11月21日発売!伝説のサーファー大野薫の書籍 『BADFISH Kaoru Ohno』

スタイルとは、生き方のこと。
没後 26年、大野薫が問い続けた“真のサーファー”とは。

日本のサーフカルチャーの黎明期を駆け抜け、湘南・鵠沼と東京・目白に伝説のサーフショップ「Pineapple Bettyʼs」をオープンした大野薫。

カリフォルニアのカルチャーをいち早く取り入れ、⻄海岸的ライフスタイルの礎を築いた。
1999 年に48歳でこの世を去った彼は、プロサーファーでありながら文筆家としても活躍。若い世代や横乗りカルチャーに多大な影響を与え続けてきた。

没後26 年を迎えた今、サーフィンそしてスケートボードはオリンピック競技となり、不良の遊びとされていた時代から高尚なスポーツへと昇華。ラインナップは人で溢れ、ボードは多様化し、スタイルも広がる一方で、「本質が失われ、没個性になった」とも言われ ている。

「もし薫さんが生きていたら、今のサーフシーンをどう見ただろうか?
若い世代にどんなメッセージを伝えていただろうか?」

そんな思いを胸に、盟友である写真家・芝田満之の元に3名のクリエイターが集結。
彼の生き方、思想、そしてカルチャーへの影響を現代に伝えるべく、書籍『BADFISH Kaoru Ohno』が制作された。

本書には、芝田満之、横山泰介、樋貝吉郎などによるフォトセッション、白瀬泉のエッセイ、豊田弘治、ESOW、baanaiらによるトリビュートアート、さらに北山耕平や真木蔵人、Jim Banksなど80名以上のエピソードを収録。

タイトルの「BADFISH」は“流れに逆らって泳ぐ魚”を意味し、既成概念に縛られず、自らの信念に従って生きた大野薫そのものを象徴している。

波の上での表現のみならず、哲学や世界観、信条に至るまで彼が体現したスタイルは、いまも多くのサーファーやアーティストに受け継がれている。

『BADFISH Kaoru Ohno』 は、失われつつあるサーファーの本質と、自由な生き方の輝きを改めて照らす一冊である。

【PROFILE】
大野薫(Ohno Kaoru)
1951年2月19日〜1999年8月30日
プロサーファー、編集者、エッエイスト、ショップオーナー

ʼ70年代初頭〜ʼ90年代にかけて、時代の先を見据える鋭敏な感性と、天才的ともいえる文章力・表現力で、一つの時代を切り開いたサーフヒーロー。お洒落でやんちゃで、それでいてナイーブで、女性にはめっぽう弱い。
男女に関わらず誰にでも愛される、少年のような人物。

サーファーの間では、波の上での身体表現から、世界観、フィロソフィー、信条に至る「生き様」に近い表現として、スタイルという言葉が使われる。
大野薫が今でも愛され語り継がれている理由、それは彼が最高にスタイルのあるサーファーだったからに他ならない。

【CONTENTS】
◎Life is a bitch and you die But I like bitch and bitch loves me
(文:Izumi Shirase DFFL) ◎フォトセッション
◎エピソード&コメント
◎トリビュートアート
◎LATE SUMMER(文:古谷昭弘)
◎狂犬とロマンチストと PeaceMan(文:横山泰介)
◎夢枕の天使にハーパーを(文:山森恵子)

【INFORMATION】
タイトル:BADFISH Kaoru Ohno
サイズ:W160mm×H230mm
頁数:132ページ
価格:3.500円(税別)
発売日:2025年11月21日
発売元:株式会社サイドシックス
公式サイト:https://ohnokaoru-badfish.com
ECサイト:https://ohnokaoru-badfish.stores.jp
Instagram:@ohnokaoru_badfish

【スタッフ】
編集:林芳史(SALT…編集⻑)
編集:木頃裕介(フォトグラファー)
編集:鎌田啓佑(Books & Gallery 海と本オーナー)
AD:白谷敏夫
装幀:稲野清
監修:横山泰介

(THE SURF NEWS編集部)

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