2月16日から18日までの3日間、パシフィコ横浜でボードカルチャー&アウトドア展示会『インタースタイル2021』のリアル展が開催中。
毎年2月の恒例行事であるインタースタイルだが、コロナ禍での開催に際し、入場時の検温等の各種感染対策が実施されているほか、今回はじめての取り組みとして2月1日から1ヶ月間にわたりオンライン商談会も併催中だ。
リアル展の出店規模はかなり縮小され、サーフゾーンのブース数は例年の半数以下。人出もまばらな印象だったが、各社の話を聞いてみるとコロナ禍におけるサーフィン人気の影響もあり、実際の営業状況は好調なところが多い様子だった。初日の会場の様子をフォトレポートで紹介。
入口付近に大きなブースを構えるのは、今年1月に株式会社マニューバーラインがCI Surfboards LLCと日本正規代理店契約を締結し、新たなスタートを切ったばかりの「チャネルアイランズサーフボード」。
バートンジャパン傘下のチャネルアイランズサーフボードジャパンから引き継ぎ、当面はこれまでのディーラーを中心に取引を行うものの、これまで以上に営業体制を拡充し、国内での更なる展開を目指すという。
2021年ニューモデルのひとつ「Twin Pin」は、マイケル・フェブラリーとブリット・メリックが試行錯誤し、デーン・グダスカスがチューンを加えて完成。
テールエンドのVボトムが特徴で、従来モデルよりも回転性能がアップ。
ブース内では、シングルフィンで生まれ変わったCImid、パフォーマンスボードとして人気の「Neckbeard 3」なども展示。
昨年に続き設置されたSurf Shape Roomでは、吉川拓哉氏、高橋健次氏、ドジ井坂氏、ベン・ウェイ氏がライブシェイプ。
3度のサーフィンワールドチャンピオン、ミック・ファニングのソフトボードブランド「MFソフトボード」。2018年のリリース以来、数あるソフトボードのなかでもその優れたパフォーマンス性に定評がある。
コロナ禍で世界中でサーフィン禁止等が相次いだ昨年5月。WSLが行った#STAYLOCALキャンペーンの一環として、同ブランドは「Global Shaper Challenge」を実施。世界の並み居る強敵抑えて優勝した日本人シェイパーの熊谷充功氏のフィッシュボード「Kuma Fish」が2021年コレクションとして登場した。
フィリッペ・トレドなどがライダーを務め、サーフィントレーニング用に開発されたスケートブランド「smoothstar」のブースには村田嵐、野中美波らプロサーファーのコーチとしても知られるロス・バトソン氏が登場。今後はこのスケートボードを使用する専門のコーチ育成なども手掛けていくという。
今年からマニューバーラインで取り扱いを開始した「DAKINE」のウェット。全て吊るしのブラックカラーのみで、スプリングなら2.5万円前後とお手頃な価格帯だ。
湘南発の自転車ブランド「BUGGS BIKE」はスタイリッシュでありながら乗り心地や楽しさを追求。こだわりのビーチクルーザーから電動アシスト付きのファットバイクまで、ただの“移動手段”を“楽しい遊び”にランクアップさせる自転車が揃っている。
世界中でシャークアタックの事故が多く報じられたこの1年。株式会社ワンワールドのブースには、シャークアタック防止グッズ「SHARK BANDZ」の最新モデル「SHARK BANDZ2」がお目見えした。
高校生と化粧品会社が共同開発したクラゲ除けクリーム「ジェリーズガード」。クラゲクリームは流れ出ることで効果を発揮する一方で、日焼け止めは出来るだけ流れないようにすることが重要。その両立が難しく従来製品に日焼け止め効果はなかったが、遂に日焼け止めタイプが登場し、2021年4月発売予定だ。
インタースタイルのリアル展は18日(木)まで。オンラインでのみ出展しているブランドもあるため、オンライン展と併せてチェックしてみては。
(THE SURF NEWS編集部)