ロングボーダーとしての流儀

ショートボーダーよりもスタイルを重視することが多いロングボーダー。
そのこだわりは車や家を含むライフスタイルにまで及ぶこともあるが、今回は比較的簡単にクールに見えるアイテム。
そして、ロングボーダーとしての「身のこなし」を紹介。

サーフィンの技術を磨くと同時にスタイル向上も目指してみては?

お手本となるロングボーダーは、カリフォルニアのカリスマ達。

トライフィンにショートボード並みのアクションとトラディショナルな流れから変わってしまったワールドツアーのコンテストを離れ、シングルフィン、9’2以上、12ポンド以上、ノーリーシュというルールを設けて招待制のイベント『Duct Tape Invitational』を主催するジョエル・チューダー。
アーティスト、シェイパー、プロサーファーと多才な顔を持つタイラー・ウォーレン、アレックス・ノスト。
ジャレッド・メル、ロビン・キーガル etc…。

一見、自由に見える彼らのスタイルにも、ある共通点がある。

まず、ウェットスーツは黒が基本。
マークでさえ付けないことも。
日本では一般的になっているノンジップタイプも、カリフォルニアなどではお国柄か特にロングボーダーの間では一般的ではなく、バックジップが主流。

マストなウェットスーツのタイプはフルスーツとロングジョン。
そして、ロングスリーブジャケット。
ロングジョンは、ロングスリーブジャケットを重ね着的に組み合わせると利用頻度が高い。
スタイリッシュのルックスと共に3ミリフルスーツの変わりになるという利便性も。
夏に活躍するトランクスは短めが○

ボードは当然の如く、シングルフィン。
ボードのカラーは白、もしくはティント(染料)であくまで渋めに。

海ではボードの持ち方にもこだわりを。
駐車場から砂浜までビーチサンダルを履いている人をよく見かけるが、ウェットスーツにビーチサンダル姿は×
裸足が格好良いのだ。

カリフォルニアではノーリーシュが基本。
ノーリーシュで大きくて重いロングボードを操り、ノーズライドを決めるとそこには一歩先の「自由」が待っている。
ただし、あくまで技術を伴ってのこと。さらに、ここ日本でのノーリーシュは自己責任だけでは済まされない部分もあるので考慮しよう。

ここまで決めてラインナップで’しかめっ面’でガツガツと全ての波に乗るような勢いでやるのは最悪。
ラインナップでは笑顔と波をシェアする広い心を。

それが一番のロングボーダーとしての流儀だ。

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