五十嵐カノアとコナー・オレアリーがいきなり対決!アジア競技大会サーフィン競技が9月25日開幕

9月19日から愛知県を中心に開催されている「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」。

いよいよ9月25日(金)から、愛知県田原市の太平洋ロングビーチを舞台にサーフィン競技がスタートする。

アジア競技大会でサーフィンが正式競技として実施されるのは今回が初。日本代表「波乗りジャパン」からは、男子の五十嵐カノア、コナー・オレアリー、女子の池田美来、野中美波が出場する。

そして発表されたスタートリストでは、なんと初戦からカノアとコナーが同じヒートに。アジア各国のトップサーファーが集う田原で、LA五輪にもつながる注目の戦いがいよいよ幕を開ける。

Photo:WSL

アジア各国のサーファーが田原に集結

アジア競技大会でサーフィンが正式競技として実施されるのは今回が初。

オリンピックやISA世界選手権、WSLのQS、CSと比較すると、まだ馴染みの薄い選手も多いが、エントリーリストにはアジア各国を代表するサーファーが並んでいる。

少し前まで、WSLのアジアリージョンではランキング上位の多くを日本人選手が占め、日本がアジアのサーフシーンをリードする状況が続いていた。

しかし近年は、日本以外からもQSやCS、オリンピックなど世界の舞台で活躍する選手が増え、その勢力図にも少しずつ変化が見え始めている。

今回、そのアジア各国のサーファーたちが田原・ロングビーチに集まり、初代王者の座を争う。

伊良湖エリアを代表するサーフポイント「ロングビーチ」 Photo: THE SURF NEWS

最大のライバルはインドネシアか

日本勢にとって最大のライバルとなりそうなのが、近年アジアで存在感を増しているインドネシア。

男子ではブロンソン・メイディとイ・マデ・パジャール・アリアナがエントリーしている。

特にブロンソンはQSアジアリージョンでトップ争いを演じ、CSにも進出している注目の若手。今回はリオ・ワイダこそ出場しないものの、次世代の選手が着実に育っていることもインドネシアの強みだ。

また、フィリピン、韓国などからもQSや国際大会で経験を積む選手が出場。

ブロンソン・メイディ Photo:WSL/Cait Miers

女子ではパリ五輪に中国代表として出場したスーチー・ヤンをはじめ、フィリピンのニルビー・ブランカダ、インドネシアのカイヤ・ハウアー、ジャスミン・スチューダーなどが名を連ねている。

日本がアジアをリードしてきた構図から、各国がその差を縮めつつある現在。今回の大会は、その勢力図を知る上でも興味深い舞台となりそうだ。

中国のスーチー・ヤン Photo: ISA/Pablo Franco

五十嵐カノアとコナー・オレアリーがいきなり激突!

それでも男子日本代表の布陣は強力だ。

五十嵐カノアとコナー・オレアリーという、世界最高峰のCTを戦う2人が揃って出場。今回の男子エントリーの中で、CTサーファーを擁するのは日本のみであり、実績だけを見れば一段上の存在と言える。

そんな2人だが、発表されたスタートリストを見ると、なんとラウンド1から同じヒートにクレジット。

大会初戦から、いきなり「カノアvsコナー」という豪華なカードが実現する。

ラウンド1は2~3人ヒートが主で、1位がラウンド3へ、2〜3位がラウンド2へ回るフォーマットとみられるため、この直接対決でどちらかが即敗退するわけではなさそうだ。

それでも、世界のトップで戦う2人がアジア競技大会のファーストヒートからぶつかるという、まさかの組み合わせ。

日本勢としては負けられない大会だが、まずはその日本のトップ2による直接対決から戦いが始まる。

LA五輪へとつながる重要な一戦

そして今回のアジア競技大会が重要なのは、初代アジア王者を決めるだけではない。

2028年ロサンゼルス五輪のサーフィン競技では、今大会がアジア地域の出場枠を争う大会に位置付けられており、男女それぞれ最上位となった選手に、LA五輪への1枠が条件付きで与えられる。

つまり、田原から早くもLAへの道が始まることになる。

東京五輪銀メダリストの五十嵐カノア、パリ五輪日本代表のコナー・オレアリー。そして女子の池田美来、野中美波。

アジアの頂点、そしてその先にあるLA五輪へ。

9月25日、田原・ロングビーチで注目のサーフィン競技がいよいよスタートする。

日本選手スタート予定

女子ラウンド1ヒート4 9月25日(金)8:09スタート予定
野中美波(JPN) vs SHIRAN Aminath Thaanees(MDV)

女子ラウンド1ヒート5 9月25日(金)8:32スタート予定
池田美来(JPN) vs PRAKASH Kamali(IND)

男子ラウンド1ヒート2 9月25日(金)10:27スタート予定
五十嵐カノア(JPN) vs コナー・オレアリー(JPN) vs AREEF Kayan Abdulla(MDV)

注)LA五輪出場枠について
LA五輪出場枠の付与には以下の優先順位が定められているため、本大会で出場枠を獲得した場合でも、その後に上位の優先順位(1または2)で同国の別選手が資格を獲得し、1か国の上限枠(男女各2名)に達した場合には、アジア競技大会で獲得した枠が使用できなくなる可能性あり。
1. WSLチャンピオンシップツアー(CT)
(対象期間:2027年8月15日~2028年6月15日に行われるWSL CTのランキング(1か国1名まで)
2. 2028 ISA ワールドサーフィンゲームズ(WSG)(1か国1名まで)
3. 大陸別出場枠(今回のアジア競技大会など)(1か国1名まで)


男子ショートボード 出場選手

アフガニスタン
アフリドゥン・アム(AMU Afridun)

バングラデシュ
モハマド・マンナン(MANNAN Mohammad)

中国
マー・ウェンソン(Ma Wensong)
ウー・シードン(Wu Shidong)

インドネシア
ブロンソン・メイディ(MEYDI Bronson)
イ・マデ・パジャール・アリアナ(ARIYANA I Made Pajar)

インド
シヴァラジ・バブ(BABU Sivaraj)
キショア・アンバラス(ANBARASHU Kishore Kumar)

イラン
ダヴード・カディル(KHADIR Davoud)

日本
五十嵐カノア(IGARASHI Kanoa)
カラサワ・コナー(KARASAWA Connor)

韓国
カノア・ヒージェイ・パルミアーノ(PALMIANO Kanoa Heejae)
ジュン・ソヒョン(JUN Seohyun)

レバノン
クリストファー・ディラニ(DIRANI Christopher)
ラヤン・ハカワティ(HAKAWATI Rayan)

マレーシア
ルーカス・サンティアゴ・ウェーレ(WEHLE Lucas Santiago)

モルディブ
ヤシン・アハメド・ナシード(NASHID Yasin Ahmed)
カヤン・アブドゥラ・アリーフ(AREEF Kayan Abdulla)

フィリピン
トビー・エスペホン(ESPEJON Toby)
ジェイユアード・アルシソ(ALCISO Jayuard)

スリランカ
ヌチタ・マハウィダナゲ(MIGEL PERERA MAHAWIDANAGE Nuchitha Shashmin Irundik)

タイ
ナタクロン・セーイウ(SAE-IEW Natthakron)
ティン・ジョンソン(JOHNSON Tinn)

女子ショートボード 出場選手

バングラデシュ
ファテマ・アクター(AKTER Fatema)

中国
スーチー・ヤン(YANG Siqi)
ジン・シューハン(JIN Shuhan)

インドネシア
カイヤ・ハウアー(HEUER Kya Jo)
ジャスミン・スチューダー(STUDER Jasmine Michelle)

インド
カマリ・プラカシュ(PRAKASH Kamali)
シュガー・シャンティ・ガイエン(GAYEN Sugar Shanti)

日本
池田美来(IKEDA Mirai)
野中美波(NONAKA Minami)

韓国
イム・スジョン(IM Sujung)
ナラ・リー(LEE Nala)

マレーシア
モナ・ラシダ・アブドゥル・ラシッド(ABDUL RASHID Mona Rasidah)

モルディブ
マリヤム・ラヒル・ナシーム(NASEEM Mariyam Rahil)
アミナス・シラン(SHIRAN Aminath Thaanees)

フィリピン
ニルビー・ブランカダ(BLANCADA Nilbie)
ジュラリン・エスパニョーラ(ESPANOLA Juralyn)

シンガポール
カミーユ・スパッカロテラ(SPACCAROTELLA Camille Marie)

タイ
イザベル・フェイ・ヒッグス(HIGGS Isabel)
アニッサ・フリン(FLYNN Annissa)

チャイニーズ・タイペイ
チョン・ユンジュン(CHUNG Yun-jung)
チェン・ワンユー(CHEN Wan-yu)

会場ロングビーチの交通規制

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