっとサイズ感のあるビーチブレイクでは目立ったかなぁ、と思う。スプレーマニアの目線で見ていれば、スプレーの形もまるで違うし。

頑張ってほしいと思うし応援もしているけど、毎年何も変わらないということは事実なので、それはイコール1年歳をとるごとに退化していると考えるべきで、それってどうなんだろう? と思ってしまう。余計なお世話ですけど。

次回は初戦のベルズからお届けする予定です。

F+編集長つのだゆき

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