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ケリー・スレーターが2020年東京オリンピック選考、フルタイムコンテストの引退について語る

30年近く第一線で活躍して11度もワールドタイトルを獲得しているケリー・スレーターはサーファーの象徴とも言える。

47歳になった今年に12度目のタイトルを獲得する可能性さえあり、2019年シーズンの大局的な考え方も話していた。

そんなケリーの輝かしいキャリアを締めくくるベストなタイミングで開催される2020年東京オリンピック。
数多くの超人的な記録を持つケリーでもオリンピックという世界的なスポーツの祭典に参加することに興味があり、参加の意思を示している。

ケリーが東京オリンピックに出場する一番の近道は2019年のCTでトップ10に入り、なおかつ国別の枠である上位2名に入ること。
オリンピックではハワイもアメリカに含まれるため、ジョン・ジョン・フローレンスは一番のライバルになるだろうし、アメリカ本土にもグリフィン・コラピント、コロへ・アンディーノ、コナー・コフィンと才能ある若い選手が勢揃いしているため、ハードルは高いだろう。

そんなケリーが3月18日〜24日にオーストラリア・マンリービーチで開催されるQS6,000『Vissla Sydney Surf Pro』に参加する前、ニュージーランドのオークランドに滞在。
その際にニュージーランドの新聞、「New Zealand Herald」の取材に応じた。

オリンピックの選考のことは考えているよ。
少なくとも、今年の終わりにはフルタイムでのコンテストを引退する可能性があるけど、オリンピックに出場可能ならば来年も続けるかもね。
まだ確かではないけど、その時期が来たら決断するよ。

ケリー・スレーター

以前から何度も噂になっているケリーの引退説。
2018年もJ-bayの前にパーコことジョエル・パーキンソンが引退を表明したタイミングで「私も来年一杯でツアーを引退するよ」と宣言、すぐに撤回する騒動も…。

ケリーにとって引退という言葉は一種のマイクパフォーマンスでもある。
今回のオリンピックの話と共に何度も話題になることだろう。

ちなみにケリーが1993年以来、久々にニュージーランドに訪れた理由はアメリカの億万長者リチャード・ケインの所有するゴルフコースでプレイするためだそうだ。
WSLのニュースではケリーのオーストラリアでのQS出場をゴルフに例え、タイガー・ウッズが何年もPGAツアーから離れて2018年に戻った時、小さなトーナメントからスタートして自信を築き、シーズンの終わりまでに5年ぶりの復活優勝を果たした話を取り上げている。

ケリーがCTで最後に優勝したのは2016年のタヒチ戦。怪我の影響もあるが、2年以上も優勝から遠ざかっていることになる。
オーストラリアでのQSでは20歳以上も年が離れた若い選手と対戦することになり、自身が先駆者となったエアリアルでの勝負を強いられる場面も多くなると予想される。

CTのウォーミングアップといっても世界中のメディアから注目されることは間違いなく、インタビューで何を話すかも重要と言われている。
すでにコンテストはスタートしており、R2のH9でラムジ・バークヒアムなどと対戦。
マンリー ビーチの波はオリンピックの会場である千葉の志田下にも似ており、もし、ケリーがオリンピックに出場するとなれば今回のQSのような戦いを強いられるだろう。

エアリアルの先駆者でもあるケリー  PHOTO:© WSL

(空海)

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