五十嵐カノア、松田詩野のパリ五輪出場が正式決定。「2024 ISA WSG」大会初日終了後のオンライン会見

現地時間2月24日、プレルトリコで開催されている『2024 ISA World Surfing Games』は競技初日を迎え、日本代表NAMINORIジャパンメンバーは、五十嵐カノア、コナー・オレアリー、都筑有夢路、松田詩野、前田マヒナの5名が登場(稲葉玲王は明日に持ち越し)。

このうち、コナー・オレアリーのみがラウンド1で3位となり敗者復活戦のリパチャージ行きを強いられてしまったが、残るメンバーは全て1位通過で好調なスタートとなった。

また、五十嵐カノアと松田詩野は、本大会ラウンド1に出場することにより、パリ2024オリンピックへの出場が正式に決定。

日本サーフィン連盟は、競技初日のスケジュールが終了後、現地19:30よりオンライン会見を実施。
五十嵐カノア、コナー・オレアリー、松田詩野、前田マヒナの4名が参加し、記者の質問に答えた。

左から、五十嵐カノア、前田マヒナ、松田詩野、コナー・オレアリー

今大会出場の感想や抱負など

五十嵐カノア

今日はグッドスタートという感じで、これからが勝負。コナーがリパチャージに行ってしまったけど、チームジャパンで応援します。
今大会の目標は、自分の成績のこともそうだけど、チームのサポートとういことで、ISAは長い大会なので、皆のモチベーションや力を上げたいなという気持ちもあるので。

時差ボケもあるし、大会と大会の間、休憩の時間も少なかったけど、チームジャパンのサポートのおかげで、良い食事も食べて、コーチにもサポートしてもらって、疲れてている中でも、自分の良いパフォーマンスを出せる状況を作ってもらって、感謝の気持ちです。

前田マヒナ

良いサーフィンを出せて、ラウンドアップもしたけど、もっと良いサーフィンをこれから見せたいなという気持ち、“day by day” で頑張っていきます。
チーム同士は皆で良い感じで、昨日コナーとカノアがやっと来たことで、たぶん、旅をするのが超つらいと思うけど、早めに来たメンバーでバックアップしたいなと思います。

松田詩野

今日ラウンド1をやって、プエルトリコアは初めてだったけど、良い波でサーフィンして。もっと自分のベストなサーフィンを、この後のラウンドで出していけるように頑張ります。
あとはチームで、メダルを目指して、一人ひとりみんなを応援して。自分自身も集中して頑張りたいです。

コナー・オレアリー

今日のヒート、負けてしまったので、結構ショックで、、、
でもまだチャンスがあるから、頑張って、リパチャージのラウンド1から良いサーフィンを見せられるよう頑張ります。

パリ2024オリンピック出場の正式決定について

五十嵐カノア

今回は初めてのプエルトリコの大会、昨日の夜に着いて。この前の(WSL/CTの)サンセットビーチが終わったばかりだから、3日間の中でリセットして。
今日の大会に向けて、集中することは難しかったけど、その中でも、今日ゼッケンを着て、オリンピック出場が決まったことは嬉しい気持ち。これからも頑張りたいです。

松田詩野

2年前は悔しい想いをしたけど、周りの方の応援や、サポートのおかで乗り越えることができて、今日この場に立つことができたので、すごく嬉しい気持ち、感謝の気持ちです。
本番はタヒチなので、ISA(今大会)でも良い成績を残して、自信を持って行けるステップにしたいと思います。

CT第2戦準優勝の手応えなど

五十嵐カノア

リズムがまた戻ってきたという感じです。去年学んだことは、今年はリセットして、ポジティブにマインドセットを切り替えることが今年の目標だったので。シーズンは始まったばっかりだけど、良い結果を出せたことはありがたい気持ち。このまま続けていきたいなと思います。

オリンピックでは、メダルはもう取っているので、次はどうにかして金メダルが取れるよう頑張りたいと思います。


なお、大会2日目は現地時間2月25日am7:00より、メインラウンド1ヒート31より再開予定。
日本の稲葉怜王は、最終ヒート36にクレジット。
その後はリパチャージラウンド1が進行する予定だ。

大会初日のリポートは追ってお届けします。

(THE SURF NEWS編集部)

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