(ファイナリスト) PHOTO:© WSL/Aaron Hughes

ジョン・ジョン・フローレンス&キャロライン・マークスが優勝!CT第7戦『Surf City El Salvador Pro』

2022年からCTの開催地となったサーフシティ、エルサルバドルのCT第7戦『Surf City El Salvador Pro』が現地時間6月9日に終了。

ファイナルデイのプンタ・ロカは公式3-4ftレンジのパーフェクトなコンディションに恵まれ、 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とキャロライン・マークス(USA)が優勝してイベントは幕を閉じた。

次のブラジル戦が終わるといよいよパリ五輪。
その後に最終戦がフィジーが行われ、ファイナル5により9月のカリフォルニアでワールドタイトルが争われることになる。

ジョン・ジョンがファイナル5確定一番乗り

(SFで10ポイントを出したジョン・ジョン)
PHOTO:© WSL/Aaron Hughes

プンタ・ロカはISAイベントの会場、エル・スンサル、ラ・ボカナから東へ約5km離れた玉石とリーフで形成されたライトのポイントブレイク。

規則的にショルダーが張ってくる波にマニューバーとエアーのコンビネーションを誰よりも上手くこなしたジョン・ジョンは10ポイントをマシュー・マクギリヴレイ(RSA)とのSFで出した。

アーリーウープの完璧な着地から流れるようなターンの連続は5人のジャッジ全てが10ポイントを出す文句なしのパーフェクト10で、CTでの最多タイ記録を達成。

3戦連続、今シーズン4度目のファイナル進出で最後は同じくエアーで勝ち上がってきたヤゴ・ドラ(BRA)を抑えてシーズン初優勝。
イエロージャージを保持したと共に早くもファイナル5を確定させた。

「この優勝は生まれたばかりの息子、ダーウィンに捧げるよ。最高に嬉しいね。後半、また2位になるのは嫌だな。この試合は勝たなきゃって思っていたんだ。ヤゴが9ポイントを出した後、まだセットが入りそうで焦ったけど、フラットになったのさ。優勝できて本当に嬉しい。今は精神状態も含めて全てが良い感じだよ。家にいる妻、息子、母と兄弟、みんなに感謝している。最高に嬉しい」

(ファイナルまで強烈なライディングを量産したが、最後はもう一本足りなかったヤゴ)
PHOTO:© WSL/Aaron Hughes

エアー合戦のファイナルでジョン・ジョンは1本目に8.50を出し、トータル16.33でヤゴを抑えていた。
後半、ヤゴはバックハンドのパワフルなファーストターンからスタートさせ、インサイドまで繋げ、フィニッシュでテールハイのエアーリバースをメイク。10ポイントのアピールも出るほどの完璧なライディングに9.77がスコアされたが、バックアップスコアを伸ばせず、ジョン・ジョンの勝利となった。

「結構激しいヒートだったよね。最後に波が来なかったのはちょっとラッキーだった。今は肩の荷が下りた。息子も生まれたし、本当に良い年だよ。年初は沢山のことが重なった。赤ちゃんの誕生、オリンピック、ツアーなど、すべてが予想以上に楽しくて素晴らしかった。WSLファイナル進出は初めてだけど、まだやるべきことはある。リードして最高のチャンスを得たいね」

(ファイナル終了後の二人)
PHOTO:© WSL/Aaron Hughes

2017年に2度目のワールドタイトルを獲得した後、怪我に悩まされ続けていたジョン・ジョン。
CT優勝は実に2021年のパイプライン以来となる。
今年のコンスタントさを見ると3度目のワールドタイトル獲得も簡単に成し遂げてしまいそうな勢いだ。

ランキングではトップ5にブラジリアンが一人もいない珍しい状況だが、3位に入ったガブリエルが一気に6つも上昇して6位。7位にイタロ、ヤゴも8位に浮上している。
次のブラジル戦は他国の選手が気の毒になるほどブラジル一色になるので、誰かがトップ5に入ってくる可能性も十分にある。

キャロラインが2連覇

PHOTO:© WSL/Aaron Hughes

ウィメンズサイドはディフェンディングチャンピオンのキャロライン・マークス(USA)とガブリエラ・ブライアン(HAW)がファイナル進出。

22歳の親友同士の対決はキャロラインがシグネチャーである強烈なバックハンドで7ポイント台を2本揃え、一時はガブリエラをコンビネーションに追い込んだ。
ガブリエラは最後に追い上げて6.93と7.53を重ねるが、僅か0.34ポイント差でキャロラインが逃げ切り、エルサルバドルでの2連覇を達成した。

「ここに来てからずっと良い波だった。サーフシティ、そして歓迎してくれたすべてのファンとプンタ・ロカに感謝するわ。私にとって夢のような1週間だった。優勝するような調子まで戻ったのが最高に嬉しい。ツアー終盤に向けて良いスタートを切れたわ。またファイナルを狙いたい」

キャロラインはこの優勝で3つランキングを上げて2位に浮上。
トップのケイトリン・シマーズ(USA)とのポイント差も僅かになっている。

「最高の気分ね。私にとってエルサルバドルは素晴らしい場所で、昨年のワールドタイトル獲得キャンペーンのきっかけにもなった。プンタ・ロカが大好きよ。ガブリエラとのファイナルも楽しかった。彼女はツアーの親友なの。勝てて最高に嬉しいし、このために私はいるのよ。できるだけ多くのワールドタイトルを獲得したいと思っている。その難しさも十分に理解しているわ。自分自身とパフォーマンスに集中する必要がある。連続してワールドチャンピオンになれたら本当に嬉しいけど、今はこの瞬間を楽しみたい」

次のCT第8戦『VIVO Rio Pro』は南米ブラジルのリオデジャネイロから東へ73km離れたサクアレマで6月22日〜30日に開催される。

(キャロライン・マークス)
PHOTO:© WSL/Aaron Hughes
(ガブリエラ・ブライアン)
PHOTO:© WSL/Aaron Hughes

CT第7戦『Surf City El Salvador Pro』結果
1位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
2位 ヤゴ・ドラ(BRA)
3位 ガブリエル・メディナ(BRA)、マシュー・マクギリヴレイ(RSA)
5位 ジョアオ・チアンカ(BRA)、ジャック・ロビンソン(AUS)、クロスビー・コラピント(USA)、ジョーディ・スミス(RSA)

ウィメンズ
1位 キャロライン・マークス(USA)
2位 ガブリエラ・ブライアン(HAW)
3位 ケイトリン・シマーズ(USA)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
5位 タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、モリー・ピックラム(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)、ジョアン・ディファイ(FRA)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。