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世界最大級規模のフローライダー「Lakeside Surf」がワシントンで来年オープンへ

ウェイブプールと言うと、サーファーならば頭に浮かぶのはケリー・スレーターのサーフランチやウェイブガーデン社やAWM社の造波装置を使用したモダンウェイブプールでしょう。

ですが、昔からウォーターアクティビティとして親しまれているウェイブプールがあり、それはフローライダー。

英語では、波が静止した様子から「stationary wave」や「standing wave」とモダンウェイブプールとは区別した表現で呼ばれています。

そのフローライダーですが、現在注目されているのがドイツを拠点とした「citywave(シティウェイブ)」で、世界展開を進めているシティウェイブは日本でも東京の大井町で2018年8月にオープンしています。

注目されている理由としては特許取得済みとなっている「ディープウォーター」技術にあり、通常のフィン付きのサーフボードでもライディング可能となっているためです。

そのシティウェイブですが、米国ワシントン州シェランに位置するスライドウォーターズ・ウォーターパークに新たに建設され、大きさが世界最大規模ということで話題となっています。

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どのくらい大きいかと言うと、大井町のシティウェイブはプールの幅が9メートルなのに対し、ワシントンではなんと2倍弱にあたる16メートルとのこと。

ライディングできる舞台が広がれば、より大きなラインを取ったりとマニューバのバリエーションを増やすことが可能になるので利用者にとっては嬉しい進化と言えるのではないでしょうか。

すでに体験したライダー談によると、従来よりも波をサイズアップさせたりホレたシェイプに調整可能なので、これまで以上にスピードを出せることからより高さのあるエアーやフルローテーション(360度)が出来るようになるとのこと。

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ちなみに、施設名は日本では「シティウェイブ東京」とシンプルなのですが、ワシントンではプール自体の名前が「citywave USA」で、施設の名前「Lakeside Surf」だそうです。

今後の予定は、本来であれば今夏のオープンを目指していたものの新型コロナの影響でずれ込み、オープンは来年2021年4月予定となっています。

モダンウェイブプール同様、環境にも配慮し、100%再生可能エネルギーで電力を賄っているというレイクサイドサーフ。

プールのスケールアップに伴い、どのようなマニューバが繰り広げられる事になるのか注目です。

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