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五十嵐カノアの活躍にも大きく貢献!スネークことジェイク・パターソンにインタビュー

主に「Quiksilver」のコーチとして五十嵐カノアを始め、グリフィン・コラピント、エゼキエル・ラウ、レオナルド・フィオラヴァンティ、ラムジ・バークヒアムなどのコーチを務め、「Snaketales」というバックステージも収録した動画でも有名になっているスネークことジェイク・パターソン。

サニー・ガルシア、ケリー・スレーター、アンディ・アイアンズ、ミック・ファニング、タジ・バロウなどのスター選手が全盛期だった1990年から2006年にCTを回り、1998年のパイプラインマスターではブザービーターでブルース・アイアンズを倒して優勝。

ウエスタンオーストラリア出身、元CT選手の中でコーチとして最も大成した彼は現在45歳。
そんなスネークが9月18日〜23日にポルトガルのアゾレス諸島のサンミゲル島で開催される『Azores Airlines World Masters Championship』に参加する。

トム・カレン、ダミアン・ハードマン、サニー・ガルシア、ルーク・イーガン、ゲイリー・エルカートン、デレック・ホー、シェーン・ベッシェン、マット・ホイ、デイブ・マコーレー、ファビオ・ゴウベイアなど往年のスターが勢揃いするスペシャルイベントの前にWSLがインタビュー。
コンテストは2011年以来、実に7年振りの出場になるそうだ。


PHOTO: © WSL/Robertson

■CTから離れてしばらく経ったけど、あれからコンテストには出場している?

少しだけだね。最近は全然。
今はコーチとしての旅が主なんだ。
最後のコンテストはブラジルで開催されたワールドマスターズ。
あの後に年齢区分が変更されたのさ。
今年の参加選手の中では自分が一番若いようだよ。

■その時のイベントはどうだったの?

結果は散々さ。全くダメだった(笑)

■最高の成績は?

1998年のパイプマスターズだね。
あれが初のCT優勝だったこともあり、最高だった。
他にJ-Bayで2回、サンセットで1回、合計4度のCT優勝。
キャリアで一度も優勝出来ないまま去る人もいるから、自分の優勝には誇りを持っているよ。
自分の能力を使った仕事のようだったけど、幸せに終えることが出来たさ。

キャリア2度の優勝を決めたJ-Bay
PHOTO: © WSL/Tostee

■最大のライバルは誰だった?

それはアンディ(アイアンズ)だね。

彼のおかげで全力を引き出すことが出来た。
サンセットではQSの時もCTの時もアンディと戦って優勝したのさ。
彼が自分の試合を高め、限界を引き出して勝った。
彼は自分の方がサーフィンが上手いと知っていたけど、自分の方が常に臨機応変にやったんだ。
彼は少し怒っていたよ(笑)

■アゾレス諸島のイベントでは誰と戦うことを楽しみにしている?

サニー(ガルシア)と戦うのはいつも楽しいね。
彼とデイブ・マコーレー。
デイブは自分がツアーに出た頃にコーチをしてくれていたんだ。
彼らと戦うチャンスを楽しみにしているよ。

■どんな波になることを期待している?
再びコンテストジャージを着る気分は?

アゾレス諸島はQSで何度も訪れている。
楽しいビーチブレイクだよ。
崖に跳ね返って’ウェッジ’になるレフトがある。
チューブではないけど、凄いリッパブルさ。

コンテストジャージを着るのは本当に楽しみだね。
QSのコーチもあるので、このタイミングでポルトガルに行くのは完璧なんだ

■引退後にコーチになることは考えていたの?

最初は成り行きだったんだ。
引退後はバリ島で数年間「Quiksilver」の仕事をしていたんだけど、ツアーでの経験の後、その仕事で目覚めてしまったのさ(笑)
最初はまだ子供のレオナルド・フィオラヴァンティのコーチを務める機会を得た。
他にもジュリアン(ウィルソン)が「Quiksilver」に在籍していた頃、クオリファイの手伝いをしたね。
そこから今の地位を築いたのさ。

現役時代、スマートな戦い方に頼っていたこともあり、オファーは沢山あると思っていたよ。
コーチをして素晴らしい才能を持つ人達に自分の知識を活かすことが出来る。

グリフィンが良い例、彼は全てのことを信じて実行出来る最も良い生徒なんだ。
彼は私の言葉を信じてくれる。それはカノア、レオ、ジークも同じさ。
彼らは私の今までの経験、苦労、失敗したことも知っている。

私は経験者としてこの場所にいて、何をするべきか、何をしてはいけないかという知識の全てを彼らに伝えようとしているんだ。
上手くいけば彼らのキャリアの成功の近道に役立つだろう。

QS『 Margaret River Pro』
PHOTO: © WSL/Cestari

■生徒の成功をどのように見ているの?

素晴らしいね。
まるで自分の勝利のように感じているよ。
今年のUS Openのようにファイナルでカノア、グリフィンが戦った時は最高だったね。
基本的にコーチをしている選手同士の対戦は嫌いだけど、ファイナルは別さ。
それが目標でもある。

一方で今年のマーガレットリバーのように落ち込むこともある。
あの時はジーク、カノア、グリフィンが立て続けに敗退、コーチとして人生最悪の一つだった。
彼らも辛いだろうけど、私も辛い。
それだけ自分のことのように取り組んでいるんだ。

■動画の「Snaketales」が広まっているけど、この人気を期待していたの?

全く。
このビデオは彼らの学習のためを主な目的で始めたんだ。
彼らの技術や戦略を調整するのに本当に役に立つ。
自分のことを振り返って見ることは最高の勉強になる。
彼らと一緒の時、とても楽しい時間を過ごしているよ。
彼らは個性的だし、面白い。
フリーサーフィンやヒートを撮影してiPhoneでちょっとしたフッテージを作成して編集もするんだ。
出来るだけライブ感を伝えたいと思ってやっていたことが上手くいったのさ。
今では熱狂的な支持がある(笑)

■あなたといる時の彼らの安堵感、それはお互いにだけど、カメラの前で凄い良い感じに性格を引き出している。まるでその場所にいるみたいにも感じるね。

あれはプロサーファーに必要なものと考えている。
皆はヒート後のインタビューでしか彼らの声を聞けないよね。
「ヒートではベストで尽くしたよ」なんて、ごく普通の回答とかね(笑)

例えば、ラムジ(バークヒアム)、彼は全ての子供達に愛される面白いキャラなんだ。
でも、普段は大きなグループの中の大人しい一人だから、そんな彼のことは知らないだろう。

■アゾレス諸島へは楽しい再会、それともCTイベントで戦うような真剣な気持ちで行くの?

招待されてからトレーニングはしているんだ。
体重を4kg落として新しいサーフボードも沢山オーダーしたよ(笑)

軽い気持ちでもあり、真剣でもある。
わざわざ出向いて恥をかきたくないよね。
それに良い賞金もあるし、ワールドチャンピオンの座がかかっているんだぜ。

スネークも出場する往年のスターが勢揃いするスペシャルイベント『Azores Airlines World Masters Championship』は9月18日〜23日にポルトガルのアゾレス諸島のサンミゲル島で開催される。

カノアとジークにとってスネークの存在は大きい
PHOTO: © WSL/Cestari

参考記事
Flipping The Script: Jake Paterson

(空海)

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