現地時間12月7日にマウイ島のホノルアベイで開幕したウィメンズCT開幕戦『マウイプロ』
ウェイティングピリオド期間中の波予報を考慮して初日から19ヒートを行うマラソンデイ。
4ヒートを残した翌日にファイナルデイを迎える予定だったが、当日の早朝にローカルサーファーがタイガーシャークに襲われ、大騒動に…。
コンテストのためにウォーターパトロールがいたおかげで不幸中の幸いにも助け出され、病院に搬送。
安全のためにホノルアベイはビーチクローズとなり、コンテストも見送られた。
その後、WSLからの通知はないが、2018年にはマーガレットリバーでのイベント開催中に2件のシャークアタックが発生した影響でキャンセル、後日バリ島でイベント名を変えて開催した経緯もある。
今年はコロナ禍で会場の移動や調整も難しそうだが、WSLは何かしらの大きな対策を施す必要があるだろう。
PHOTO: © WSL/Keoki
なお、コロナ禍ではゴールドコーストでサメに襲われ40代サーファー死亡などオーストラリアでシャークアタックの報告が相次いだが、マウイ島も昔からシャークアタックは多い場所である
そのため、ローカルサーファーは被害の確率が高い雨上がりや人のいない時間を避ける傾向にあるそうだ。
”WSLは今朝ホノルアベイで起きたサーファーのシャークアタックによってマウイプロを中止すると発表。WSLは地元当局と協力し、被害者の方に心よりお悔やみを申し上げます。マウイプロは追って通知があるまで保留とします。”
メンズの初戦『ビラボンパイプマスターズ』は、オアフ島・ノースショアのパイプラインで現地時間12月8日にキックオフとなり、初日のトライアルで優勝したジョシュア・モニーツとミゲル・トゥデラが本戦への出場権を獲得。
レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)がマイキー・ライト(AUS)との「サーフオフ」を接戦の末制し、2021年のフルタイムCT参戦を確定させた。
本戦は、現地時間12月9日から開始し、五十嵐カノア、イタロ、ケリー、ジョンジョンなどが順当にR3進出。前述のジョシュアは、ガブとデ・スーザの2人のワールドチャンピオンを抑えて1位通過を果たした。
ネクストコールは現地時間12月11日15:00（日本時間12月12日10:00）。
(空海)
WSL公式サイト：http://www.worldsurfleague.com/
