(リオにリベンジを果たしてR3進出を決めたコナー) PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

五十嵐カノア&コナー・オレアリーがR3進出!『Western Australia Margaret River Pro』初日

現地時間4月16日、CT第2戦『Western Australia Margaret River Pro』がウェイティングピリオド初日に開幕。

40分のマンオンマンのヒートが同時に進行するオーバーラッピングヒートを利用してウィメンズのR1から始まり、メンズR1。
メンズR2まで一気に進行。
WSL史上最多の1日で28ヒートをこなすマラソンデーとなった。

会場は西オーストラリアのマーガレットリバー、メインブレイク。
初日は公式6-8ftレンジででライトがメイン。
オフショアでクリーンなコンディションから始まり、日中はオンショアの影響が入っていた。

PHOTO: © WSLBeatriz Ryder
PHOTO: © WSL/Hannah Anderson
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カノアとコナーがR3進出

(五十嵐カノア)
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ベルズでの開幕戦では親友のグリフィン・コラピント(USA)とQFを戦い、5位でフィニッシュしていた日本の五十嵐カノア。

マーガレットリバーのR2ではH2で返り咲き組のイーライ・ハンネマン(HAW)と対戦して8.50を含むトータル15.23で勝利。
8.50は初日のハイエストスコアにもなり、WSLのニュースでもピックアップされていた。

インタビューなどの詳細は以下。

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(イーライ・ハンネマン)
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(コナー・オレアリー)
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もう一人の日本人、コナー・オレアリーは2戦続けて和井田理央(IND)とR2を戦った。

ベルズではリオに軍配が上がったが、今回はコナーが7.67を含むトータル13.34でラウンドアップ。
見事にリベンジを果たした。

MC:今日、ブースにいたカリッサ・ムーアが、「マーガレットリバーでは、大きなセットや風、潮の影響があって、決して自分の思い通りにコントロールすることはできない。常にアクティブに動き、ヒート中に即座に反応し続けなければならない」と話していた。
先ほどのあなたのヒートも、まさにそのような状況だったように感じたけど、どうだった?

コナー:そうだね。
ベルズでは少し難しい状況で、戦術を考えすぎてしまったというか、波を選びすぎてしまった。だから今回のヒートでは、とにかく波に乗ることだけを考えて海に入ったんだ。観客を楽しませるように、とにかく波に乗ろうと思ったよ。

オーバーラッピングのおかげで最初の20分間はリラックスして動くことができたのも助かった。見た目ですぐに「良い」と分かる波は多くなかったので、とにかく忙しく動き回ってリズムを掴もうとしたよ。

波を厳選しすぎるのではなく、波に乗ることでリズムを作るという感じかな。ウィンキーポップではリオにそれをやられてしまったので、今回は彼にやり返すことができて良かった。
これで1勝1敗だね。

次のR3でカノアはサミュエル・プーポ(BRA)、コナーはヤゴ・ドラ(BRA)と対戦する。

ロボがパリ五輪のリベンジを果たす

(ヒート前に集中するロボ)
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マーガレットリバーのローカルヒーローで2022年、2024年と2度の優勝経験があるロボことジャック・ロビンソン(AUS)は、ゴールデンルーキーのカウリ・ヴァースト(FRA)と対戦。

パリ五輪のファイナル以来となったこのカードは、カウリのパワフルなバックハンドとロボの美しいカービングによる一進一退の攻防となったが、ロボが僅か0.37ポイント差のゲームを制し、リベンジを果たした。

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(カウリ・ヴァースト)
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(ヒート終了後のカウリとロボ)
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「カウリは強いライバルだし、ツアーでは誰一人として過小評価できないことは分かっている。今回の勝利は、再始動する上で大きな意味があった。特に去年から長いオフがあったからね。その間に色々なことがあったけど、ようやくエンジンがかかってきた感じだよ。今はハッピーさ。しばらくトレーニングを積んで、一回り大きくなって戻ってきたんだ。以前は少し余計な肉がついて体が重かったけど、今はそれを絞って、動きも軽快で調子が良い。周りには最高のチームがいるし、地元に戻ってこれて本当に嬉しいよ」

誰よりもマーガレットリバーを知り尽くしたロボは、次のR3でパリ五輪の銅メダリスト、ガブリエル・メディナ(BRA)と対戦する。

その他、昨年のミッドシーズンカットでCS落ちしてから返り咲いた二人、ジョージ・ピッター(AUS)と次にカノアと対戦するサミュエルが8ポイント台を出して勝利。
23歳のジョージはベルズ戦でイーサン・ユーイング(AUS)を倒したのに続き、今回はフィリッペ・トレド(BRA)とツアーでもトップのレールワークに優れた選手との勝負に競り勝った。

R3の注目カードは、グリフィン&クロスビーのコラピント(USA)兄弟対決、
もちろん、カノアとコナーの各ヒートも見逃せない。

(ジョージ・ピッター)
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カリッサが残り、ステフが去る

PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

R1のみ終了したウィメンズサイドは、復帰組のカリッサ・ムーア(HAW)、ステファニー・ギルモア(AUS)が2大会連続で明暗が分かれる結果となった。

まず、カリッサはベルズ戦で2位になったアリッサ・スペンサー(USA)を相手に6ポイント台を2本揃えてR2進出。
次はイザベラ・ニコルス(AUS)とのカードになる。

「正直、波と上手く噛み合っている感じはしなかったけど、いくつかセクションを見つけられたのは良かったわ。体の鈍りを振り払って、またこの場所に馴染むことができて気分は良い。でも、もう少しライン取りを工夫して、ポケットでターンをもっと攻められるはず。再びアンドリュー・シェリダン(マーガレットリバーのレジェンド)と一緒に仕事ができるのは最高だし、なんだか故郷にいるような気分よ。ベルズでも言ったけれど、ここにいられること自体がボーナスみたいなもので、それを会場の皆や世界中の人々、家族や友人と共有できることが本当に嬉しい。私の人生のあらゆる章を支えてくれた皆に、ただただ感謝しているわ」

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一方、ステファニーはCT2年目のエリン・ブルックス(CAN)との僅か0.26ポイント差のクロスゲームに敗れ、2大会連続で最下位。
二人は昨年のゴールドコーストで初対戦しており、その時もエリンが勝っている。

「思い描いていたようなヒート展開ではなかったわ。朝からずっと最高の波が来ていて、コーチのジェイクとライトの波がどれだけ良いかチェックしていたんだけど、かなり追い込まれちゃって。だから誰も狙っていなかったレフトの波に乗り、運良く勝ち上がることができたわ。プレッシャーはあった。彼女が最初の2本のスコアを出した後は、凄く緊張したわ。コンディションは良いんだけど、一本の波をまとめ上げるのが難しい。マーガレットリバーは私にとって攻略が難しい波だし、その上、彼女は何をすべきか熟知しているから、本当にヒヤヒヤした。ステフは流石だったわ」

PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder
PHOTO: © WSL/Hannah Anderson

その他、ウィメンズではハイエストとなる12.67をまとめたヨランダ・ホプキンス、ヴァヒネ・フィエロと二人のポルトガル出身のルーキーが勝利。
サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ヴァヒネ・フィエロ(FRA)、ソーヤ・リンドブラッド(USA)、タイラー・ライトのリプレイスメントに入ったソフィー・マカロック(AUS)がR2進出を決めている。

ゴールデンルーキーのティヤ・ゼブラウスキ(FRA)はベルズ戦に続き、R1敗退。
ツアーの洗礼を受けている。

ネクストコールは現地時間4月17日の6時50分(日本時間の同日7時50分)で15分後に再開予定。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

Western Australia Margaret River Pro Men’s Round Two Results
HEAT 1: Samuel Pupo (BRA) 15.50 DEF. Cole Houshmand (USA) 11.60
HEAT 2: Kanoa Igarashi (JPN) 15.23 DEF. Eli Hanneman (HAW) 11.67
HEAT 3: Liam O’Brien (AUS) 14.00 DEF. Jordy Smith (RSA) 9.47
HEAT 4: Joel Vaughan (AUS) 12.67 DEF. Barron Mamiya (HAW) 11.66
HEAT 5: Crosby Colapinto (USA) 14.37 DEF. Marco Mignot (FRA) 12.03
HEAT 6: Griffin Colapinto (USA) 14.10 DEF. Jack Thomas (AUS) 10.94
HEAT 7: Gabriel Medina (BRA) 13.16 DEF. Alan Cleland (MEX) 8.50
HEAT 8: Jack Robinson (AUS) 13.97 DEF. Kauli Vaast (FRA) 13.60
HEAT 9: Yago Dora (BRA) 13.67 DEF. Jacob Willcox (AUS) 12.93
HEAT 10: Connor O’Leary (JPN) 13.34 DEF. Rio Waida (INA) 10.80
HEAT 11: George Pittar (AUS) 14.90 DEF. Filipe Toledo (BRA) 14.03
HEAT 12: Leonardo Fioravanti (ITA) 12.00 DEF. Seth Moniz (HAW) 11.34
HEAT 13: Italo Ferreira (BRA) 13.47 DEF. Ramzi Boukhiam (MAR) 13.33
HEAT 14: Joao Chianca (BRA) 12.70 DEF. Jake Marshall (USA) 12.00
HEAT 15: Ethan Ewing (AUS) 11.64 DEF. Alejo Muniz (BRA) 7.93
HEAT 16: Miguel Pupo (BRA) 12.83 DEF. Morgan Cibilic (AUS) 6.90

Western Australia Margaret River Pro Men’s Round One Results
HEAT 1: Jacob Willcox (AUS) 14.93 DEF. Oscar Berry (AUS) 12.40
HEAT 2: Jack Thomas (AUS) 15.33 DEF. Mateus Herdy (BRA) 12.96
HEAT 3: Liam O’Brien (AUS) 13.83 DEF. Callum Robson (AUS) 10.10
HEAT 4: Ramzi Boukhiam (MAR) 13.83 DEF. Luke Thompson (RSA) 11.17

Western Australia Margaret River Pro Women’s Round One Results
HEAT 1: Sally Fitzgibbons (AUS) 11.67 DEF. Tya Zebrowski (FRA) 10.93
HEAT 2: Yolanda Hopkins (POR) 12.67 DEF. Brisa Hennessy (CRC) 9.33
HEAT 3: Francisca Veselko (POR) 10.00 DEF. Bella Kenworthy (USA) 9.50
HEAT 4: Vahine Fierro (FRA) 11.17 DEF. Nadia Erostarbe (ESP) 9.76
HEAT 5: Sawyer Lindblad (USA) 11.93 DEF. Anat Lelior (ISR) 10.83
HEAT 6: Carissa Moore (HAW) 12.50 DEF. Alyssa Spencer (USA) 10.24
HEAT 7: Erin Brooks (CAN) 12.50 DEF. Stephanie Gilmore (AUS) 12.24
HEAT 8: Sophie McCulloch (AUS) 8.03 DEF. Bronte Macaulay (AUS) 7.84

Western Australia Margaret River Pro Men’s Round Three Matchups
HEAT 1: Samuel Pupo (BRA) vs. Kanoa Igarashi (JPN)
HEAT 2: Liam O’Brien (AUS) vs. Joel Vaughan (AUS)
HEAT 3: Crosby Colapinto (USA) vs. Griffin Colapinto (USA)
HEAT 4: Gabriel Medina (BRA) vs. Jack Robinson (AUS)
HEAT 5: Yago Dora (BRA) vs. Connor O’Leary (JPN)
HEAT 6: George Pittar (AUS) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)
HEAT 7: Italo Ferreira (BRA) vs. Joao Chianca (BRA)
HEAT 8: Ethan Ewing (AUS) vs. Miguel Pupo (BRA)

Western Australia Margaret River Pro Women’s Round Two Matchups
HEAT 1: Gabriela Bryan (HAW) vs. Yolanda Hopkins (POR)
HEAT 2: Bettylou Sakura Johnson (HAW) vs. Sawyer Lindblad (USA)
HEAT 3: Caroline Marks (USA) vs. Francisca Veselko (POR)
HEAT 4: Lakey Peterson (USA) vs. Erin Brooks (CAN)
HEAT 5: Molly Picklum (AUS) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 6: Luana Silva (BRA) vs. Sophie McCulloch (AUS)
HEAT 7: Caitlin Simmers (USA) vs. Vahine Fierro (FRA)
HEAT 8: Isabella Nichols (AUS) vs. Carissa Moore (HAW)

(黒本人志)

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