テーマは『サーファーの人生』(TSJJ9.4号の読みどころ)

『Keep Surfing!』最近は、この言葉がズッシリと筆者の心に響きます。年令のせいでしょうか?笑。でもサーフィンができる喜びが、日に日に深くなっているのも実感してます。さて、すでに発売中の サーファーズジャーナル 日本版9-4は、その喜び感がズッシリ満載で、読みごたえじゅうぶん。世界最高水準のサーフフォトと共にお楽しみいただけますが、渋めの記事を三つ紹介します。

The Shooter Walks Away:写真家ダン・マーケル物語

不朽の名作『free ride』のウォーターショットを撮影したフォトグと言えば分かりやすいだろうか。いや、ダン・マーケルにはそのような説明はいらないだろう。しかし彼がどのような人生を送ってきたかを知る人は少ない。ベルギー人の母を持ち、サーフィンに没頭していた青年時代を送っていたとは意外だった。根拠はないがサーフィンをしない人だと筆者は勝手に思い込んでいた。彼の写真には、サーファーが抱くサーフィンへの甘えというか『緩み』を感じなかったからだ。それにしても70年代のノースショアを見事に捉えウォーターショットだけでなくポートレートにも彼の非凡さが表れている。マニュアルフォーカスで1/250secって、シングルフィン&ノーリーシュでパイプに突っ込むようなものだな。

Interview「Ryan Bingham」:インタビュー「ライアン・ビンガム」

カントリーソングはアメリカの演歌と言っていい。つまりカントリーはアメリカ人の人生の悲哀が歌われている。カントリーシンガーは、人生の悲しみを知らなければ歌えないってことだ。ライアン・ビンガムはカントリーシンガーでサーファー。彼のこのインタビューはすこぶる痺れます。ラングラーのジーパンをナイフで切ってショーツにして、初めてサーフィンをした。もう片岡義男の世界です。

The Gremmie Hank Warner :ハンクワーナー物語

ジャーナルによく登場するウィンディアンシー・サーフクラブの重鎮。ハンクワーナーの回想録といえる記事ですね。これもおもしろい。これを読んでおもしろいと感じなかったら、サーフィンはしない方がいい。というかサーフコミュニティーというものがよく理解できます。ハリーズの共同経営者だったとは驚きです。9-2のマイク・ヒンソンが書いた記事とリンクしてます。9-2号を読んだ読者は絶対大笑いします。

TSJJ9-4 絶賛発売中!

(李リョウ)


THE SURFER’S JOURNAL(ザ・サーファーズ・ジャーナル)日本版9.4号

発売日:2019年11月15日
定価:2,090円

●サーフィンのナショナルジオグラフィックと呼ばれる米国サーファーズジャーナルは、キーンなサーファーから熱い支持を受けるサーフィン専門誌として世界中で読まれています。
●日本版サーファーズジャーナルはその米国版の記事を100%完訳したうえに、日本編集部による国内記事を毎号添付して読者にお届けしています。

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