WSLアプリの近未来予測~LIVE中継は有料化されてしまうのか~

“○○○Pro It’s ON!” なんてプッシュ通知が来ると、ついつい起動しLIVE中継を観てしまう「WSL(World Surf League)アプリ」

実はこのアプリ、公開当初から、米国ゴルフツアー(PGA TOUR)のアプリに似ているな~と思っていました。

ちなみに、コレが米国ゴルフツアー(PGA TOUR)の公式アプリで、一つがライブスコアやツアーニュースを中心としたもので、特定選手のFOLLOW機能やプロフィール、ランキング一覧など似ている部分が多数ありました。まぁ、スポーツ系コンテンツは似てしまうのでしょうけどね。

そして、もう一つのアプリが有料のLIVE中継をメインにしたものです。

これらをモデルにしていると思ったため、WSLアプリを使う友人サーファー達には、ゆくゆくはLIVE中継は有料化されるよ!と予言(?)していましたが、この度、8月に就任したWSLの新CEOソフィーがその話題に直近のインタビューにて触れていましたね。

既にペイ・パー・ビュー・モデル(有料化)が米国では普及しているためか、WSLアプリの有料化が話題になっているためか、このインタビューは事前メール提出型にも関わらず、『来年ペイ・パー・ビュー・モデル』に関する質問も幾つか出されていた様子です。

結論的には、2018年シーズンは今まで通りで無料で提供されることを明言するとともに、2019年シーズンからの有料化を考えている事を示唆し、同時にコンテンツ拡大を目指したいとしていました。

ちなみに、画面は米国ゴルフツアー(PGA TOUR)のLIVE中継アプリの課金画面ですが、日本円にして月額720円、年額4,800円となっていますので、販売価格としては同様の金額帯を狙ってくるのではないかと想像しています。(課金に対しては、既に反対意見も少なく無いため、有料化できるならという前提だが。)

ソフィーCEOはインタビューの中で、WSLの強みと重要施策の領域として、「ケリースレーター・ウェイブプール」と「オンラインコンテンツ」を挙げており、より多くのファン層を開拓するためにも、コンテンツの拡充にフォーカスしたい。我々はデジタル・ファースト・カンパニーであるとさえ言っています。

彼女自身が、RFU(英ラグビーフットボール協会)時代にファンへのサービスサイトを大幅に推進した経験があることなどからも、WSL内で期待される分野でもあるのでしょう。(ソフィーCEOは、現在、PGA/米ゴルフツアーの非常勤取締役でもある)

とはいえ、今回のインタビューでは、ファンの拡大、囲い込みプランについては、曖昧に表現するのみであったため、これまでに発してきたキーワードをもとにWSLアプリの今後の展開を推察してみたいと思います。

カジュアルファン、ライトユーザー層への配慮として、無料使用範囲は多く残し、簡素なインタビュー、試合シーンのダイジェスト版などを多用(人物、得点、シーン別の検索など含む)する。
無料領域を確保しながら、有料版への敷居を下げユーザーの育成を図るとともに、多彩な動画機能(例えばVRなどの技術を用いた疑似体験コンテンツ)や、選手と利用者または利用者同士を繋ぐコミュニケーションSNSツール、レッスンプログラム、質問形式などを導入する。
無料・有料コンテンツを双方向に拡充することで、カジュアルファンからコアサーファーまで、幅広い顧客へのアピールと囲い込みを行っていく・・・

あくまでも勝手に想像力を働かせたものですが、こんなWSLアプリにこんな未来が待っているかもしれません。

そうそう、その他、「サーフランチ(ケリースレーター・ウェイブプール)でファンが参加する機会はありますか?」の質問に対し、イエスと答えています。

将来的には、サーフランチでのイベント参加者を、アプリの有料会員の中から選ぶとか?

そもそも、一般にも施設公開する場所なのでしょうから、その施設映像をLIVE公開しながら、ソーシャルと連動させるなんて事も意図しているのかな!?とも感じました。

オリジナルグッズやスポンサーの商品販売も始めたりして・・・

最後に、このインタビューが掲載された一部のインターネットメディアには、コメント機能を有するものもあったため、一般の方の書き込みを拝見すると、「サーフィンビジネスは簡単じゃないよ」、「我々はサーファー!貧乏よ」、「失敗することを願っているよ」、「WSL=ウォルマートサーフィンリーグ?」などネガティブコメントが少なくありません。

先に触れたオリンピック競技における「ケリースレーター・ウェイブプール」の件を含め、新CEOソフィーの手腕やWSLの動向自体にも注目が集まるところですが、これらを注視し周辺取材も含め追い続けて行きたいと考えています。

次回は、少々、エキセントリックなタイトルとなりますが、“WSLの思惑”と題して、これまで公にされている数々の事実から、WSLの新CEOソフィーは、東京五輪に対し「ケリースレーター・ウェイブプール」での開催を働きかけているのではないか?という仮説の中身を検証してみたいと考えています。

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齋藤 丈

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