(コナー・オレアリー)PHOTO:© WSL / KELLY CESTARI

コナー・オレアリーとの再会で感じたこと

F+(エフプラス)

母明美、コナー、弟リクのオレアリー一家が来日していた先週は、うちもけっこうバタバタして、台風直撃の様相。まぁでも子供たちは生まれる前から知っているので、家族同様、うちの動物たちもすぐになれて、忙しいけど楽しい日本トリップを満喫していた。

ピンポン鳴らしてコナーがうちの玄関先に立ってた時、あぁ、もう日本人は勝てないんだな、と心の底から思った。188センチ93キロ(いまオフなので、トレーニングして落とすベストは88キロ前後)、履いてるデニムは34インチで、両国で買ったのか? と思うほど、どんだけでかいんだよ、お前、な感じ。デニム1本超重いし(笑)。
海に入ってても、ひとりだけでかいのですぐにわかる。
実感として、あのでかさがあれだけ動ければ、小柄な日本人はどうしてもかなわない。柔よく剛を制すは、サーフィンではもう無いだろうな、と思う。まぁ、体格が小さいので乗ってる波が大きく見える、という風にジャッジがレベル低くてごまかされてくれればいいけど、世界レベルではそれもないだろう。

板も分厚いし、あの板はそれを沈められる身体がなくては乗れないし、あれを沈めてスプレー飛ばされちゃ、日本人の薄い板で飛ばすスプレーなんて勝負にならない。
以前から思ってはいたけど、現実に身体の大きい大型新人が出てこないと、だめだな。そういうサーファーが出てくるのを心待ちにしている。最低でも180センチ80キロ。スカウトするならそういう体格。エンゼルスで大活躍の大谷だって193センチの100キロ越えだもんな。
オウエンはコナーより大きいし、ガブも大きくて体が超分厚い。あのでかいコナーがそう言うんだから相当でかいんだと思う。イタロ小さいけど。
私もここ2年CTの試合に行っていないので、いろいろ話を聞いていて興味深かった。

(ライアン・カリナン)PHOTO:© WSL / KELLY CESTARI

ライアン・カリナンCT復帰。いいな、ライアンのサーフィン結構好きだから。特にバックドアの攻め。今やパイプ、バックドアは基本ボトムターン無しだから。
どうやって1秒でも長くバレルにとどまるかを考えた末に、テイクオフの瞬間からバレルイン、みたいなことになってるわけで、サーフィンの技術の進化はとどまるところを知らない。バレルを長さで採点するなら、テイクオフからプルアウトまでバレルインがマックスなんだろう。 目的があって、そうなるにはどうするか、どうすればそうなるか、サーフィンはけっこう考えるスポーツだと思う。

で、話は飛びますが、日本語版のWSLルールブック作りました。
翻訳担当の水垣さんはさぞかし大変だったろうと思います。校正と編集をした私も死ぬかと思うぐらい面倒でした。おかげさまで今ではけっこうルール詳しいです。
せっかくなのでできるだけ多くの皆さんに利用していただけるように、いろんなところで公開してもらうことにしました。
公式の翻訳ではないので、すべて英語版が正しいのですが、英語難民には朗報かと思います。一応翻訳して配る旨はWSL APACの許可を得ていますので、どんどんDLして使ってください。メンバー登録のしかたの日本語版もあるでよ~。

F+編集長つのだゆき

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