五十嵐カノアが波が良すぎて困ると話すほどのサーファーズパラダイス、エルサルバドル。
CT第5戦『Surf City El Salvador Pro』は現地時間6月8日に大会4日目を迎えた。
この日はハリケーンの影響で会場のプンタ・ロカは公式8-10ftレンジと過去最大級のウネリがヒット。クリーンなコンディションでメンズR3が始まったが、H4の前半に一気に風が悪化してしまい、ヒートは中断。
ホールドの後にこの日はオフとなり、僅か3ヒートのみのショートデーになった。

PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
今シーズン2度目のQF進出を決めたカノア

開幕戦での5位以降、思うような結果を残せていなかった日本の五十嵐カノア。
前戦のニュージーランドでは、「どんなヒートも勝ち抜くことが不可能に思えてならない」とコーチのスネークの前で本音を話していたカノアだったが、エルサルバドルでは解き放たれたかのような粘り強さを見せて快進撃を続けている。
R3のH2ではイーライ・ハンネマン(HAW)を相手に後半に逆転して勝利。
ヒートの模様とフルインタビューは以下。
強烈なインターフェアを犯したリアム

PHOTO: © WSL/Oscar Jimenez
R3のオープニングヒートはカラム・ロブソンとリアム・オブライエンの親友オージー対決。
序盤はカラムがビッグターンのコンビネーションで6.00、6.50を重ねる。
ハイシーズンのサンセットビーチ並にサイズアップしたプンタ・ロカが判断を鈍らせたのか、リアムはカラムが奥から乗った波にドロップイン。プライオリティはカラムだったため、リアムにインターフェアがコールされ、1スコアが無効のペナルティ。
結果、カラムがラウンドアップを決めた。
「波に乗った後、ジェットスキーで戻ったんだ。LOB(リアム)は乗って戻るところだった。パドルアウトしている間、僕は常にプライオリティボードを見ていた。明らかにその時点ではLOBはかなりアウトにいたけれど、まだプライオリティを表示していなかった。だから、プライオリティボードを見ていたんだ。かなり大きな波が来て、それに対して自分はアウトのポジションを取れていた。テイクオフの直前にボードに青が点灯するのが見えた。二度確認したけど、間違いなく青だった。赤は見えなかったし、それで波に乗ったんだ。その時、LOBが強い意志を持ってパドルするのが見えた。自分がテイクオフした後に、ボードに彼のプライオリティが表示されたんだ。それを見た時、やってしまったと思ったよ」
「親友同士でヒートを戦う時には、特に不運な状況だった。あんな判定ではなく、純粋に真っ向勝負をしたかった。彼に対してあのような形で決着がついてしまい、本当に残念でならない。彼は素晴らしい親友であり、とても良い奴さ。ツアーの中でも一番の仲間の一人。でも、QFに進めて最高に嬉しいよ。今年一番の成績だからね」
QFでカラムはカノアと対戦する。

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ブザービーターでワールドチャンピオンを倒したマルコ

PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
この日の最終ヒートになったH3はCT2年目のマルコ・ミニョー(FRA)と昨年のワールドチャンピオン、ヤゴ・ドラ(BRA)のカード。
二人はベルズ、ニュージーランドでもR3で当たっているが、共にヤゴが勝利していた。
ヒートはヤゴが3つのビッグターンで8.00を出してリード。マルコは最初に出した6.67をベースにバックアップスコアにつながる波を探していたが、ミスが重なってしまう。
一方のヤゴもバックアップは4.83と低く、マルコにも逆転のチャンスは十分にあった。
残り1分、ニード6.17のシチュエーションでプライオリティを持っていたマルコはセットにテイクオフ深いボトムターンからのカービングターン、レイバック、リップ、最後のセクションもメイクして6.17をスコア。
直後に波に乗ったヤゴは最後にビッグエアーを繰り出すが、メイクはできず、マルコが初めてヤゴを倒すことに成功した。
「自分はブザービーターのキングさ。チームのみんなが、最後まで信じろと言ってくれていた。さっきビーチを歩いている時も『とにかく信じろ』とね。笑って良いエネルギーを放っていたんだ。そうすればスコアは付いてくるからね。自分は勝利に値するし、日々努力を積み重ねてきた。あの波が来るのを感じていたし、実際にやってきた。プレッシャーの中でそれをやり遂げたし、仕事を果たせたことを本当に誇りに思うよ」
ポジティブなエネルギーが溢れているマルコはこの勝利で今シーズン初のQF進出、5位以上が確定した。
ライブランキングも13位まで上がっている。
ネクストコールは現地時間6月9日の朝6時(日本時間の同日21時)で35分後にスタート予定。




PHOTO: © WSL/Aaron Hughes



WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
Men’s Surf City El Salvador Pro Round Three (Heats 1 – 3) Results:
HEAT 1: Callum Robson (AUS) 12.50 DEF. Liam O’Brien (AUS) 5.13
HEAT 2: Kanoa Igarashi (JPN) 9.67 DEF. Eli Hanneman (HAW) 9.17
HEAT 3: Marco Mignot (FRA) 12.84 DEF. Yago Dora (BRA) 12.83
Men’s Surf City El Salvador Pro Round Three (Heats 4 – 8) Matchups Remaining:
HEAT 4: Samuel Pupo (BRA) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)
HEAT 5: Italo Ferreira (BRA) vs. Crosby Colapinto (USA)
HEAT 6: Kauli Vaast (FRA) vs. Joao Chianca (BRA)
HEAT 7: Gabriel Medina (BRA) vs. Jack Robinson (AUS)
HEAT 8: Barron Mamiya (HAW) vs. Alan Cleland (MEX)
Women’s Surf City El Salvador Pro Quarterfinal Matchups:
HEAT 1: Gabriela Bryan (HAW) vs. Anat Lelior (ISR)
HEAT 2: Luana Silva (BRA) vs. Carissa Moore (HAW)
HEAT 3: Molly Picklum (AUS) vs. Caroline Marks (USA)
HEAT 4: Tyler Wright (AUS) vs. Caitlin Simmers (USA)
(黒本人志)























