4月〜5月にかけて3戦連続で行われるオーストラリアレッグの最終イベント、CT第3戦『Bonsoy Gold Coast Pro』が5月1日〜11日にゴールドコーストで開催。
サイクロンの影響で地形が崩れた昨年と一転、今年はスナッパーロックスに素晴らしい地形が戻り、すでにハイレベルなセッション動画が公開。
更に前日にはトレーニングデーとしてライブ中継が配信された。
2018年以来のCT開催
スナッパーロックスで最後にCTが開催されたのは2018年。
開幕戦として行われ、ファイナルデーはサイクロンの影響でキラに移動してジュリアン・ウィルソンとレイキー・ピーターソンが優勝していた。
2019年はサイクロンの影響で地形が崩れ、隣のデュランバーが会場となり、その後はパンデミックを経てCSイベントに変更になっていた。

PHOTO:© WSL/Andrew Shield

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ギャビーがイエロージャージを着て再び優勝を狙う

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5月1日の開幕に先駆け、プレスカンファレンスが行われ、イベントの主要選手によるインタビューが公開された。
カレントリーダーとして久々にイエロージャージを着るガブリエル・メディナ(BRA)は、キャリア全体で見るとゴールドコーストを含むオーストラリアレッグは不得意なパートに入るが、怪我から復活した今年は様々な呪縛から解かれたのか、ベルズ、マーガレットリバーと2戦続けて上位に入っている。
また、初のワールドタイトルを手に入れた2014年には、グーフィーフッターとして2004年のミック・ロウ以来の優勝を決めた経験もある。
「数年ぶりにスナッパーでのコンペティションに戻ってこれて嬉しいよ。ここは本当に素晴らしい場所で、いつも楽しい時間を過ごせる。ミックが言うように、ここは『神の国』だね。本当に良い場所だし、戻ってこれて本当に幸せだよ。キャリアの早い段階でここで成功を収めたこともあるし、いつも居心地の良さと幸せを感じる場所なんだ。しばらくツアーを離れていたけれど、今は気分が良いし、再びイエロージャージを着て戻ってこれたのは最高さ。自分のサーフィンがまだ世界のレベルにあると確認できて安心した。ベルズの前は緊張していたけれど、すでに良い結果が出ているから、ツアーに復帰して今は随分とリラックスできているんだ」
初のスナッパーロックス戦に挑むガビー

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すでにCSイベントに変わっていた2022年にCTデビューしたガブリエラ・ブライヤン(HAW)は、スナッパーロックスで初の試合となる。
2025年に3大会で優勝してランキング3位とキャリア最高の結果を残し、2026年は開幕戦で優勝。次のマーガレットリバーで5位になり、昨年に続いてイエロージャージを着てイベントに出場する。
「初めてなので、とてもワクワクしているわ。子供の頃、スナッパーとパイプで試合をするのが私の夢だったの。でも、私がツアーに入ったタイミングで、残念ながら両方ともカレンダーから外れてしまって。でも、ツアーに長く留まり続けたおかげで、ようやくこの機会を掴むことができた。完璧なライトハンドの波に見えるし、まるで夢のようね。実はベルズが始まる前にここに来て、ボードに足の感触を馴染ませたり、雰囲気に慣れたりしていたの。最高ね。周囲の誰もがこの場所を愛しているのが伝わってくる。間違いなく特別な熱気があるわ。観客との距離が凄い近いのも大好きよ。文字通り『サーフィンのスタジアム』に最も近い感覚で、本当にクール。みんなが話題にしている通り予報も良いので、本当に楽しみにしている」
もう一人のカレントリーダー

カウントバックでイエロージャージはガブリエラが着用するが、マーガレットリバーでCT通算7勝目を決めて31歳にしてキャリア最高のシーズンを送っているレイキー・ピーターソン(USA)は同ポイントで首位。
彼女はスナッパーロックスで最後に開催された2018年のチャンピオンでもあり、2014年には3位、2017年には2位になるなど、得意な場所でもある。
「ツアーに出始めた若い頃、ここで試合をするのが大好きだったわ。本当に象徴的な会場だし、私たちはみんなゴールドコーストが大好きなの。世界最高のサーファーたちの最高のサーフィンを引き出してくれる本当に特別な場所よ。長年、素晴らしい経験をさせてくれたこの場所に戻ってこれて、本当に幸せ。若い頃は、幸せかどうかは結果次第だと思っていたけれど、当時は今のような広い視野を持てていなかったわね。正直に言って、今は自分の人生に本当に満足しているの。プロサーファーでいられることが大好きだし、素晴らしい友人も、最高の夫もいる。もうすでに勝者の気分よ。試合で勝つことは、その上の『おまけ』みたいなものね。今年の目標は、失敗や負けを恐れずに自分のサーフィンで攻め続けること、全てを出し切ること。今のような立場で、『今年は他に何ができるかしら?』なんて考えられるのは、凄い楽しいわ」
ホームでリセットしたいステフ

今シーズンの復帰組の中で、2戦続けてR1敗退の最下位と最悪のスタートを切っているステファニー・ギルモア(AUS)はホームのスナッパーロックスで巻き返しが期待されている。
「2シーズン休んでいたけど、本当にあっという間だった。今の私にとっては、もう全てがプラスアルファのご褒美。今はとにかく一つずつヒートを勝ち上がることだけを考えているの。みんなのサーフィンが本当に素晴らしい。ツアーを離れてウィメンズの試合を客観的に見ていた時、世界中の波で見せられるパフォーマンスに刺激を受けた。ウィメンズサーフィンのレベルは飛躍的に向上していて、自分もその一部でありたいと強く思ったの。こうしてワイルドカードで復帰する機会を得て、みんなの前で良いサーフィンを見せようと挑戦できること。それこそが私の望んでいる全てよ。もちろん、ここゴールドコーストで再び優勝できたら最高よね。家族や友人の前で勝てる場所というのは、私にとって究極の場所だから。確かにパイプラインのような場所は歴史的に最も重要な場所だけど、私にとっては、スナッパーで勝つことが最高なのよ」
ツアー最年長の38歳、8xワールドチャンピオンのステフは、2005年に17歳のワイルドカードとして学校を休んで初優勝して以来、7度のファイナル進出、6度の優勝。16回の出場でQFを下回ったのは、僅か1回のみと彼女のキャリアを支えてきた場所でもある。
運命のR1では、マーガレットリバーで接戦の末に負けたエリン・ブルックス(CAN)と再対戦する。
二人はステフがワイルドカードで出場した昨年もQFで当たり、エリンが圧倒的なサーフィンで勝っていた。
まさにイベント前半の注目カードと言えるだろう。
ツアー最高位のオージー

PHOTO:© WSL/Katey Shearer
メンズサイドではトップ5の内、4名がブラジリアン。マーガレットリバーで優勝したジョージ・ピターが唯一、オージーとしてランクインしている。
まだ23歳と若いジョージは一夜にして国の誇りになり、ゴールドコーストでも盛大な声援が待ち受けているだろう。
「ここ数日は本当に目まぐるしくて、ようやく少し落ち着いてきたところだよ。自分がこの場所に到達できるなんて全く思っていなかったから、まだ実感が湧いていないんだ。それに今はもう意識をこの大会に切り替えているところだから、なんだか不思議な感じだね。この大会が終わったら、ゆっくりとこれまでのことを噛み締めて、余韻に浸りたいと思う。でも今は、試合に向けて準備と集中をするだけだし、ワクワクしているよ。波が最高になりそうだから、興奮しすぎないように気をつけないとね。素晴らしい1週間のコンペティションになるはず。この勢いを維持できればと思っているよ」
なお、オーストリアレッグの3戦でランキングを決める 「GWM Aussie Treble」はギャビーとガビーが高級SUVの「GWM Tank 300」獲得の最有力候補だが、ジョージとレイキーにも十分なチャンスがある。
3名のワイルドカード
大会前に開催されたトライアルでは、ディミティ・ストイル(AUS)、リーフ・ヘーゼルウッズ(AUS)が優勝してワイルドカードを獲得。
リーフは2019年にもトライアル優勝で本戦に出場。
ジュリアン・ウィルソン(AUS)に圧勝したことが話題になっていた。
また、ジュリアンは昨年のトライアルで優勝して本戦でも大活躍。フィリッペ・トレド(BRA)とファイナルを争い、2位になっていた。

PHOTO:© WSL/Andrew Shield
その他、イベントワイルドカードはCSランキングからウィンター・ヴィンセント(AUS)が獲得。
21歳の彼はシドニー郊外のマンリービーチ出身。
ジョージの近所でもある。
「ジョージとは9歳くらいの時から知っているよ。同じビーチで育ったし、家も道を下って2分くらいの場所なんだ。なんだか現実離れした感覚。自分がこの場所に立てるなんて思ってもみなかった。地元から一番近いナラビーンでガブリエルを見ていた頃は、『あまりにも遠い場所。レベルが違いすぎる』と感じていた。今ここにいて、ジョージが優勝したばかりという今の状況は、まさに夢のようなんだ。世界でも最高の大会の一つだと思っている。招集の連絡をもらった時は本当に興奮したよ。ゴールドコーストには何度も来ている。良いサーフィンをして、この経験を楽しみたい」
『Bonsoy Gold Coast Pro』のファーストコールは現地時間5月1日7時30分(日本時間同日6時30分)で30分後に開始予定。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM Men’s Round One Matchups
HEAT 1: Callum Robson (AUS) vs. Oscar Berry (AUS)
HEAT 2: Mateus Herdy (BRA) vs. Reef Heazlewood (AUS)
HEAT 3: Luke Thompson (RSA) vs. Winter Vincent (AUS)
HEAT 4: Morgan Cibilic (AUS) vs. Ramzi Boukhiam (MAR)
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM Women’s Round One Matchups
HEAT 1: Francisca Veselko (POR) vs. Yolanda Hopkins (POR)
HEAT 2: Sally Fitzgibbons (AUS) vs. Bella Kenworthy (USA)
HEAT 3: Vahine Fierro (FRA) vs. Brisa Hennessy (CRC)
HEAT 4: Carissa Moore (HAW) vs. Tya Zebrowski (FRA)
HEAT 5: Alyssa Spencer (USA) vs. Nadia Erostarbe (ESP)
HEAT 6: Tyler Wright (AUS) vs. Anat Lelior (ISR)
HEAT 7: Erin Brooks (CAN) vs. Stephanie Gilmore (AUS)
HEAT 8: Sawyer Lindblad (USA) vs. Dimity Stoyle (AUS)
(黒本人志)






















