新島・羽伏浦Pではゲート前の道路左側が陥没。写真提供:民宿 富八/佐藤晃子

「台風19号」サーフポイント周辺における被害状況(10月17日追記)

【追記情報】
2019年10月17日、新島の被害状況を追記しました。
2019年10月15日、記事公開


10月12日(土)に伊豆半島へ上陸、大型で非常に強い勢力を保ったまま13日(日)夜にかけて関東地方を縦断した「台風19号」。

連日の報道の通り、日が経つにつれ各地の被害状況も明らかになってきていますが、各地のサーフポイントにも影響が出ており、その一部の状況をお伝えします。

地域によっては甚大な被害を受けていますので、各地の復旧作業の妨げにならないようご注意ください。

被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に、一日でも早い復興をお祈り致します。

台風19号は10月6日に南鳥島近海で発生し、12日夕方に伊豆半島へ上陸。強い勢力を保ちながら関東地方を北上し13日に日本の東で温帯低気圧に変わった。写真提供:BCM

新島(10月17日追記)

・新島 東側:羽伏浦方面

ゲート前の道路左側は波で地盤が陥没、コンクリートの道路も流されてしまい他にも海に何が流れたか分からない状況。
ヘリ下も浜に降りる道が完全になくなってしまい、シークレットに降りる道も通行が困難な状態です。

海沿いの道路が崩落。写真提供:民宿 富八/佐藤晃子
階段の一部も破壊されコンクリートが流されている可能性もあり。 写真提供:民宿 富八 /佐藤晃子
下水処理ポンプも波で壊され、コンクリートの破片や鉄筋などが流れていると思われる。 写真提供:民宿 富八 /佐藤晃子

島内では淡井浦や間々下海岸など他のポイントでサーフィンは可能ですが、羽伏浦周辺はまだ行政・港湾局の調査が行われている状態です。ご注意のうえ、地元の方々のアドバイスを参考にしてください。

湘南エリア方面

・藤沢方面

藤沢方面では、サイクリングロード沿いの柵が壊れ散乱。Photo:THE SURF NEWS
サイクリングロードにもかなりの砂が溜まり通行は困難な状況 。Photo:THE SURF NEWS

・茅ヶ崎方面

茅ケ崎方面ではウッドデッキの一部が破壊されている場所も 。Photo:THE SURF NEWS
サイクリングロードの一部も崩落。Photo:THE SURF NEWS
以前の台風被害により積み上げられた土のうも崩落。コンクリートパネルや舗装道路の一部も散乱。Photo:THE SURF NEWS
通行できない区間がありますのでご注意ください。Photo:THE SURF NEWS

・稲村ガ崎付近

また、海沿いの国道134号線では、稲村ガ崎近くの歩道が崩落。復旧工事に伴い片側通行となっていますが、当初予定より工事が遅れており復旧までまだ数日はかかる模様。

静岡・伊豆エリア方面

・伊豆 多々戸浜

伊豆・多々戸浜の階段も一部崩落。写真提供: Minnie Mayuココデメール
近付くと危険なのでご注意ください。  写真提供:Minnie Mayuココデメール

・静岡 静波海岸

静岡・静波海岸沿いでは、駐車場と道路の境目が分からないほど砂が溜まっている状況。写真提供:STOKE
材木・木々の破片なども散乱しており駐車場の利用もできません。ですが近隣の農道などの路上駐車は厳禁、ご注意ください。 写真提供:STOKE

・磐田 鮫島

磐田・鮫島ポイントでも崩落があり駐車場からビーチへエントリーできません。ご注意ください。写真提供:BCM

伊勢エリア方面

・伊勢 市後浜

市後浜ではビーチへ向かう階段が一部崩壊しています。写真提供:ステップオーシャンスポーツ
潮が引いている時間帯に若干のビーチが見える程度、砂浜がかなり狭くなっています。 写真提供:ステップオーシャンスポーツ
潮が上げると場所によってはビーチがなくなるほど波が打ち付けてしまう状態。足元が見えないためくれぐれもご注意ください。 写真提供:ステップオーシャンスポーツ

この度の台風19号の被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

(THE SURF NEWS)

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