(SF進出を決めた高橋花音) Photo: ISA/Sean Evans

波乗りジャパンは2名がファイナルデーに残る!『ISA World Junior Surfing Championship』8日目

サーフシティ・エルサルバドルで開催中の『ISA World Junior Surfing Championship』は大会8日目。

現地時間9月12日に公式3-5ftレンジのラ・ボカナでU18ボーイズのR5、U16ガールズのR4、U18ガールズのR5、U18ボーイズのR6、U16ガールズのR5の順で進行。

全てのディビジョンでSFを戦うベスト6が決定。
いよいよ翌日にファイナルデーを迎える。

国別では8名が残ったオーストラリアがトップ、アメリカが2位を維持した一方、ブラジルが3位、ペルーが4位に浮上。
日本も前日の7位から5位まで浮上してメダル獲得の可能性を高めている。

(ラ・ボカナ)
Photo: ISA/Jersson Barboza

松野太郎と高橋花音がSF進出

(ヒート後のレイハニと高橋)
Photo: ISA/Sean Evans

日本代表「波乗りジャパン」は大会8日目に3名が残り、U18ガールズR5で高橋花音、窪田怜が同ヒートに重なった。

オーストラリアのレイハニ・ゾリッチ、アメリカのヴィクトリア・デュプラとの対戦はイベントを通して好調のレイハニがトップ、
高橋花音が2位で二人がSF進出。
窪田怜は4位敗退となった。

U16ボーイズの松野太郎は前日にSF進出。
この日は出番がなかった。

SFではアメリカのセバスチャン・ピーターズ、オーストラリアのリオ・ルーサー・バーと対戦する。

Photo: ISA/Sean Evans
(窪田怜)
Photo: ISA/Sean Evans

オーストラリアの3連覇が濃厚になる

(オーストラリアのタリア・テブ)
Photo: ISA/Jersson Barboza

2024年に約10年ぶりに国別金メダルを獲得して2025年に連覇を決めたオーストラリア。

3連覇を狙う今年も最強の布陣でファイナルデーに8名が残った。
ライバルのアメリカ、ブラジルが3名のみとなっているため、すでに銀メダル以上が確定。

この日唯一敗退したオーストラリアの1名はU16ガールズのR5でチームメイトのタリア・テブとヒートが重なったエライザ・リチャードソン。

このヒートはアメリカのゾーイ・パネティエラが6.00で先制。バックアップスコアを出すことに苦戦する中、タリアが僅差でリードを奪った一方、エライザはスコアを伸ばせず4位敗退となった。
タリアがトップ通過、2位でSF進出を決めたゾーイはアメリカのメダル獲得の可能性を高めた。

「波の上では良い感覚だったし、まずまずの波を数本つかめて、次のラウンドに進めて最高の気分よ。オージーの仲間であるエライザが勝ち抜けなかったのは本当に残念。彼女はすごく良いサーフィンをしていたわ。大きなエールを送りたい。実は一緒の部屋に泊まっていてすごく楽しかったし、彼女は残っている他の皆のために、これからもきっと良い雰囲気とエネルギーをもたらしてくれると思う。私たちはすごく良い絆で結ばれているの。ヒートを共有できたのは本当に特別なことだった。2人揃って勝ち上がれなかったことだけが残念だわ」とオーストラリアのタリアがインタビューに答えた。

(エライザ・リチャードソン)
Photo: ISA/Pablo Jimenez
(オーストラリアのルーシー・ダラー)
Photo: ISA/Jersson Barboza

U16ガールズでは昨年の銅メダリスト、ルーシー・ダラーがこの日のハイエストとなる8.17を出して圧勝。
その他、タヒチのタキヘイ・エラコット、ペルーのバレンティナ・エスクデロ、ニュージーランドのアラニ・モースなどがSF進出を決めている。

U18ボーイズのディフェンディングチャンピオンが敗退

(スペインのディラン・ドネガン)
Photo: ISA/Pablo Jimenez

U18ボーイズでは昨年、初の両部門金メダリストとして歴史に名を刻んだスペインのディラン・ドネガンはR5でボードを壊し、R6で怪我をしてしまい、SF進出を逃した。

R5ではヒートの大半で波を待ち、アメリカのジェット・モーガンが独走していた。後半のイタリアのマイケル・モンテイロとの2位争いには最後に6.57を出して競り勝ったが、R6では怪我により僅か1本しか波に乗れず4位敗退となった。

(アメリカのジェット・モーガン)
Photo: ISA/Pablo Jimenez
(暫定2位のアメリカ)
Photo: ISA/Jersson Barboza

一方、R5でディランを倒したジェットはR6でも勢いを維持。16.57と大会を通してのハイエストヒートスコアを揃えて圧勝。
3ターンコンボによる8.17、高いエアーリバースによる8.40と、オーストラリアのオーシャン・ランカスターを含む他3名を置き去りにするワンサイドゲームになった。

「本当に最高の気分だし、サーフィンの調子もすごく良いよ。良いスコアが2本揃っていたから、ヒート最後の波だし、時間もほとんどなかったから、ダメ元で狙ってみようと思ったんだ。誰も行かなかったから『よし、行っちゃおう』って感じでね。あのヒートはライトの波が本当に良くて、レギュラーフッターの自分にとってはただただ楽しかった。ずっとすごく緊張していたから、ついにファイナルデーに進出できてめっちゃ嬉しい。明日のプランも同じさ。同じボード、同じ戦略、全て変えない。ボードショーツも同じものでね」

U18ボーイズでは他にメキシコのティアゴ・ソレンティーノ、ブラジルのジョン・ミューラー、ライアン・マルティンス、オーストラリアのベン・ザナッタ・クリーグがSF進出を決めた。

メキシコは現在CTで活躍しているアラン・クリーランドが2019年にU18ボーイズの銀メダルを獲得して以来の結果となる。

(メキシコのティアゴ・ソレンティーノ)
Photo: ISA/Pablo Jimenez

U18ガールズでアルゼンチン代表が一矢報いる

(アルゼンチンのビクトリア・ムニョス・ラレタ)
Photo: ISA/Pablo Franco

U18ガールズのR5ではH1のアルゼンチンのビクトリア・ムニョス・ラレタが最も目立っていた。

5.67のミドルスコアからライトの波で7.17を出してブラジルのルアラ・マンデリと共にSF進出を決め、アメリカのオリビア・ストーラー、ハワイのスカイ・スイートを敗退に追い込んだ。

18歳の彼女はWJSC最後のシーズンになる。
SF進出によって、2023年にU16ガールズで達成した5位以上が確定した。

Photo: ISA/Sean Evans

「本当に嬉しいわ。この波ではすごく良い感覚が得られているし、ファイナルデーに進出できて本当に良かった。2本のライトの波に乗ったけれど、最高の波だった。このコンディションにはすごく合っていると感じる。世界で最高の場所だと思う。私を応援してくれたチームに感謝したい。あとはこのまま全力を尽くして、楽しみ続けるだけよ」

アメリカは次のヒートでもビクトリア・デュプラが敗れ、ハワイは最終ヒートでウイラニ・ナカオが敗退している。

大会最終日は現地時間9月13日の7時30分(日本の同日22時30分)より開始予定。

会場はラ・ボカナのみとなり、以下のスケジュールで進行予定。

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

(黒本人志)

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