5月13日〜17日に静岡県浜松市の中田島イカ場ポイントで『Hamamatsu Open QS 2,000 & LQS』が開催。
イベント期間中は前半こそサイズがあったが、後半はサイズダウン。
ファイナルデーはコシ前後の風の影響が入った難しいコンディションだった。
川瀬心那が国内QS3連勝

ウィメンズは川瀬心那と芳田花瑚がファイナルに残り、序盤に7.00を出した川瀬心那が主導権を握った。
波数が少なく、チャンスが少ない中、川瀬心那は終盤にバックアップスコアを伸ばし、トータル11.57で優勝。
宮崎、徳之島に続き、国内QS3連勝を決めた。
アジアリージョナルのQS、2026/2027シーズンは今イベントが初戦となるため、カレントリーダーの座も手に入れた。
「早い段階でスコアを出せたことで、落ち着いてヒートに臨むことができました。7ポイントを出したライディングの時は緊張していましたが、波を見た瞬間、これは絶対にものにしなければいけないと思いました。このようにシーズンをスタートできて最高です。今年の目標はCS出場権を獲得することなので、これからも集中を切らさずに進んでいきたいです」
国内無敵の小林桂が勝利を重ねる

メンズサイドは御前崎、宮崎、徳之島と2025/2026シーズンに国内3勝を決めていた小林桂が稲葉玲王と対戦。
ファイナルは稲葉玲王が先制してプライオリティを持ったまま波をじっくりと選んだ一方、小林桂は動き回る戦略。
ポジションも稲葉玲王が右側、小林桂が左側と離れていたが、小林桂が3ターンコンボで6.83を出し、その後は稲葉玲王の近くに移動してプレッシャーをかけてヒートをコントロールした。
稲葉玲王が決めたレイバックも5.50と逆転には届かず、小林桂が2026/2027シーズンでまずは1勝目を決めた。
「コンディションは100%ではありませんでしたが、QFからボードを替えたことでリズムを掴むことができました。御前崎と徳之島で優勝した時と同じマジックボードです。終盤には位置を変更してプレッシャーをかけにいきました。シーズンの最初のQSで優勝できたことは、2ヶ月後に控えるCSに向けて自信になります」
デハ・ノヴィタサリがインドネシア人として初のLT出場権を獲得

LQSは7月から開幕するLT出場権をかけた重要な1戦だった。
ウィメンズサイドはインドネシアのデハ・ノヴィタサリが8.67と7.17を出して大会のハイエストとなるトータル15.84で2位の吉川広夏を大きく引き離して優勝。
際どいセクションでのハングテンから、長いハングファイブ、タイトなフットワーク、そしてシームレスなレールワークと素晴らしいライディングを披露。
韓国のウェーブプールに続き、2度目の優勝でがインドネシア人として初のLT出場権を獲得した。
「WSLの大会で2回目の優勝を果たすことができて、本当に嬉しい。最初は緊張したけど、上手く気持ちをコントロールして、海では楽しむことができた。日本はご飯が本当に美味しい。景色も綺麗。滞在を心から楽しめたわ。LTでサーフィンするのが本当に楽しみ。まさか自分の夢の舞台に立てるなんて、本当に夢が叶った。最高に幸せよ。インドネシアに帰ったら、毎日サーフィンをしてトレーニングに励み、しっかりと準備を整えたいと思う」
井上鷹が浜松2連覇でLT出場権を獲得

メンズサイドは井上鷹とインドネシアのダニー・ウィディアントによるシーソーゲームになった。
ヒート中盤、リードしていたダニーに対して井上鷹はハングファイブ、ハングテン、スタイリッシュなターンで7.33を出してトップに立つが、その直後にはダニーが6.00を出して逆転。
再び追う立場となった井上鷹はニード5.50のシチュエーションで6.03を返してトップに立ち、そのまま逃げ切ることに成功した。
昨年の同イベントでは現在LTにいるフィリピンのジョマリー・エブエザなどとファイナルを戦い、優勝していた井上鷹。
2025年のLTはランキング15位とクオリファイを逃したが、今回の優勝でLT出場が確定した。
「昨年は波がもっと大きくて自分に向いていましたが、今年はスモールウェーブで全く異なるコンディションでした。このメローなコンディションはロングボードにとても合っていましたし、異なるコンディションで勝てたことには大きな意味があります。難しい波をスコアに繋げる自分のスキルには自信がありました。波を掴んだ瞬間、逆転できると分かっていました。焦りは全くなかったです」
『Hamamatsu Open QS 2,000 & LQS』結果

QS2,000
1位 小林桂(JPN)
2位 稲葉玲王(JPN)
3位 田中大貴(JPN)、鈴木一歩(JPN)

ウィメンズ
1位 川瀬心那(JPN)
2位 芳田花瑚(JPN)
3位 松野杏莉(JPN)、池田美来(JPN)

LQS
1位 井上鷹(JPN)
2位 ダニー・ウィディアント(IDN)
3位 田岡遼平(JPN)
4位 塚本将也(JPN)

ウィメンズ
1位 デハ・ノヴィタサリ(IDN)
2位 吉川広夏(JPN)
3位 山口 晴菜(JPN)
4位 井上桜(JPN)
『Hamamatsu Open Namimatsuri』公式サイト
https://hamamatsu-open.surfingjapan-int.com/
(染谷たかし)























