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2020年東京五輪アメリカ代表有力候補、コートニー・コンローグのトレーニング方法

ブラジルでのCT第5戦『オイ リオ プロ』を制したサリー・フィッツギボンズと共に何年も無冠の女王と言われ続けているカリフォルニア出身のコートニー・コンローグ。

現在26歳(8月25日で27歳)の彼女の強さは才能だけではなく、特別なトレーニングの成果と言われている。
カリフォルニアでの徹底したトレーニングは主に水中とジムで遂行され、若いアスリートをこの世代で最も成功したサーファーの一人に変え、2011年のルーキーイヤーから活躍。
2013年にはランキング4位、2015年、2016年は2年連続で2位とワールドタイトルに肉薄。

今シーズンはブラジルでのCT第2戦『リップカールプロ ベルズビーチ』を制し、現在ランキング6位。

昨年五十嵐カノアが二連覇を成し遂げたQS10,000『Vans US Open of Surfing』のウィメンズディフェンディングチャンピオンでもある。

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怪我に泣かされた昨年の悔しさを糧にシーズンオフは呼吸法、持久力、ダイエットを含むサーフフィットネスなどあらゆる面を強化するためにトレーニングに取り組んでいたそうだ。

そんなコートニーに2019年の開幕戦の前にWSLがインタビュー。
2020年東京オリンピックのアメリカ代表の有力候補であり、9月に宮崎・木崎浜で開催される『ISAワールドサーフィンゲームス』にも出場するトップアスリートの話は女性だけではなく、男性サーファーにも参考になる内容だ。

息を止める呼吸法のトレーニングをしている映像を見たことがあるけど、きっかけと効果は?

友人がBreathologyの創設者であるスティグ・セバーリンセン(フリーダイビングのワールドチャンピオン)を紹介してくれたの。

スティグはその分野で多くの世界記録を保持しており、’息をしない人’とも言われているのよ。
正しい呼吸をすることはその長さに関わらず多くの利点があり、ストレスが大きな状況でも冷静さを保つことが可能になる。更に適切な呼吸は最高のパフォーマンスを長時間維持することを可能にするのよ。

SNSではクロスフィットトレーニングなどの画像を良く掲載しているよね。具体的にどのようなトレーニングで成り立っていて、どのようにサーフィンに結び付いているの?

私はジムでのトレーニングを本当に楽しんでいるわ。

自分のクロスフィットトレーニングには多くの要素がある。同じことを何度もやるのは嫌いだから、毎回変えながら楽しんでやっているのよ。
トレーナーが私のためのプログラムを考えてくれている。多くのバランストレーニング、コアトレーニング、ウェイトトレーニング、ヨガ、ストレッチ、他にも沢山楽しいことを用意してくれているの。
私にとってトレーニングは体の調子を保つためでもある。怪我をしないように、持久力を増し、それらを楽しんでやっているわ!
体の調子が良い限り、トレーニングすることを自然に求めるのよ。

一週間の内容、毎日のスケジュールやサーフィン、トレーニングをどのように組み込んでいるか教えて。スケジュールが一杯になることもあるの?

そうね。スケジュールは波の予報によって変わるから柔軟に対応可能にしているわ。
あとは家にいるかツアーで他の場所に行っているかによっても異なる。
家にいる時は多くのルーチンとスケジュールがあるわね。ツアーに出ている時でも友人と会ったり、ジムに行ったりして家にいる時と同じような感じを再現する。
波がある時は常に海にいるし、通常は週3〜5回ジムに通う。
ゴルフ練習場で練習したり、絵を描いたりする趣味は精神的な部分のトレーニングでもあるわ。

古巣の「BILLABONG」を離れ、趣味の絵画を活かした「Sea Tige」というムーブメントをスタートしたコートニー

過去数年間ランキングでトップ5を守り続けてきたけど、トレーニングによる体力と今までの経験はワールドタイトル獲得の助けになると思う?

もちろよ!

昨年は近づいたし、毎年の経験が私を強くしていると思う。
ツアーで得た多くのことが意思決定の改善、成熟になっている。
それにフィットネスプログラムによって強くなっているし、タイトル獲得に向けて努力を続けるわ。

食事療法はトレーニングプログラムを補完するために非常に重要な要素。食事に関してのことを聞かせて。ダイエットや、ベストパフォーマンスを助けるために特に気にしていることは?

クロスフィットトレーニングと同様に栄養面のことも沢山勉強してきたわ。

常にその分野の本を読み、地元の健康食品の店員と話して自分の身体を気遣っている。多分、他の人とは違うことをやっていると思う。出来る限り加工食品を避けてオーガニックにこだわり、果物や野菜を沢山採っている。でも、ビーガンではないし、ビーフ、チキン、シーフードも大好きよ。それに寿司とポキが大好き。おやつにはナッツとドライフルーツのミックスね。
ランニングをする時はプロテインと炭水化物のバー、ビーガンプロテインドリンク、他にもドリンクを沢山飲み、常に水分補給をしているわ。

開幕戦がピークになるように合わせてトレーニングの計画を立てているの? 全てのハードなトレーニングの影響で疲れたりしない?

今取り組んでいるトレーニングはまだ築き上げている段階でまだピークには達していない。強くなるためにまだ身体を作り上げている途中なの。
シーズン前の準備期間に思い切りトレーニングをして1週間前にはハードなトレーニングを止めるわ。イベントに向けて柔軟に変えていき、コンテストが始まってからはメンテナンスに集中するの。特にスナッパーロックスはパドル力が必要になるから、イベント中に疲れ果てないようにする。疲労を感じないように、上半身に重点を置く。主に’TRXバンド’を使用して軽いトレーニングを行うわ。
それによってパワートレーニングよりも安定性が増すようになるの。

しなやかで強靭な身体がこのパフォーマンスを生む
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オーストラリアレッグは長く、3つのイベントがある。複数のイベントが続く時のトレーニング方法は? 旅の間にフィットネスを維持するのは難しい? シーズン中はどうやってトレーニングをしているの?

最初の年は順応するためのシーズンだった。自分が達成するための能力を調整する方法が出来なかったわ。

アスリートなら常に出来る限り多くの時間をそのスポーツに費やしたい。私ならサーフィン、だから1日中ジムで過ごすのは嫌なのよ。
波を理解するためにも多くの時間を海で過ごしたい。サーフボードを合わせたり、改善したいの。イベントの間はサーフボードに焦点を当てる。波と自分の感覚ね。
トレーニングは全て調子が良いという自信を深めるために調整するわ。もし、悪いことがあれば補正が必要と感じる。

トレーニングは場所によって変わる。
スナッパーロックスにいる時はスピードと持久力のアップに取り組む必要があると感じる。
マーガレットリバーでは風が強いから、もっとしっかりとしたトレーニングを行う必要がある。それにウネリに凄い力があるからダックダイビング(ドルフィン)にも力がいるの。男性は上半身の強さで対応出来るけど、私はサーフボードで調整するわ。
イベントまでの1ヶ月間でマーガレットリバーで要求される上半身の強さをトレーニングで調整する。
マーガレットリバーとベルズは似ているから、同時に準備するのよ。

イベントの間は忙しいでしょう。そんな時でも出来る限り海に入り、サーフィンに集中することが出来るの?

私は1日中海にいても飽きない人よ。

海で多くの時間を過ごすのが本当に大好きなの。そのために海での時間を管理する方法を学んだわ。特に暖かい場所に行った時は1日中いられるようにね。
サーフィンが上手くなるには海に入っている時間が非常に重要だと感じるの。カレントやラインナップの特徴を知るためにボディーサーフィンもするわよ。ヒート前にはジムに行って疲れるようなことはしない。
私はビーチにいるのも好きなのよ。特に旅行続きで疲れている時や、イベント後にはただメンテナンスのためにストレッチをしているわ。

最後にヒート前のルーチンは?

ヒート前には大抵縄跳びをするわ。
ヒート前にスキップするのも好きで、ツアーに入る前から長年のヒート前のルーチンだった。スキップすることでいつも’ゾーン’に入ることが出来るのよ。それは私にとって催眠術みたいな感じね。他にも軽く動的ストレッチを行うわ。静的ストレッチはリラックスし過ぎてしまうのでヒート前は行わない。

ヒート前に自分自身を燃えさせたいの。その時の気分にもよるけど、入念にウォーミングアップをするわ。

参考記事:Courtney Conlogue Talks Training|World Surf League

(空海)

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