マリア・マニュエルが世界を巡る魅惑の作品「MALIA」

カリフォルニア・サンタバーバラ出身のサーフフィルマーで日本のサーフマガジン『Blue.』のカレンダーにも採用されたことがあるモーガン・マッセン。

昨年の春に紹介した『Water III』公開後、ミッドシーズンカットを機にCTから退いたマリア・マニュエルと世界中を巡り、新たな作品を撮影。その映像が2023年2月にvimeo上で「MALIA」の題名で公開された。

今回も彼の作品の特徴であるサーフフィルムの枠を超えた圧巻の映像美と壮大なスケールで描かれている。
そして、被写体は世界トップのサーファーであり、エキゾチックな美貌を誇るマリア。
一瞬のミスも許されないツアーの世界から解放され、サーフィン本来の快楽だけを追求しているその姿は幻想的でもある。
自然の神秘、モーガン・マッセンならではのダイナミックなウォーターショットや光の表現にも注目して鑑賞したい作品だ。

モーガン・マッセン解説

昨年の春、マリア・マニュエルが私の世界中のお気に入りの場所でサーフィンをしたり、訪れたいと夢見ていた新しい波への冒険の作品を作りたいと依頼してきました。

私達の旅はタヒチから始まり、インドネシア、南アフリカ、フランス、スペインへの小旅行。最初の旅で天候に恵まれなかったタヒチに戻り、ホエールウォッチングをして最後に彼女の故郷であるカウアイ島へ。素晴らしい冬の波で旅を終えました。

ザトウクジラとのダンス、南アフリカでの象のフルーツ狩り、インド洋群島でのセーリング、大西洋での冬の風など、マリアと世界中を飛び回ったことは何ものにも代え難い喜びでした。

あらゆる形や大きさの波に乗り、複数の大陸で料理を味わい、独特の匂いがするタクシーに乗り、激しい雨の中でサーフィンをし、ウミヘビを数えたり、映画1本分の多くの体験ができました。

私はそのような瞬間をレンズでとらえようと努力する合間に、好奇心を世界に向け続け、常に自分の運動能力を磨こうと努力する女性を見ていました。
そして、世界レベルの人間が世界中をサーフィンで駆け巡る物語を映像化しました。

MALIA from Morgan Maassen on Vimeo.

(空海)

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