PHOTO:© WSL / Wes Burton

4月1日からCTオーストラリアレッグがキックオフ!五十嵐カノアが第1ヒート登場

コロナ禍で変則的なスケジュールを強いられている2021年のCT。

すでにシーズンは2020年12月の「パイプマスターズ」から始まり、ジョン・ジョン・フローレンス、タイラー・ライトが優勝。
その後、予定されていたサンセットビーチは中止、サンタクルーズは延期となり、戦いは4月のオーストラリアレッグまで持ち越されることになった。

WSLはテニスの全豪オープンが行われるなど国際的なイベントが開催可能なまで新型コロナウイルスが抑制されているオーストラリアで異例の4戦を組み、今後の不透明なスケジュールが消化されなくてもワールドタイトルが決定できるような道筋を立てた。

2021 CTオーストラリアレッグスケジュール

CT第2戦 4月1日〜11日 ニューキャッスル
『Rip Curl Newcastle Pro pres. by Corona』

CT第3戦 4月16日〜26日 ナラビーン
『Rip Curl Narrabeen Classic pres. by Corona』

CT第4戦 5月2日〜12日 マーガレットリバー
『Boost Mobile Margaret River Pro pres. by Corona』

CT第5戦 5月16日〜26日 ロットネスト島
『Rip Curl Rottnest Search pres. by Corona』

『Rip Curl Newcastle Pro』概要

(ミアウェザービーチ)
PHOTO:© WSL / Cestari

CTオーストラリアレッグの初戦は4月1日〜11日のウェイティングピリオドで開催される『Rip Curl Newcastle Pro』
舞台となるNSW州のニューキャッスルは1985年から1990年にかけてCTが開催された後、1991年にツアーの再編成と共にイベントが消滅。
当時使用されていた「ニューキャッスルビーチ」から「ミアウェザービーチ」に会場を変えて30年ぶりにCTが戻ることでローカルは興奮している。

なお、「ミアウェザービーチ」は『サーフフェスト』という名でQSのハイグレードが長い期間開催されており、今回参加する選手ではH4で対戦するステファニー・ギルモア、ジョアン・ディファイ、ブロンテ・マコーレーの全ての選手に優勝経験がある。

メンズは過去7回開催されたQSの勝者の内、5名が今回のCTに出場。
2020年、パンデミック直前にはジュリアン・ウィルソンが優勝、ローカルのライアン・カリナンが2位に入っていた。

残念ながらケリー・スレーターコロヘ・アンディーノは怪我で欠場が決定。
代理はマイキー・ライトとマット・バンティングが務める。

メンズヒート表

五十嵐カノアはシーディングラウンド(R1)の第1ヒートにクレジットされ、コナー・コフィンとデイビッド・シルバと対戦予定だ。ファーストコールは日本時間4月1日の午前4時30分の予定だ。

ウィメンズヒート表

ミアウェザービーチとは?

『Rip Curl Newcastle Pro』の会場であるミアウェザービーチは街の中心地から歩いていける距離にあり、オーストラリアらしく綺麗に整備されたニューキャッスルのメインビーチでもある。
WSLはローカルで今回のイベントにも参加するライアン・カリナンにミアウェザービーチの特徴を聞いた。


レディース

ミアウェザービーチのピークの名称はいくつかあり、メインは海水浴場の目の前で割れる「レディース」で、速めのブレイクが特徴。
3-5ftがベストで、西風がオフショア。コンディションが整えばベルズとも比較可能なクオリティの高さだと説明している。

サードリーフ

「レディース」から数百メーター離れたリーフは「サードリーフ」と呼ばれ、6ftクラスの大きなウネリが入った時にブレイクする。
ライトのポイントブレイクで、難しいテイクオフさえクリアすれば、綺麗なウォールになり、インサイドでバレルになることもあるそうだ。
また、稀に「レディース」まで繋がることもあり、そんな時はローカルナレッジが活かされるだろうと話している。

ロックス

砂が移動した時に東ウネリが入った時に現れるライトは「ロックス」と呼ばれ、4ftまでしかホールドしないものの、ハイパフォーマンスなサーフィンに最高の波になる。ライアンはここでバックハンドのサーフィンを学んだそうだ。

ポゴス

ミアウェザービーチの北側に位置する「ポゴス」は1950年代にブレイクの前に住んでいたポゴノスキー一家にちなんで名付けらたピーク。
雨が降った後に排水口流れ出す水によって形成されたバンクなどで稀に素晴らしいランプセクションが生まれる。

ディクソンパーク

ミアウェザービーチの北側にある「ディクソンパーク」はサーフクラブと大きな駐車場が目の前にあり、大きな北東ウネリとオフショアでコンディションが整う。
ビーチブレイクにしては大きなウネリをホールドしてバレルにもなるが、普段はアクション向けのリッパブルな波質である。

ミアウェザービーチの現在の地形について

(ホームでの初CTを待つライアン・カリナン)
PHOTO:© WSL / Bennett

ライアンによると最近はオンショアの日が多く、波はあまり良くなかったが、地形の方はまずまずだそうだ。
少し前に入った大きな南ウネリの時は素晴らしいコンディションとなり、もしその時がコンテストだったら最高だったろうと話している。

この時期の理想的なシナリオはサイクロンからのしっかりとした北東ウネリが入り、西よりのオフショア。
正直、ワールドクラスの波になることは稀だが、どんなウネリにも対応できる安定したスポットと言える。

ライアンは自分が毎日サーフィンしているこの波でジョン・ジョンやガブリエルなどがどんなアプローチをするのかを見るのが待ち遠しいと話している。

なお、オーストラリアの4月は初秋になり、日中は東よりの風が吹き込む日が多くなる。
ウェイティングピリオド中、前半は南東よりのウネリ、中盤は北東よりのウネリが入る予想だが、オンショアでの戦いが強いられそう。
そうなるとメンズはエアリアル勝負となり、ブラジリアンに有利になるのでは?

『Rip Curl Newcastle Pro』は4月1日から開幕。
ライブ中継は公式サイト、公式アプリ、YouTueで配信される。

WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

この記事に 関連するタグ

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。