カリフォルニアのローワー・トラッセルズで開催中のCT第9戦『Lexus Trestles Pro』は現地時間9月18日にファイナルデーを迎えている。
日本の五十嵐カノアはグロム時代から慣れ親しんだこの波で革新的なライディングを披露して快進撃を続け、エルサルバドル戦以来のQF進出。
ライブランキングでは10位から8位にアップしていた。
QFの相手はフランスのマルコ・ミニョー。
公式4-5ftレンジのクリーンなコンディションでまずは序盤にリーングラブのストレートエアーからスタートさせた1本で7.67をスコア。
更にルースなターンからフェイキーを入れた違うバリエーションのライドで6.83を重ねてマルコを追い込む。
マルコが5ポイント止まりの中、カノアはマッシブなターンの連続による6.93でバックアップを上げ、最後にはトラッセルズでの教科書通りのターンとエアーのコンボで8.00をスコア。
JSのMonstaモデルでまさにモンスターのような勝ち方をしたカノア。
トータル15.67での圧勝でSF進出を決めた。
SFの相手は昨年この場所でファイナルを戦ったブラジルのヤゴ・ドラ。
勝利者インタビュー
MC:カノア、信じられない。本当に楽しそうにサーフィンしていたわね。ボードは格別に見えるし、今朝の君はまさに飛んでいるようだった。
ありがとう。JSに大感謝だね。彼が今、素晴らしいボードを作ってくれているんだ。
まさにモンスター、新しいモンスターだよ。ここ数日、ここ数ラウンドでボードを変えたんだ。
コーチも両親も周りのみんなも、正気の沙汰じゃないと言っていた。
でも感覚があったんだ。時には直感に従わなきゃいけない時があるし、ただ違うものに乗りたかった。
新しいボードに乗りたかったんだ。そして、最高の感触だった。
科学的な根拠や深い考えがあったわけじゃない。ただ新しいボードに乗りたかっただけで、それがすごくしっくりきた。このままこのボードでいくと思う。
MC:トラッセルズは、君のクリエイティブな一面を引き出す場所のようだね。さっきのヒートでも、本当に楽しくて多様なラインを沢山描いていた。あなた自身もトラッセルズに対して同じように感じている?
他の場所でも同じような感覚になれたらいいのにと思うよ。
トラッセルズでは試合展開のプランすら考えないんだ。ただ海に出て、やりたいと思ったことをやるだけで、それがうまくいってしまう。今のところ順調だよ。
ここはまるでスケートパークかウェイブプールみたいで、誰もが似たようなアプローチをするから、本当の意味で条件が均等な素晴らしい競技場になるんだ。
その日のその30分間で誰が乗れているかという勝負になる。すごく楽しんでいるよ。
それに、ホームの近くでサーフィンできるのはいつだって最高だ。ロワーズは大好きだし、ツアーで訪れるあらゆる場所の中で、ここが最も地元に近い場所だからね。
ここにいられて本当に嬉しいし、このままサーフィンを続けたい。そして、今のサイズがロワーズで一番好きなサイズなんだ。
世界中の大半のポイントでは、もっとデカい波、もっとパワーのある波でサーフィンしたいと思うでしょ?
でも、自分はいつもロワーズは2-3ftレンジであって欲しいと思っている。「ウネリが上がるよ」なんて言われると、「いや、小さくて良いのに」って思うんだ。だから、今のこのサイズが気に入っている。
MC:SFについて話そう。ヤゴ・ドラとの対戦だね。二人とも絶好調だ。しかし、彼はディフェディングチャンピオン。その彼に挑む。それは間違いなく気持ちが高まるでしょ?
彼こそが倒すべき相手。
彼とヒートを戦えることにすごくワクワクしているよ。もちろん緊張もするし、ここでの連勝記録が凄まじい相手と戦うわけだからね。間違いなくすごく威圧感はある。
でも、そういう局面こそステップアップしなきゃいけない瞬間なんだ。自分にできることは他にない。かなり良いサーフィンができていると感じているから、もし彼に負けたとしても良いヒートになると思う。
とにかく自分の最高のサーフィンを見せたい。あと1〜2時間でそれらをうまくまとめて、海で何ができるか試してみるよ。
MC:かかってこいだね。見事だったよ!
カノア。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(黒本人志)
























