(GOATを倒したルーキーのアナット) PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

ルーキーがGOATを倒したCT第5戦『Surf City El Salvador Pro』初日

今年で5年目を迎える中米・エルサルバドルを舞台としたCT第5戦『Surf City El Salvador Pro』がウェイティングピリオド初日の現地時間6月5日に開幕。

公式6-8ftレンジのバンピーなプンタ・ロカでメンズ、ウィメンズ共にR1終了後、メンズR2の16ヒート中、6ヒートが進行した。

日本の五十嵐カノアはR2でブラジルのアレホ・ムニーツを倒してR3進出。
ヒート詳細やフルインタビューは以下。

キャリア初のR3進出を決めたイーライ

(イーライ・ハンネマン)
PHOTO: © WSL/Oscar Jimenez

初日は返り咲き組みのイーライ・ハンネマン(HAW)が巨大なアーリーウープを決め、これまで壁だったR2を突破。
ワイルドカード、2024年のルーキーイヤーも含め、R3進出はキャリア初となる。

また、同じく返り咲き組みのカラム・ロブソン(AUS)、ルーキーのアナット・レリオール(ISR)が優勝候補を倒した他、タイラー・ライト(AUS)、ラムジ・ブキアム(MAR)のライディングが際立っていた。

この日の主役となったイーライは、まずR1でエルサルバドルの英雄で5大会連続出場のブライアン・ペレスを倒し、R2では開幕戦を制して現在ランキング2位のミゲル・プーポ(BRA)と対戦。
前戦のニュージーランド・ラグランとは逆のライトのポイントブレイクで、フロントサイドの利点を活かし、パワーハックとアーリーウープで8.83を含むトータル16.16を出し、6ポイント止まりだったミゲルに圧勝した。

PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
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PHOTO: © WSL/Oscar Jimenez

「ヒートを勝ち抜くのは、遅すぎることなんてないんだと思う。ギャラガー(コーチのクリス・ギャラガー)は、さっきのヒートの後で僕を担いでビーチを歩くつもりだって冗談を言っていたよ。自分にとってずっと高い壁があるように感じていたけれど、一度それを超えたら、堰を切ったように上手くいく気がする。CSでもそうだった。結果を出すまでには3年という長い道のりがあった。その間、ずっと結果に対する強いプレッシャーに苦しんでいたけど、最終的に『どうしても勝たなければ』という執着を捨てることで、ようやく自分本来の力が出せるようになったんだ。世界中を旅して最高の波でサーフィンをしている良い人生だよ。ニュージーランドでは最初のヒートは勝てたけれど、その日のうちにメディーナに負けてしまった。でも、何も変わってはいない。自分のすることに全力を注いでいるし、時々自分自身にプレッシャーをかけすぎてしまうこともある。自分のサーフィンは通用すると分かっているし、十分なレベルにあると信じている。ただ自分ができる最高の人間でありたいと思っているんだ」

その他、メンズR1では、ラムジ・ブキアム(MAR)、ルーク・トンプソン(RSA)、セス・モニーツ(HAW)が勝ち上がり、ローカルワイルドカードのブライアン・ペレス、メルビン・アヤラ、ジョーディ・スミス(RSA)のリプレイスメントで入ったマシュー・マクギリヴレイ(RSA)が敗退。
また、ルーキーのオスカー・ベリー(AUS)は5戦連続で最下位と負のループを抜け出せていない。

6ヒートだけ進行したR2では、カラムが優勝候補のイーサン・ユーイング(AUS)とのクロスゲームを制した。
リアム・オブライエン(AUS)、マルコ・ミニョー(FRA)、ヤゴ・ドラ(BRA)も次に繋げている。

(ラムジ・ブキアム)
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今シーズン初のR2進出を決めたブリッサ

(ブリッサ・ヘネシー)
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

中米唯一のCT選手、コスタリカ出身のブリッサ・ヘネシー(CRI)は、R1でアリッサ・スペンサー(USA)を相手に8.50を含むトータル15.00とシングル、トータル共にハイエストを出して今シーズン初のR2進出を決めた。

アリッサとはニュージーランドのR1でも対戦しており、今回はそのリベンジも同時に果たすことに成功した。

「感情的なヒートだった。R1を突破なんて大したことではないように見えるけど、それまでの内面的な戦いや、舞台裏での全ての努力が詰まっているわ。ブリット(シェイパーのブリット・メリック)や、チームがここにいてくれることはとても幸運。オフシーズン中に私たちは一生懸命取り組んできたのよ。このボードはプンタ・ロカの波にとても合っていると感じるし、マジックボードや特別な人々を味方につけることは重要よね。私は明確な理由があるときに最高のサーフィンができる。私が育ち、サーフィンの仕方を教えてくれ、サーフィンへの愛を教えてくれた国を代表することは、その良い理由だと思う。中央アメリカにいて、彼らの愛を感じることはとても大きな意味がある。私はただ心からサーフィンをしようと努めているだけよ」

R2ではラグランを制した5xワールドチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)と対戦する。

PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
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(アリッサ・スペンサー)
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GOATを倒したアナット

(アナット・レリオール)
PHOTO: © WSL/Oscar Jimenez

ウィメンズサイドのR1はバンピーでサイズがあるプンタ・ロカの波に手こずった選手が多く、ブリッサのヒートを除くとクロスゲームが続いた。

ステファニー・ギルモア(AUS)とルーキーのアナット・レリオール(ISR)のカードは辛抱強く波を待ったステファニーとは対照的にステイビジーに波を探したアナットの戦略がハマり、1.30ポイント差でアナットが勝利。

開幕戦以来のR2進出となり、次はソーヤ・リンドブラッド(USA)とのカードになる。
ステフの方は地元ゴールドコーストで優勝した他は結果が出せず、ランキング10位とタイトル争いには難しいポジションにいる。

「まだ足が震えているわ。ステフとのこのヒートは間違いなく神経をすり減らした。R1で負けてしまうこの形式は難しい。信じ続けることは大変だった。このツアーにはカリッサ、ステフなどインスピレーションを得られる憧れの存在が沢山いる。だからといって彼女たちを倒したいという気持ちが消えるわけではない。これまでの有酸素運動の成果が出ていると感じる。誰にとっても過酷な状況だけど、同時に私たちは皆それを楽しんでいるの。もっと良い波を選び、もっと辛抱強く、もっと賢く、もっと上手くなっていくだけよ」

(ステファニー・ギルモア)
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その他、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ヨランダ・ホプキンス(POR)、ナディア・エロスタルベ(EUK)、ベラ・ケンワーズィ(USA)、キャロライン・マークス(USA)がトップシードが待つR2進出を決めている。

また、タイラー・ライト(AUS)はゴールデンルーキー、15歳のティヤ・ゼブラウスキ(FRA)を相手にブリッサに続くハイスコアの7.00と5.00を出してクロスゲームを制した。
ニュージーランドで初のR2進出を果たしたティヤだったが、エルサルバドルでは再び試練が降りかかった。

ネクストコールは現地時間6月6日の朝5時45分(日本時間の同日20時45分)で20分後にスタート予定。

コナー・オレアリーはハワイのバロン・マミヤとR2H15を戦う。
過去3戦の結果は不戦勝が1回、残り2戦はバロンが制している。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
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(黒本人志)

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