現地時間10月19日、サーフシティを掲げるエルサルバドルの長いライトのポイントブレイク、エル・スンザルで開催中の『ISA World Longboard Championship』
大会3日目はいよいよリパチャージラウンドが本格的に始動。
メンズリパチャージR1の残りヒート、ウィメンズリパチャージR1。
メンズリパチャージR2、ウィメンズリパチャージR2の4ヒートが進行した。
この日も公式4-6ftレンジと十分なサイズがあり、前日と比べると風も良く、ハイスコアが出やすかった。
リパチャージが進んだことで国別のランキングも動き始め、フランス、フィリピン、ブラジル、日本、ペルー、オーストラリア、ニュージーランドが同率首位。
全ての選手がメインラウンドに進んでいるのはディフェンディングチャンピオンのフランスのみ。
アメリカ、メキシコなどリパチャージで敗退者が出た国は8位以下に落ちている。
大会4日目はウィメンズリパチャージR2の残りヒート。
メインラウンドはR3に突入してメンズ、ウィメンズの順で進行。
最後にリパチャージR3がメンズ、ウィメンズの順で行われる予定。
イベント開始は現地時間10月20日朝7時(日本時間同日22時)の予定。

Photo: ISA/Pablo Franco

Photo: ISA/Pablo Franco
堀井哲がリパチャージR3進出!

Photo: ISA/Jersson Barboza
この日出番があった日本代表は堀井哲のみ。
R1で敗退してリパチャージR1に回った堀井哲はH5に登場。
5.40、4.73をまとめてトータル10.13でトップ通過。
続くR2H5でもリズムを崩さず、ファーストセクションでのノーズライドと厚いミドルをターンで繋ぎ、6.00と5.50をスコア。
トータル11.50をまとめてトップでR3進出を決めた。
バックサイドには定評がある堀井哲だが、サイズがあるエル・スンザルでも安定している。
次のR3はスペイン、台湾、コスタリカ代表とのカードになる。
リパチャージはR8まで続き、その先にファイナルが待っている。
なお、R2で敗退した吉川広夏もリパチャージに回っている。
R2H5でスペイン、ウルグアイ、南アフリカ代表と戦う。

Photo: ISA/Jersson Barboza
勝利者インタビュー

MC:ヒートの感想ですが、最初非常に忙しい時間帯があって、途中で静かになって、また忙しい時間帯になったと思います。
その静かな時間帯の時にどのように自分を調整しましたか。
なるべくピークで止まらないように探し続けて、ゆっくり探し続けていました。
MC:ヒートをちょっと解説して欲しいです。
この波はどのように乗りましたか、自分の中で。
(ヒートのライディング映像を見ながら)
まあ最初立ってくるセクションがあるので、そこを絶対ノーズで逃さないように。
あとはカーブしながら、ノーズできるセクションを探す。
MC:非常に今後のヒートを楽しみにしてます。
見てくださっている日本の皆さんに向かってお願いします。
まずは家族、そしてあとチームメイト、あとスポンサーしてくれてる会社の方々、いつもありがとうございます。
ここからまた日本チームで頑張りますので応援よろしくお願いします。
カルロス・バイーアがハイエストスコアで勝利

Photo: ISA/Pablo Jimenez
20分ヒートと短く、コンディションも変化しやすいエル・スンザルでの勝負で何人かの優勝候補がリパチャージラウンドに回っている。
この日はブラジルの43歳のベテラン、2023年の銀メダリストでもあるカルロス・バイーアがリパチャージR2で8.67のハイエストスコアを出し、トータルでも16.50と前日のJrが出したヒートスコアを上回るハイエストを記録した。

Photo: ISA/Pablo Jimenez

また、Jrの弟、フィリピンのジューン・エスクイエヴェル、オーストラリアのランデン・スメールズ、プエルトリコのリオ・ドナルドソンが頭一つ抜けたライディングでラウンドアップした一方、アメリカのケヴィン・スカヴァーナが3位敗退
ウィメンズサイドではペルーのマリア・フェルナンダ・レジェス、ブラジルのアトランタ・バチスタ、プエルトリコのジャズミン・ディーンなどが目立っていた。

Photo: ISA/Pablo Jimenez
デンマークのティルデ・ラスムセンが名誉挽回

Photo: ISA/Pablo Jimenez
実力がありながらリパチャージラウンドに回ったもう一人の選手、2025年のヨーロッパ・ウィメンズのロングボードチャンピオン、デンマークのティルデ・ラスムセンはリパチャージR1で8ポイント台2本をスコア。前日にアリス・レモーンが出した14.67を大きく上回る16.17のハイエストヒートスコアを出して名誉挽回。
ティルデはメインラウンドのR1でトータルでも0.93と最低のスコアで敗退していた。
「完全にリラックスして、自分自身と自分のサーフィンを信じてヒートに臨んだわ。昨日のヒート後、頭の中で多くのことを整理しなければならなかった。この勝利を掴めて本当に最高の気分よ。チームメイトやコーチとじっくり話し合って、すごくためになることをいくつか整理できた。彼らがいなかったら、やり遂げられなかったと思うわ。だから彼らや応援してくれるみんなに感謝している。ただ波に乗れただけで、突然また飛べるようになったみたいに感じられたの。自由を感じたわ。昨日、自分のヒートが終わった後は、自分自身の中にある牢獄に閉じ込められているような気分で、自分が何者なのかを示せないでいるように感じていた。だから、ついにまた波を掴んで自由を感じられて最高よ」

Photo: ISA/Pablo Jimenez

Photo: ISA/Pablo Franco
その他、R1でリーシュコードが切れてしまい、3.07のトータルスコアで敗退したオランダの18歳、ドーヴェ・ロブロックがリパチャージラウンドで挽回。
スムーズなノーズライディングとカービングのコンビネーションでこの日最初のエクセレントスコアとなる8.00をスコアした。
ニュージーランドの18歳、ジャクソン・ウィローズは土壇場で7.07をスコアして4位から一気にトップ浮上してリパチャージR3進出を決めた。
ジャクソンは2025年のワールドチャンピオン、カイ・エリース-フリント(AUS)の動画でイメトレして波選びやドロップニーターンなどを学んだそうだ。
『ISA World Longboard Championship』は残り3日。
ウネリはエンドレスのように続く予報。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(染谷たかし)













