Photo by SURF FOOD PICTURES

「パイプマスターズの現地写真。結構密なノースのギャラリー」-F+

F+(エフプラス)

現地からサーフフードの江川氏が、どんな感じでやってたのか、パイプ初日のビーチ界隈の写真を送ってくれた。ビーチはクローズとはいえオフザウォールからビーチパークまでで、そのクローズしているフェンスの両側は大丈夫そうなので、けっこうノーマスクでノーテンキなギャラリーの姿も見える……っていうか、けっこう密です。

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いつものような設営物も売店も何もないビーチパーク、ビーチもライフガードのテントぐらいで、まぁ、設営費用はかかってないけど、その分感染予防にお金かかってたんだろうな。確かまだビーチに長いこと座ってちゃいけない期間中だったと思うので、パトロールの警官がサンドバギーで行き来するようだ。しかしこの人の防備けっこう不気味で怪しすぎ。まるで映画みたいだよね。この人だけこんなにしなくても、ほかのみんながマスクすればいいのに、みたいな。

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いろんな人から話を聞くと、ノースショアのサーファーの間では結構コロナ蔓延してそうで、実際に知らずに感染していたサーファーとかもいて、意外とノースは危なそうだ。特にワイメアより北方面、サーファーたちがグチャグチャいるあたりがヤバそう、とのローカルの話。サーファーの間では無症状感染者からの市中感染が広がっているような感じがする。症状がなければ、特に気にしないもんね、普通。知らない間にかかって、人に移して、知らない間に治って抗体持ってる人がかなりいそうな感じだ。ま、マスクなんて絶対しない人種だからw

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今回のWSL内での感染もそういうところから来たんだろう。

毎年のことだけど、この時期ノースでは風邪が流行ったりする。それと同じように、今年はコロナが流行ってるってことだ。

感染者を出したイベントとしては、少なくとも2週間の自主隔離から先どうするか、って話になるんだろうか。コンテストピリオドの中では試合を終了するのは絶望的だと思う。とはいえ、怖いから帰りたくてもツアーが継続するなら次のサンセットがあるから選手は帰れない。困ったね。

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私は無観客でもなんでも、みんなが集まってツアーやるのは来年のパイプからってのが常識的には安全な判断だと思う。2021年12月、感染拡大から2年。その頃になれば、各種ワクチンの効果も見えてくるだろうし、副作用も見えてくるだろうし、もしかしたら治療薬とかも出てくるかもしれない。そうなれば恐れる必要はなくなる。

開発開始から7か月、ワクチンそのものの開発期間を差し引けば、治験期間は数か月しかないわけで、普通なら数年かかるワクチン認可をワープスピードで行ったツケが回ってこなけりゃいいけど……私は少なくとも2021年下半期までワクチンに関しては様子を見たい。リアルな人体実験には無料でも参加しない派です。

F+編集長つのだゆき

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