ベルズでの開幕戦終了から5日後、西オーストラリアのマーガレットリバーで第2戦『Western Australia Margaret River Pro』が4月16日〜26日に開催される。
今回は開幕直前情報として、プレスカンファレンスでのインタビューや、ワイルドカードを紹介。
なお、イベントは日本時間4月16日の7時50分にファーストコール、15分後に開始予定。
すでにマーガレットリバーには良いサイズの南西ウネリが入っており、初日からスタートが期待されている。
大本命のガブリエラ・ブライアン

ベルズでの開幕戦を圧巻のパワーハックで制したハワイのガブリエラ・ブライアンはマーガレットリバーでも優勝候補の筆頭。
ベルズより更にパワーハックが映えるこの波で過去に出場した4大会中、3度のファイナル進出。2024年、2025年は2連覇を達成している。
今年はイエロージャージという誇りと自信を持ちながら3連覇を狙う。
「私にとってこれほどハッピーな場所にまた戻って来られて、最高の気分。ベルズで優勝して最高の気分を味わった後、世界で最も好きな場所の一つに来られるなんて、正直ちょっと夢心地だわ。自分の好きなことが仕事で、マーガレットリバーのような場所に来られる自分は本当に幸運だと感じている。ここに戻って来られて嬉しい。良い思い出が沢山あるので、もっと増やしていきたい。3連覇がどんな気分なのか、ぜひ知りたいわ。ここの波のパワーは、私の大好きな『後ろ足に体重を乗せるライディング』を存分にさせてくれる。その感覚が、故郷の波を強く思い出させてくれるの。間違いなくシーズン最高のスタートを切れたので、今年こそはタイトルを狙いたいと言いたいところだけど、シーズンは長いので、先走りすぎないようにしたい」
ガブリエラを倒した唯一のサーファー

2022年、マーガレットリバー戦でのファイナルで唯一ガブリエラを倒して優勝したイザベラ・ニコルス(AUS)は、2025年に大きく成長した選手の一人。
2023年、2024年と2年連続でミッドシーズンカットでCS落ちしながらも這い上り、2025年のオーストラリアレッグではベルズで優勝、ゴールドコースト、マーガレットリバーで5位。新設された「GWM Aussie Treble」の初代チャンピオンになった。
今年もベルズ戦で3位と「GWM Aussie Treble」2連覇に近づいている。
「この場所では本当に沢山の大きな感情を抱いてきたので、不思議な気分。最高の絶頂もどん底の経験もあるので、ここでの人生経験は豊富だわ。今回は家族と一緒だし、我が家のように感じている。残りの人生、美味しい食事とワイン、そして、素晴らしい波を楽しんで気楽に暮らせるくらい。ベルズでの感触は良かった。ここでも勢いをつけていきたい。こうしてオーストラリアで一年をスタートできるのは最高のことなので、波に乗っていければと思う」
メンズで2連覇を狙うジョーディ・スミス

PHOTO:© WSL/Beatriz Ryder
2025年、ツアーの最年長37歳でエルサルバドルで8年ぶりのCT優勝を果たし、マーガレットリバーも制した南アフリカのジョーディ・スミスは、「GWM Aussie Treble」も制覇。
大柄な体格を活かしたパワフルなアプローチで2連覇を狙う。
「ここに戻って来られて良い気分だね。西オーストラリアは本当に大好きだよ。風景や気候が、南アフリカのウェスタンケープに凄い似ていて、魅力に溢れている。もちろん、素晴らしい波もそうだし、人々がとても温かくて歓迎してくれる。素敵なワイナリーも沢山あって、食事も最高なんだ。自分のサーフィンスタイルに合っている大きくヘビーなディープウォーターの波なので、気に入っている。全員にとって、良い一週間になることを願っているよ」
初のイエロージャージを手に入れたミゲル・プーポ

ベルズ戦での感動的な優勝から1週間も経たずに、ミゲル・プーポ(BRA)は次の戦いに挑む。
14シーズン、34歳、4人の子供を持つ父親でもある彼はキャリアで2度目となるCT優勝を果たして>初のイエロージャージを手に入れた。
マーガレットリバーでは過去9回の出場で9位止まり。まだファイナルデーに残ったことはないが、今年は違う流れになるだろうと期待されている。
「初めてここに来たのはQSの大会だった2009年で、当時は大きな波が本当に怖かった。今はもう経験を沢山積んで、かなり落ち着いて向き合えるようになったけど、それでもやっぱりここは手強い波なんだ。ツアーの他のどの波とも全然違っていて、そこが気に入っている。今朝、ロッカーに行って初めてイエロージャージを見た。本当に最高だったよ。あのジャージの見た目も、自分の名前の横に『No.1』と入っているのも、最高だね」
故郷で再スタートの決意をしたロボ

長引く怪我から完全に回復し、ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ今年のベルズ戦でインターフェアを犯して最初のヒートで敗退と最悪のシーズンスタートになったロボことジャック・ロビンソンは西オーストラリアを代表するサーファー。
マーガレットリバーでは、レールワークとビッグエアーで2022年、2024年に優勝。
メンズで2度の優勝はジョン・ジョン・フローレンスに並ぶ最多記録。
ジョン・ジョン不在の今年は、3度目と記録を更新してワールドタイトル争いの立て直しに繋げたい。
「すべてが始まったこの故郷に戻って来られて、良い気分さ。この波を滑ることには凄い自信があるし、誰よりも知り尽くしている。ここに住んでいる仲間たちでさえ海岸のあちこちへサーフィンしに行っていたけど、ただマーガレットリバーが楽だったので、いつもここでばかりサーフィンしていた。そのままパドルして隣のポイントの『ザ・ボックス』に行ったりね。多分、誰よりもサーフィンしていると思うよ。この活動を始めてもう長い。絶頂もどん底も経験して慣れているので、今、ここから一年をスタートさせたいと思っている。全ては今ここから始まるんだと思えるのは良い気分だね」

ワイルドカードの3名

イベント前に開催されたローカルトライアルでは、ジャック・トーマスとブロンテ・マコーレーが優勝してワイルドカードを獲得。
また、イベントワイルドカードとしてローカルのジェイコブ・ウィルコックスが出場。
怪我で欠場するタイラー・ライト(AUS)の枠にはCSランキングからソフィー・マカロック(AUS)が入る。
32歳のブロンテは現役を引退した後も毎年ワイルドカードで出場しており、2021年、2022年、2023年、2025年に3位と優勝こそないが、ファイナルデーの常連でウィメンズでは最もこの波を知り尽くしている。
「みんなにまた会えて、近況を報告し合えるのは本当に素敵なことよ。10年間、世界中を旅してきたけど、ここ2年は州から一度も出ていないの。当時とは間違いなく違う生活をしているけど、快適で私らしいと感じている。競技は大好きなので、このような機会をいただけるのは素晴らしい。両方の世界の良いとこ取りをしている気分だわ。挑戦することを楽しみにしている。今でもトップ選手たちと渡り合えることを願っている」
26歳のジャックは2022年、2023年に続き、3度目の出場。
2024年にクオリファイを果たしながらも僅か5戦でミッドシーズンカットの洗礼を受けたジェイコブは、過去7回の出場で2025年に5位になっている。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
Western Australia Margaret River Pro Women’s Round One Matchups
HEAT 1: Sally Fitzgibbons (AUS) vs. Tya Zebrowski (FRA)
HEAT 2: Brisa Hennessy (CRC) vs. Yolanda Hopkins (POR)
HEAT 3: Bella Kenworthy (USA) vs. Francisca Veselko (POR)
HEAT 4: Vahine Fierro (FRA) vs. Nadia Erostarbe (ESP)
HEAT 5: Sawyer Lindblad (USA) vs. Anat Lelior (ISR)
HEAT 6: Alyssa Spencer (USA) vs. Carissa Moore (HAW)
HEAT 7: Erin Brooks (CAN) vs. Stephanie Gilmore (AUS)
HEAT 8: Sophie McCulloch (AUS) vs. Bronte Macaulay (AUS)
Western Australia Margaret River Pro Men’s Round One Matchups
HEAT 1: Oscar Berry (AUS) vs. Jacob Willcox (AUS)
HEAT 2: Mateus Herdy (BRA) vs. Jack Thomas (AUS)
HEAT 3: Callum Robson (AUS) vs. Liam O’Brien (AUS)
HEAT 4: Luke Thompson (RSA) vs. Ramzi Boukhiam (MAR)
(黒本人志)






















