ケリー・スレーター開発、水に浮くフィンEndorfin発表

サーフボードデザインの最先端を切り開いてきたケリー・スレーターが新しいフィンブランド、Endorfinを自身のSNSで発表した。幸福ホルモンして知られているエンドルフィンに掛けたネーミングのフィンは水に浮かぶほど軽く、環境にもやさしいそうだ

長年サーフボードのデザインを研究してきたケリーにとって、フィンの開発は自然な流れだろう。今までにCTの試合でクアッドやナブスター(スタビライザー)など、主流から外れたフィンのセットアップを使うなど、既成概念にとらわれずにフィンの研究をしてきた。

フィンを変えることでボードのパフォーマンスが大幅に変わることからわかるように、フィンはサーフボードのパフォーマンスと切っても切れない要素。約1年半かけて、ケリーが考える最先端のパフォーマンスと、環境に余計な負荷を与えないエコなフィンの開発に取り組んだ。出来上がったEndorfinは軽さのゆえに、ボード本来のバランスへの影響がなくなり、ねじでしっかりボードに固定することで本来のフレックス(しなり)を発揮できると言う。

発売はKS1テンプレートの3サイズ(S・M・L)

構造

EndorfinはリサイクルPET素材を使った超軽量コアの上にカーボンツイルと超軽量不織布カーボンベールを組み合わせた構造で強度とフレックを確保している。コア素材は90%空気のため、水で浮くほどの軽さ。

シングルタブとダブルタブが選べて、シングルタブはFuturesのフィンボックスに対応。ダブルタブはFCSIIのフィンボックス対応だが、FCSIIのロック機能はなく、付属のねじで止める仕組みになっている。側面にはケリーの象徴ともなってきた円形のロゴマークがあり、未来を見据えながら過去に敬意を表しているそうだ。

製造過程の監視やエコスタンダードを保障するため、生産は南アフリカのフィン製造会社Scarfini Finsと共同で行っている。

クアッドのリアフィンが付いた5フィンオプションもある。

環境にも配慮

フィンが折れたり外れたりするのは面倒なだけでなく、外れたフィンが海底に沈みゴミとなってしまう。そんなフィンを拾うのが趣味でもあるケリーだが、もっとエコなフィンを開発しようと、ねじでしっかり固定することにした。また、フィンが軽いため、万が一外れても水に浮いて波打ち際に流されるなど、回収しやすい。

フィンの生産過程で発生した二酸化炭素はカリフォルニアの昆布林の保護やアフリカの雨林保護、インドネシアのマングローブ植林などの支援を通してカーボンオフセットする予定だそうだ。

日本での販売は12月中旬から全国のFirewire取扱店で予定しているが、既に申し込みが殺到しているようで、しばらく供給が追い付かない可能性もありそうだ。ケリーだけに、使ってみたい人が多いのではないだろうか。

ケン・ロウズ

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