ボードカルチャー展示会「インタースタイル2023」会場フォトリポート

ボードカルチャー&アウトドア展示会「インタースタイル」が、今年もパシフィコ横浜で開催された。

会期は2月14日(火)~16日(木)の3日間。
例年通り、会場内はサーフ、スノー、スケートをはじめ、各ジャンル毎の展示エリアが設けられたが、前回に大きく拡大していたアウトドアゾーンやビークルゾーンは残念ながら縮小。

また、サーフゾーンに至ってもさらなる縮小となった印象ながら、いくつかの注目ブースには多くの業界関係者が来場していた。その一部をフォトリポートで紹介。

Photo: THE SURF NEWS

Igarashi Inc.

五十嵐カノアの父、五十嵐勉氏が代表を務める「Igarashi Inc.」のブースでは、シャープアイサーフボードの主要モデルがフルラインナップ。

また、セミナー会場で開催されたトークショーには、五十嵐勉氏とシェイパーのマルシオ・ゾウビ氏が登壇。五十嵐カノア、フィリッペ・トレド、ジャック・ロビンソンなどCTライダーとのリレーションシップや、ニューモデルの解説なども実施。ブース内で直接のオーダー会なども行われた。

五十嵐カノアモデル「ストームズ」をはじめ、主要モデルがフルラインナップ(各ボードのレールにモデル名が記載)Photo: THE SURF NEWS
2022ISAワールドサーフィンゲームスで五十嵐カノアが金メダルを獲得したボードも Photo: THE SURF NEWS
トークショー内では新モデルも解説。パフォーマンス性を兼ね備えたミッドレングスモデル「ミッドジシャン」も登場 Photo: THE SURF NEWS
五十嵐勉氏 Photo: THE SURF NEWS
マルシオ・ゾウビ氏 Photo: THE SURF NEWS

ジェイ・クウェスト/KKL

近年、注目を集めている “フルカーボンボード” を生成するテクノロジー「鴉(Vacuum Sandwiches System)」を提供するKKL。

YU、HARLEM、JUNJI SONODA、3Dimensionなど、すでに多くの有名サーフボードメーカーとの提携が決定しており、今後も拡大予定。

様々なボードブランド/シェイパーと提携。お目当てのモデルがフルカーボン仕様でオーダーできるようになる!? Photo: THE SURF NEWS
JUNJI SONODAサーフボードのライダーを務める加藤翔平プロ Photo: THE SURF NEWS

Chilli Surfboards Japan/SURS, Inc

海外ブランドながら、ボード制作の全工程を日本国内で対応でき、細かなカスタマイズ~ユーザーニーズにも対応できるようになったチリサーフボードジャパン。
ユーザーの“すぐ欲しい” の要望にも対応可能なインドネシア産インポートボードと併せて展開。

独特の世界観でアパレルラインも人気のチリ・サーフボード Photo: THE SURF NEWS
左:ヒットモデルとなった「ポッパー」は日本の力無いビーチブレイクで威力を発揮
右:ニューモデル「ペッパーツイン」はハイパフォーマンスも可能なツインフィッシュ Photo: THE SURF NEWS

サーパストレーディング

WOODY RESS、R2ハンガー、wheel of lifeなどを扱うサーパストレーディングのブースでは、新商品「Xドライハンガー」が登場。
「掛ける」&「置く」の2Way仕様で、濡れたブーツとグローブを効率よく乾かすことができる。使用後は細くコンパクトに畳めるので便利!

様々な商品で快適なサーフィンライフを提案するサーパストレーディング Photo: THE SURF NEWS
サーフィン用ブーツ&グローブはもちろん、スノーブーツなど色々なアイテムで活用できる Photo: THE SURF NEWS
ハンガーとして掛けることもでき、使用後は細く畳めて便利。人気の「R2ハンガー」の新色も登場 Photo: THE SURF NEWS

キャンバス

サーファー、スケーター、スノーボーダーのライフスタイルをミックスした新感覚アウトドアブランドとして2010年に立ち上がった「POLeR」。
人気のアパレルラインやキャンプ関連グッズのほか、日本国内で企画されたサーフィン用アイテムも多数登場。

オレゴン州ポートランドを拠点とする「POLeR」 Photo: THE SURF NEWS
オリジナルのサーフボード用ニットケース Photo: THE SURF NEWS
キャリーしやすく着替え時にも便利に使える大容量防水ケース。10Lポリタンクが2つ入る保温ケースは、スノーボードブーツが収納できるサイズも Photo: THE SURF NEWS

マニューバーライン

新たに村上舜がチームライダーに加わった、チャネルアイランズ・サーフボードのブース。

毎日使えるショートボード「HAPPY EVERYDAY」などのヒットモデルを展示 Photo: THE SURF NEWS
ボード以外にも、アパレル、デッキパットなどのアクセサリー類も豊富 Photo: THE SURF NEWS

ワンワールド

TLS(ツールス)を中心に様々なサーフガジェットを展開するワンワールド。

元祖スティックタイプの日焼け止め「VERTRA」は、リップバームやオリジナル専用ケースもあり。「OCEAN&EARTH」のウェットスーツはスクールやレンタル向けに特化したモデル Photo: THE SURF NEWS
ポンチョとアウターが一体となったTLSのサーフポンチョは、コンテスト参加時にも重宝 Photo: THE SURF NEWS

サーファーズ

逗子・葉山の海が一望できる絶景レストラン「surfers」のオリジナルアパレル。著名アーティストとのコラボアイテムなど、レストランに併設するセレクトショップやオンラインストアで展開中のラインナップが一部お披露目。

「Localでありながらグローバル」リゾート感たっぷりな湘南のビーチカルチャーを提案 Photo: THE SURF NEWS
手前のTシャツは、写真家「Bruce Osborn」とのコラボ Photo: THE SURF NEWS
「surfers」ならではのオリジナルTシャツやサーフトランクスのほか、GIRLSウェア、アクセサリー、アート作品なども展開 Photo: THE SURF NEWS

RCTジャパン

ジョーディ・スミス、セージ・エリクソンらと共同開発する、ノルウェー発のバッグブランド「Db」。

お馴染み、複数バッグを連結できるキャリーバッグやボードバッグ類 Photo: THE SURF NEWS
カメラ類などの精密機器も運搬できる、頑丈なキャリーケースも登場 Photo: THE SURF NEWS

日本プロサーフィン連盟

JPSAが取り組んでいる海洋環境保全プロジェクト「ReWave」のPRブース。
この「ReWave」は、JPSAに参戦するプロサーファーたちとともに、海の環境保全やマナー向上に努めて活動をするプロジェクト。
ツアー会場のビーチクリーン活動はもとより、プラスチックフリーの普及や、環境教育に関する取り組みなども行われている。

モニター下にあるのは、実際にビーチクリーンで使用されているごみ収集用の麻袋 Photo: THE SURF NEWS
昨年11月には、神奈川県茅ヶ崎市と環境教育に関する連携協定を締結。地元小学生と環境問題を考えるワークショップで使用された、海洋ごみ学習カードゲーム「Recycle Master(リサイクルマスター)」Photo: THE SURF NEWS

なお、イベント2日目に実施されたJPSA記者会見では、2024年に新たに発足する「S.LEAGUE(エスリーグ)」の構想を発表。
この日はロゴおよびトロフィーのみの発表となったが、詳細は後日に発表される模様。

JPSA理事長の細川哲夫氏と、ツアースポンサーであるさわかみグループ代表の澤上龍氏 Photo: THE SURF NEWS

サーフシティ・エルサルバドル

国家プロジェクトとして、サーフィンと観光に力を入れている「サーフシティ・エルサルバドル」が前回に引き続き出展。
数年前までは現地の治安問題なども懸念されていたが、現在はかなり改善した。サーフィンを含む海のアクティビティのほか、ユネスコ世界遺産に登録されたマヤ文明の遺跡やマングローブなどの観光もPR。

日本国籍を持っていれば入国ビザ不要で90日滞在できるエルサルバドル。今回ブース内では、エルサルバドル生まれの上質コーヒー「パカマラ」の試飲も実施 Photo: THE SURF NEWS

ファクトリーゼロ

マリンレジャーライフで便利に使えるオリジナルアルミ製品を展開するファクトリーゼロ。海水にも強く、長年使用可能な製品を自社工場で開発。

ボードキャリーやラックのほか、サーフィンコンテスト用のプライオリティボードも作成 Photo: THE SURF NEWS
既に多くの自治体で導入されている海岸防災用の監視タワー。軽量かつ頑丈なつくりで、マリンタイヤを装着しての移動も可能 Photo: THE SURF NEWS

株式会社イーモビ

2023年7月に予定されている法改正で、より手軽に使用できるようになる電動キックボードや、サーフィンやアウトドアでも便利な電動ファットバイクなどを展示。

一定の基準を満たしたキックボードなら、7月より免許やヘルメットが不要(16歳以上、通行可能場所は最高時速によって異なる)Photo: THE SURF NEWS
サーフィンのイメトレにも使える電動スケートボード「Bmove」。ワンプッシュ後、足元のセンサーに両足を乗せることでスピードを維持できる Photo: THE SURF NEWS

トゥクトゥクディーラー E-Tuk

タイなど東南アジアの3輪タクシーとして知られる「トゥクトゥク」の輸入・販売等を行う株式会社イーグルライン。

4人~10人で乗車可能(写真の車両は7人乗り)。乗車定員の変更や荷台のカスタマイズなども可能で、送迎車としての施設利用のほか、個人で購入される方も Photo: THE SURF NEWS
ガソリンエンジンで、車の免許で運転可能。車庫証明が不要、かつ車両の維持費が安いのも特徴のひとつ Photo: THE SURF NEWS

日動工業株式会社

照明機器や産業機器などを企画開発する日動工業のブースでは、アウトドアや車中泊でも便利なポータブル電源や照明類、スポットクーラー等を展示。

写真手前のエアソファベッドはワンタッチ60秒で空気入れが完了 Photo: THE SURF NEWS
夏の車中泊に重宝するポータブル電源やスポットクーラーなど Photo: THE SURF NEWS
束ねて、どこでも吊るせる「万能フッカー」Photo: THE SURF NEWS
アイデア次第で様々な場面で利用できる Photo: THE SURF NEWS

なお、リアル展は3日間開催で終了となったが、同時開催のオンライン展は開催期間が拡大。
10月末まで以下より詳細情報を確認可能です。
https://online.interstyle.jp/

(THE SURF NEWS編集部)

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