松田詩野 Photo: THE SURF NEWS

パリ五輪内定の松田詩野が、平野歩夢や髙木美帆らが所属する「TOKIOインカラミ」と所属契約

パリ2024オリンピックの条件付き出場資格を得ているプロサーファーの松田詩野が、10/1付けで「TOKIOインカラミ」との所属契約を締結。銀座に本社を置くイフイング株式会社にて会見に臨んだ。

イフイング株式会社の代表取締役社長 冬廣應尚氏と松田詩野 Photo: THE SURF NEWS

「TOKIOインカラミ」とは、イフイング株式会社が展開する美容室向けのヘアケアブランド。所属選手には、北京2022冬季オリンピック金メダリストの平野歩夢や、その弟の平野海祝、スピードスケートの髙木美帆など多くのトップアスリートが名を連ねる。

今回契約にあたり、イフイング株式会社の冬廣應尚氏は「(期待していることと言えば)パリ五輪で一番良い結果、具体的に言うなら金メダルだと思いますが、その期待があまりプレッシャーになり過ぎないようにと思っていて。一歩ずつ、地道に行って、それで良い結果が出れば最高かなと思っています」とコメント。

以前から松田詩野に注目していたという冬廣氏。契約のキッカケは夜のニュース番組で、競技への取り組みや歩みを知り、素敵だなと思った。これは平野歩夢と全く同じ流れとのこと Photo: THE SURF NEWS

TOKIOインカラミとして大切にしていることは、“所属選手が競技に専念できる環境をサポートする” という部分。これを受けて松田は「競技を第一に、集中してと言ってくれていて、それが一番のサポートですし、集中できる時間はあればあるほどありがたいので、そこが一番感謝しているところです」と感謝の思いを語った。

「メダリストの方々がいるチームに入ることができて光栄です」自分自身もより活躍したいという気持ちが強まったという松田詩野 Photo: THE SURF NEWS

なお松田は、自身2回目となるタヒチ・チョープーでの合宿を終えて帰国したばかり。今後はQSアジアリージョンのコンテストに注力する予定だが、冬の間もスウェルの状況を見てまたチョープーにチャレンジ予定とのこと。

「オリンピックは小さいときから見ていた舞台で、見ていたときは、出ている選手からスポーツの素晴らしさや、諦めない姿とか、勇気をもらっていたので・・・
自分もそのような選手になりたいですし、サーフィンの魅力も伝えて、一番はメダルを取る気持ちで。(パリ五輪のチョープーでは)自然と調和して、良い波を掴んでいけるようにしたいです」
とパリ五輪への想いを改めて語った。

Photo: THE SURF NEWS

松田詩野(まつだしの 21歳)

2002年8月13日生まれ。神奈川県・茅ヶ崎出身。両親の影響で6歳からサーフィンを始める。中学2 年時にプロ資格を取得、中学3 年時にプロへ転向。2019年5月の第1回ジャパンオープンで初代女王となる。

2021年 WSL CS 「ROXY Pro France 」9位、WSL CS「MEO Vissla Pro Ericeira 」5位
2023年 WSL QS3000 「La Union International Pro 」優勝
2023年 ISAワールドサーフィンゲームズ2023アジア最高位13位で、パリ五輪に内定。
強い体幹と柔軟性を活かしたキレのあるライディングとサーフィン時のフローが持ち味。

(THE SURF NEWS編集部)

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