(QF進出を決めた五十嵐カノア) PHOTO: © WSL/Emma Sharon

五十嵐カノアがベスト8入り!CT第9戦『Lexus Trestles Pro』4日目

メンズは36名から24名、ウィメンズは24名から16名に絞られるポストシーズン前の最後のイベントになるCT第9戦『Lexus Trestles Pro』は現地時間9月17日に4日目を迎え、2つのヒートを同時に進行させるオーバーラッピングヒートを利用してメンズR2の残りヒートからR3、ウィメンズのR2まで一気に行われ、ファイナルデーを戦うベスト8が決定した。

すでに翌日の9月18日にイエローアラートが発令されており、朝7時コールの7時30分(日本時間の同日23時30分)スタート予定。

ファイナルデーも同じようなコンディションが予想されている。

朝方の速報でもお伝えしているが、日本の五十嵐カノアがエルサルバドル戦以来のQF進出。
カノアは前日にここまでの大会ハイエストとハイエストヒートスコアを持っており、この日も革新的なライディングとクレバーな試合運びで勝ち上がっていた。

(ヒートに向かうカノア)
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逆転に感情が溢れたカリッサ

(カリッサ・ムーア)
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ウィメンズサイドは久々に十八番のパワーハックが炸裂したガブリエラ・ブライヤン(HAW)、ルアーナ・シルヴァ(BRA)、ソーヤ・リンドブラッド(USA)、ワイルドカードのエデン・ウォーラ(USA)、カリッサ・ムーア(HAW)、エリン・ブルックス(CAN)、モリー・ピックラム(AUS)、ルーキーのベラ・ケンワーズィ(USA)がベスト8入りを果たした。

H5でブリッサ・ヘネシー(CRI)と戦ったカリッサは僅差での争いで終盤に逆転されていた。残り時間僅か、ニード6.58のシチュエーション。ブリッサがプライオリティを持つ絶望的な状況でインサイドのスープになった波にテイクオフ。その波がダブルアップして3ターンコンボで7.23。見事な逆転劇に感情が溢れていた。

「楽しかったし、まあ良いわ。一瞬でもイエロージャージを着られたんだから。愛する家族のもとに帰ろうって自分の中で気持ちに区切りをつけていたの。実はスポーツ心理学者に電話して、イエロージャージを着ていた過去2回の出来事についての感情をすべて打ち明けて話し合っていたところよ。それは本当に辛い体験だった。頭の中で『自分はこの波でサーフィンできないんじゃないか』って思ってしまうの。だから、自分にはできるんだということ、そして私はこの波が本当に好きなんだということを思い出せたのは、すごく良かったわ。アマチュア時代に多くの良い思い出をくれた波でもあるし、CTで優勝もしている。新しい素晴らしい瞬間を作る時が来たわ」

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(初のQF進出を決めたルーキーのベラ・ケンワーズィ)
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(ワイルドカードのエデン・ウォーラ)
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止まらないエリンの快進撃

(エリン・ブルックス)
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タヒチ、フィジーの南太平洋レッグで2連勝したエリン・ブルックス(CAN)は、カリッサの次のヒートでキャロライン・マークス(USA)と対戦。
二人はRedBullとサンクレメンテのメイヘムのボードに乗るチームメイトでもあり、グーフィーフッター同士。

今シーズンのキャロラインは不調でランキング10位。エリンは先の2連勝で8位までアップしており、シーズン前半とは立場が逆転している。

ヒートは互いにフロントサイドになるレフト狙いで、5〜6ポイント台のクロスゲーム。
キャロラインがリードを続けていたが、後半にエリンが6.00を出してニードスコアを5.71まで縮め、残り時間約10秒でテイクオフした波でクリティカルセクションでの2つのビッグスナップで改心のアピール。終了のホーンが鳴った後でコールされたスコアは6.27。
笑顔のエリンに対してキャロラインは呆然としていた。

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(ヒート終了後に最後のスコアを待つエリン)
PHOTO: © WSL/Emma Sharon
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「もう何と言っていいかも分からないわ。あれは神から授かったような波だった。正直、ヒートを通してずっと最悪な状態だったし、キャロラインが最初の波に乗った時、声がよく聞こえなくてホーンの音も聞こえなかったの。もしかしたらチャンスがあるかも、ダメ元でやってみるべきだと思ったわ。そして波に乗れた。でも、本当にバンピーで難しい波だった。このヒートは本当に重要。勝ち上がれて本当に嬉しいわ。序盤はプライオリティを巡って争っていて、ライトとレフトのどちらに位置取るべきかも分からなかった。正直なところずっと迷っていたわ」

ヒート終了後にスコアを待っていた時間については、「本当に怖かった。父とスネークを見つめていたの。二人はTVを見ることができたから。それに子供たちはみんな「ジャージをもらってもいい?」とか、正直私が負けたと思っていた。早くスコアを聞きたいと思った。確信が持てなくて見苦しい敗者になりたくなかったからジャージを脱いだ。応援しに来てくれる子供たちや皆に優しくすることは重要だけど、スコアが発表された時は本当に興奮したわ」と話していた。

エリンは3戦続けてのQF進出でライブランキングでは6位に浮上。
シーズン前半の不調が嘘のように後半はタイトル争いに絡んできた。

(キャロライン・マークス)
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ローカルのグリフィンを倒したカラム

(カラム・ロブソン)
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メンズR2の残りヒートからR3まで進行したメンズサイドでは、ガブリエル・メディナ(BRA)、サミュエル・プーポ(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、グリフィン・コラピント(USA)とランキング上位の選手が多く敗れていた。

R3H1でグリフィンを倒したのはシーズン後半になって調子を上げてきたカラム・ロブソン(AUS)で、後半にフロントサイドでのパワフルなターンの連続で7.33を出してローカルのグリフィンを倒した。

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PHOTO:© WSL/Pat Nolan

「ロワーズでグリフィン以上に手強い相手はいないよね。コミュニティ全体が彼のバックについていることは分かっていたので、完全にアウェーだと覚悟していた。でも、自分にとってはそういう対決を引き当てるのが大好きなんだ。ビッグネームと対戦して自分のサーフィンを試し、自分自身を押し上げ続けたいからこそ、このツアーに参加したいと思っている。自分のモチベーションは、それが今起きようが5年後になろうが、より良い自分に向かって進み続けることさ。このレベルでの取り組み、ここにずっと留まり続け、そしてトップ5の選手たちと対等に戦えるようになることを目指している」

カラムのQFの相手はディフェンディングチャンピオンのヤゴ・ドラ(BRA)
その他、マルコ・ミニョー(FRA)、コール・ハウシュマンド(USA)、ジェイク・マーシャル(USA)、マテウス・ハーディ(BRA)、ミゲル・プーポ(BRA)がQF進出を決めている。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(ヤゴ・ドラ)
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(マルコ・ミニョー)
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(コール・ハウシュマンド)
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(ジェイク・マーシャル)
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(マテウス・ハーディ)
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(ミゲル・プーポ)
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2026 Lexus Trestles Pro Men’s Round 2 (Heats 12 – 16) Results:
HEAT 12: Jake Marshall (USA) 13.53 DEF. Samuel Pupo (BRA) 12.83
HEAT 13: Mateus Herdy (BRA) 12.00 DEF. Gabriel Medina (BRA) 11.83
HEAT 14: Jack Robinson (AUS) 12.97 DEF. Seth Moniz (HAW) 10.13
HEAT 15: Liam O’Brien (AUS) 15.10 DEF. Filipe Toledo (BRA) 14.43
HEAT 16: Miguel Pupo (BRA) 13.20 DEF. Ramzi Boukhiam (MAR) 12.16

2026 Lexus Trestles Pro Men’s Round 3 Results:
HEAT 1: Callum Robson (AUS) 12.83 DEF. Griffin Colapinto (USA) 11.03
HEAT 2: Yago Dora (BRA) 12.50 DEF. Kauli Vaast (FRA) 10.97
HEAT 3: Marco Mignot (FRA) 13.70 DEF. Italo Ferreira (BRA) 13.37
HEAT 4: Kanoa Igarashi (JPN) 13.67 DEF. Ethan Ewing (AUS) 12.00
HEAT 5: Cole Houshmand (USA) 13.33 DEF. Luke Thompson (RSA) 10.93
HEAT 6: Jake Marshall (USA) 12.44 DEF. Alan Cleland (MEX) 5.93
HEAT 7: Mateus Herdy (BRA) 14.10 DEF. Jack Robinson (AUS) 9.84
HEAT 8: Miguel Pupo (BRA) 13.40 DEF. Liam O’Brien (AUS) 10.13

2026 Lexus Trestles Pro Women’s Round 2 Results:
HEAT 1: Gabriela Bryan (HAW) 14.07 DEF. Tya Zebrowski (FRA) 13.50
HEAT 2: Luana Silva (BRA) 13.03 DEF. Tyler Wright (AUS) 10.93
HEAT 3: Sawyer Lindblad (USA) 15.34 DEF. Vahine Fierro (FRA) 8.74
HEAT 4: Eden Walla (USA) 12.00 DEF. Lakey Peterson (USA) 10.50
HEAT 5: Carissa Moore (HAW) 12.90 DEF. Brisa Hennessy (CRC) 12.24
HEAT 6: Erin Brooks (CAN) 12.27 DEF. Caroline Marks (USA) 11.70
HEAT 7: Molly Picklum (AUS) 13.33 DEF. Yolanda Hopkins (POR) 9.50
HEAT 8: Bella Kenworthy (USA) 13.87 DEF. Caitlin Simmers (USA) 12.64

2026 Lexus Trestles Pro Women’s Quarterfinal Matchups:
HEAT 1: Gabriela Bryan (HAW) vs. Luana Silva (BRA)
HEAT 2: Sawyer Lindblad (USA) vs. Eden Walla (USA)
HEAT 3: Carissa Moore (HAW) vs. Erin Brooks (CAN)
HEAT 4: Molly Picklum (AUS) vs. Bella Kenworthy (USA)

2026 Lexus Trestles Pro Men’s Quarterfinal Matchups:
HEAT 1: Callum Robson (AUS) vs. Yago Dora (BRA)
HEAT 2: Marco Mignot (FRA) vs. Kanoa Igarashi (JPN)
HEAT 3: Cole Houshmand (USA) vs. Jake Marshall (USA)
HEAT 4: Mateus Herdy (BRA) vs. Miguel Pupo (BRA)

(黒本人志)

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