現地時間4月16日、西オーストラリアのマーガレットリバーを舞台としたCT第2戦『Western Australia Margaret River Pro』は初日からスタート。
40分のマンオンマンのヒートが同時に進行するオーバーラッピングヒートを利用して早くもR1が終了。
日本時間の同日14時現在、メンズR2が進行中になっている。
日本の五十嵐カノアはR2H2で返り咲き組のイーライ・ハンネマン(HAW)と対戦。
プライオリティを持たない前半の時間帯ではイーライが大幅にリードしていたが、後半はまず手堅く6.73を返し、次の波では全てのターンで前回のライドを上回る3ターンコンボで8.50をスコアしてトータル15.23で逆転に成功。
焦らずにポテンシャルがある波だけを待ったカノアのクレバーさと勝負強さが際立ったヒートだった。
勝利者インタビュー

Image: WSL(YouTube)
MC:おめでとう! 凄いリッパブルな波だったよね?
カノア:そうだね。
凄いリッパブルな波だった。
6-8フィートもある波をリッパブルと言うのは、少し変な感じもするけどね。
でも、今日の波には本当に素晴らしいコーピング(波の最上部にある縁、最も切り立ったリップ)があったね。
風は少し吹いていたけど、このサイズのマーガレットリバーは、まるで特大版のロワーズのような感覚さ。
壁のような波に合わせて大きめのボードが必要になるけど、サーフィンをするには本当に最高の波。
本当に楽しい時間を過ごせたよ。
最初の20分間は、正直かなり迷った。うまく噛み合わなくて、ラインナップの中で自分のポジションが見つけられず、なんだかぼーっとしてしまって。
それに、自分たちにプライオリティがない時は更に難しいのさ。でも、自分たちのヒートにプライオリティが回ってきた瞬間、『よし、いける』と思った。
何をすべきか、どの波を狙うべきかが明確になったのさ。
試合中にうまくアジャストできて本当に良かった。
MC:特大版のロワーズという例えは新鮮だね!
優先権がきっかけになったというのも興味深い。
チャンスを掴んでからの君のライディングは、まさに圧倒的な宣言のようだった。
カノア:面白いよね。
みんながジャージを着て競い合っているのを見ると、パドルアウトするたびに全員が常に全開で挑んでいるように見えるかもしれないけど、実際には気分が乗らない時もある。
自分も今回のヒートの前半は全然ダメで、どうしてもうまく噛み合わなくて。頭の中が真っ白というか、何を狙えばいいのか自分でも説明できないような感覚だった。
クリアな判断ができない状態が嫌いなんだ。
周りでみんながパドルして動き回っているのに、自分はただ残りの余り波を探しているような感じ。
フリーサーフィンでやっているような動きしかできなかった。
でも、相手がスコアを出し始めると、ふと我に返って『うわ、このままだと負けるぞ。わざわざここまで負けに来たわけじゃない』ってスイッチが入った。
最初の一本で自信とリズムを取り戻せたよ。
アウトに戻る途中で良さそうな波が見えて、乗った瞬間にダブルアップしたので『これは良い波になる』と確信した。
あとはしっかり最後まで乗り切るだけだった。
良いヒートになって満足しているよ。
MC:ターンのキレは抜群だったけど、最後にボードを壊したよね。
何があったの?
カノア:ドライリーフに顔面から突っ込んでしまったのさ。
最後のターンを終えた時、普段なら水があるはずなんだけど、そこはまるで歩道のようになっていて。
目の前に壁があるような感じだった。
左に行くか右に行くか迷っていたら、フィンが大きな岩か何かにヒットして急停止してしまって。
そのままコンクリートの縁石に顔をぶつけるような形で突っ込んで、そのまま岩の上をごろごろ転がってしまったんだ。
最後の30秒間が一番みんなの注目を浴びた瞬間だったよ(笑)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(黒本人志)






















