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【日本時間1月10日夜中開幕】『SAMBAZON World Junior Championships』直前情報!

カリフォルニアのオーシャンサイドを舞台に7つのリージョナルから選ばれた48名の20歳以下の選手によって争われるWSL主催のジュニアイベントWJCこと『SAMBAZON World Junior Championships』がいよいよ日本時間1月10日夜中に始まる。

優勝した選手には2024年CSの出場権が与えられる。
更に多くのCT選手が手に入れた名誉と歴史に刻まれる。

3名の注目選手

(2023年CS最終戦で優勝したエリン・ブルックス)
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WSLが開幕直前にピックアップした注目選手はエリン・ブルックス(CAN)とレヴァイ・スローソン(USA)、ライアン・カイナロ(BRA)の3名。

ご存知の通り、エリンはCS優勝や、『Vans Pipe Masters』出場などすでにジュニア枠を飛び越えて活躍している選手ながら、まだ16歳。
ISAでは国籍問題で揺れ動いているが、WSLでは代表選手として出場を決めた。

カリフォルニアのシーサイドリーフで開催された昨シーズンのWJCでは5位に入っている。
すでにCT入りが見えてきている彼女にとって、ここで優勝して一気にCSに入るのが理想的な展開だろう。

「再びWJCで競うことが本当に楽しみよ。オーシャンサイドで行われるのもワクワクしている。ここでは沢山の時間を過ごしているので、本当に自信があるし、良いパフォーマンスを見せたい。多くの素晴らしいサーファーたちと共に競えることを誇りに思う。もし、優勝できたら、CTに挑戦する自信が生まれるし、いつかワールドタイトルを獲得できるかもしれない」

(レヴァイ・スローソン)
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カリフォルニア 、エンシニータス出身の20歳、レヴァイ・スローソンは昨シーズンのWJCで2位の強豪。ジュニア最後の年となる今シーズンの優勝を狙っている。
北米リージョナルでは、ジュニア、QS共に2勝と最高のシーズンを送り、QSではカレントリーダーの座を手にしている。

「オーシャンサイドで競技できることが本当に嬉しい。育ったエンシニータスに近いし、沢山の時間を過ごした場所なので、本当に楽しみにしているよ。昨年は惜しかったから、今年は優勝したいね。WJCのタイトルを手に入れたいし、優勝者は直接CSに進むことができるので、素敵なボーナスになるでしょう。しかし、より重要なのは自分の地元で優勝すること。オーシャンサイドには数年住んでいた良く知っている場所。皆に会えることや再び自分のサーフィンを見せる機会にワクワクしているよ」

(ライアン・カイナロ)
PHOTO: © WSL/Marcio David

WSLがピックアップした最後の選手はブラジルのライアン・カイナロ。
『2023 ISA World Junior Surfing Championship』のU18ボーイズで優勝したあの選手だ。

ライアンは17歳ながら、すでにCSを回り経験を積んでいる。
183cm、74kgと恵まれた体格による大きなサーフィンが武器になっている。

「この舞台に戻れて嬉しいね。出場は2回目。準備も万端さ。今年、南アメリカで1位になった。ブラジルは本当に凄い競技者がいる難しい地域だよ。このイベントは今の自分にとって一番重要。タイトル獲得が人生を変えるし、勝利すればCTのステップになるCSに戻ることができる。最高の選手が揃っているCTに入るため、重要なんだ」

その他、ディフェンディングチャンピオンのジャーヴィス・アール(AUS)、シエラ・カー(AUS)、ジョエル・ヴォーン(AUS)、ジェット・シリング(USA)、日本人ハーフのシフォン・クロフォード(HAW)、ガブリエル・メディナの妹、ソフィア・メディナ(BRA)、東京五輪でイギリス史上最年少のオリンピック選手として出場したスカイ・ブラウン(GBR)など注目したい選手は多数いる。

6名の日本人選手

(中塩佳那)
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WJCにはアジアリージョナルとして6名の日本人選手が出場する。

中塩佳那、川瀬心那、都築虹帆。
矢作紋乃丞、長沢侑磨、岩見天獅。

ワイルドカードの都築虹帆、岩見天獅は2年連続の出場で、その他の選手は初出場。
なお、昨シーズンの日本人最高位は脇田紗良の9位。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

SAMBAZON World Junior Championships Men’s Opening Round Matchups:
HEAT 1: Jackson Bunch (HAW), Tenshi Iwami (JPN), Ilay Bochan (ISR)
HEAT 2: Jett Schilling (USA), Adur Amatriain (EUK), Luke Brumby (AUS)
HEAT 3: Levi Slawson (USA), Marlon Harrison (AUS), Luc Lepront (RSA)
HEAT 4: Jarvis Earle (AUS), Reed Platenius (CAN), Yuma Nagasawa (JPN)
HEAT 5: Joel Vaughan (AUS), Brodi Sale (HAW), Moonjo Yahagi (JPN)
HEAT 6: Luke Thompson (RSA), Ryan Kainalo (BRA), Mitch Du Preez (RSA) 
HEAT 7: Shion Crawford (HAW), Heitor Mueller (BRA), Harley Walters (AUS)
HEAT 8: Leo Casal (BRA), Taj Lindblad (USA), Sam Piter (FRA)
 
SAMBAZON World Junior Championships Women’s Opening Round Matchups:
HEAT 1: Bella Kenworthy (USA), Talia Swindal (USA), Keira Buckpitt (AUS)
HEAT 2: Ellie Harrison (AUS), Louise Lepront (RSA), Kalea Gervasi (PER)
HEAT 3: Erin Brooks (CAN), Janire Gonzalez Etxabarri (EUK), Cocona Kawase (JPN)
HEAT 4: Sierra Kerr (AUS), Anastasia Venter (RSA), Sky Brown (GBR) 
HEAT 5: Zahli Kelly (AUS), Nora Liotta (HAW), Noah Klapp (DEU)
HEAT 6: Zoe Benedetto (USA), Eweleiula Wong (HAW), Kana Nakashio (JPN)
HEAT 7: Sol Aguirre (PER), Laura Rapp (BRA), Isabelle Nalu (BRA)
HEAT 8: Nanaho Tsuzuki (JPN), Sophia Medina (BRA), Annette Gonzalez Etxabarri (EUK)

(空海)

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