PHOTO:© WSL/Bielmann

モアナ・ジョーンズ・ウォンが『Da Hui Backdoor Shootout』でメイクしたウィメンズ史上最高のバレルとは?

怪我人続出でまだ混乱が続いているために結果は発表されていないものの、パイプライン&バックドアで開催される究極のローカルコンテスト『Da Hui Backdoor Shootout』が現地時間1月15日に終了した。

もうすぐ51歳になるケリー・スレーターの超人的なストールからのバレルや、66歳のマイク・ホーのチャージ。
チームジャパンも松永大輝を始め、果敢なチャージでローカルを唸らせていたが、23歳のモアナ・ジョーンズ・ウォンがメイクした巨大なパイプラインはその映像のクオリティの高さも相まってウィメンズ史上最高のバレルと絶賛されている。

自身のInstagramでは「このバレルに乗っている時の視界は、私の目が今まで見た中で最も非現実的だったわ。波に乗っている間中、’なんなのこの波は!’って感じだった。今日は2回もパイプで失禁しちゃったの。あんな波、まさか乗れるとは思っていなかった。パイプラインがただ私を運んでくれただけで、感謝しかないわ。神にも、私にゴーと言ってくれたカーラ・グレースに感謝するわ。何年か前に叔父に、いつかこんな日が来ると言われていたの。その時は信じていなかったけど、今日がその日になったわ」とポスト。

べサニー・ハミルトン、ローラ・エネバー、ケアラ・ケネリー、ペイジ・アーム、ジャスティン・デュポンなど世界トップのウィメンズのビッグウェーバーが称賛コメントを残している。

ちなみにバックに聞こえる救急車のサイレンは同じチームのビリー・ケンパーがこの映像の少し前に怪我をしたため。

当初、自分の限界を超えていると思ったパイプにモアナは乗る気ではなかったそうだが、チームで一緒にパドルアウトする時、ビリーは「一生に一度の波が来る」と奮い立たせてくれたそうだ。

そのビリーを始め、カーラ・グレース、マクア・ロスマンが病院送りになっている。
パイプラインは天国と地獄が隣り合わせなのだ。
今は彼らの無事を祈ろう。

(空海)

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