現地時間10月17日、ロングボードの世界一を決める『ISA World Longboard Championship』が初日を迎え、メンズR1とウィメンズR1の16ヒート中、8ヒートが進行。
会場は4年連続のエルサルバドルが誇るライトのポイントブレイク、エル・スンザル。
初日は公式4-6ftレンジのクリーンなコンディションから始まり、日中は風の影響が強まる傾向となっていた。

Photo: ISA/Pablo Jimenez

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日本代表は塚本将也&田岡なつみがR2進出

Photo: ISA/Jersson Barboza
2023年から続くエルサルバドル大会の日本代表の結果を振り返ると2023年は浜瀬海、吉川広夏の7位が最高位で、国別6位。
2024年は井上鷹が銀メダル、田岡なつみが銅メダルを獲得して団体2位で銀メダルを獲得と『ISA World Longboard Championship』では過去最高の成績となった。
2025年は井上鷹の4位が最高位で団体は5位。
今年は塚本将也、堀井哲、田岡なつみ、吉川広夏が出場している。
まず、メンズR1は塚本将也がトップ通過でイタリア代表と共にR2進出を決めた一方、堀井哲はスペイン、イタリア代表に抑えられ、3位でリパチャージR1行きとなった。
初のISA日本代表に選ばれた塚本将也は、流暢な英語で勝利者インタビューに対応した。
「ここに戻ってこられて、本当に感謝しています。日本代表としてサーフィンするのは今回が初めてなので、本当に嬉しいです。良い波に乗れて、良い仲間たちと一緒にサーフィンできて、すごく気持ちよかったです。みんなレベルがすごく高いので、自分自身もさらに高いレベルへ引き上げてもらえると感じています。ここに来てから1週間になりますが、みんなとはずっと前から知り合いなんです。だから、本当に仲が良いです。僕が一番年下なので、みんな兄や姉みたいな存在です。本当の兄弟や姉妹みたいに接してくれるので、すごく居心地が良いですね。エルサルバドルはかなり暑いですね。僕の地元は寒くなってきているので、外の気温差がすごく大きいです。だから、しっかり体調管理をしないといけないと思っています」

ウィメンズR1は田岡なつみがターンとノーズライドでロングライドを決め、7.50をスコア。
更に6.60を重ね、14.10のハイエストヒートスコアで圧勝した。
「ちょっと難しい波でしたね。クリーンにブレイクする波もあれば、バンピーな波もありました。最初に乗った波は本当に良くなかったです。海面が悪く、コントロールするのがすごく難しかったです。でも、2本目はすごくクリーンな波で、7.50ポイントを出すことができました。そこでリズムをつかめて、ヒートを楽しめました」

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経験豊富な田岡なつみの強みは安定感。
プレッシャーがかかる状況でも常に自分のリズムを見つけている。
この日も一人淡々と確実にスコアを重ねる姿が印象的だった。
「毎回ヒートを楽しむようにしています。ここの波は本当に良いですからね。特にこういう波は、日本ではなかなか乗る機会がありません。だから、ここで試合ができることがすごく楽しみですし、私は大きな波が大好きなんです。なので、毎回ヒートを楽しんでいます」

トレードマークになっているオレンジ色のサーフボードは昨年と同じモデル。
エルサルバドルには3本持ち込み、1本は前日にクラッシュさせてしまったそうだ。
吉川広夏はH11にクレジットされている。

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ペルーのマリア・フェルナンダ・レジェスがハイエストを出す

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トータルでは田岡なつみの14.10がハイエストだったが、シングルスコアではペルーのマリア・フェルナンダ・レジェスが出した7.83がハイエストになった。
このヒートはイタリアの14歳、ジンジャー・カイミがトップ通過を果たしていた。
マリアもジンジャーも田岡なつみと同じツアーの一員。
エル・スンザルのイベントは第4戦のチャンピオンシップとして組み込まれている。
「ここに来るのは今年で3年目よ。すごくワクワクしている。ベストを尽くしたい。今では波のことも良く理解しているし、自分でもかなり上達していると感じているわ。ツアーやその他の大会で多くの経験を積んできた。実際、以前よりも今回の大会に対して自信を感じているの。良い結果を残せると思っている。目標は去年よりも良い成績を収めることで、一番の目標はトップ8よ」
その他、ウィメンズサイドでは初出場となるフィリピンのカイラ・ジェーン・デラ・トレ、コスタリカのリア・ディアス、現在WSLのツアーでトップに立つアメリカのアヴァロン・ガル、ブラジルのクロエ・カルモン、ドイツのニーナ・アルテンブルク、フランスのカネル・ルブトンがトップでR2進出を果たしている。

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優勝候補が次々とラウンドアップ

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ISAのメダリストに加え、WSLのワールドチャンピオンも多数出場している『ISA World Longboard Championship』
ペルーのピッコロことブノア・クレメンテ、アメリカのトニー・シルヴァーニ、フランスのエドゥアルド・デルペーロが揃ってラウンドアップを果たしたが、ピッコロはヒート残り時間5分まで追い込まれていた。
2013年のワールドチャンピオン、ISAでは2019年に金メダルを獲得しているピッコロ。
残り5分を切ってから8.17を出してもスコアは足らず、残り30秒でテイクオフした波で4.40を出してトップに躍り出ていた。



「今日はすごく良い波だけど、自分の中では流れがすごく遅く感じられたよ。1本目の波はかなり悪かった。正しい波が来るまで忍耐強く待ち続ける必要があると思い、後半に1本掴むことができた。すごく緊張していたよ。残り5分、そして残り4分となってヒートが終わってしまうかもしれないと焦ったけど、ベストを尽くしたよ」
ピッコロが出した8.17は初日のハイエストスコア。
ハイラインでの長いノーズライドとダイナミックなターンはエル・スンザルのお手本のようなライディングだった。
なお、トータルのハイエストはトニー・シルヴァーニが揃えた14.77。
39歳の彼は2018年以来となるISA出場。
2011年の優勝を含む3つのメダルを持っている。
大会2日目は現地時間10月18日朝7時(日本時間同日22時)にウィメンズR1の残りヒートから再開。
メンズ、ウィメンズ共にR2が進行した後、メンズのリパチャージR1が2ヒート進行予定。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

Photo: ISA/Pablo Jimenez

Photo: ISA/Jersson Barboza

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(染谷たかし)













