Enoshima Ocean Cleanup 2025

BILLABONGと西浜サーフライフセービングクラブが『Enoshima Ocean Cleanup 2025』を共同開催

日本のサーフカルチャーの中心地・湘南。ここをフィールドとするBILLABONGと西浜サーフライフセービングクラブ(SLSC)は、「PROTECT THE PLACES WE PLAY(自分たちの遊び場を守ろう)」という共通の価値観のもと、2022年から江ノ島界隈での清掃イベントを毎年続けてきた。

第4回目となる今回は「Enoshima Ocean Cleanup 2025」と題し、2025年6月29日に開催。海での安全と自然環境の大切さを伝えることを目的に、これまでにない広い範囲を対象にクリーンアップが行われた。

PROTECT THE PLACES WE PLAY
西浜サーフライフセービングクラブ × BILLABONG
Enoshima Ocean Cleanup 2025
~伝え、広げる~

6月29日、BILLABONGと西浜サーフライフセービングクラブによる共同クリーンナップイベントが4回目の開催を迎えた。今年のテーマは「伝え、広げる」。自分たちのフィールドである海を守る活動を通して、全国へと意識を広げていこうと、海岸や街中、そしてふだんは立ち入りにくい江ノ島の入り江まで、海とそのまわりの環境を対象にクリーンナップを実施した。今回は初めて一般の参加者も募り、これまで以上に多くの人がこの取り組みに参加。湘南から、その輪は着実に広がりはじめている。

日本のサーフカルチャーの中心地・湘南。ここをフィールドとするBILLABONGと西浜サーフライフセービングクラブ(SLSC)は、「PROTECT THE PLACES WE PLAY(自分たちの遊び場を守ろう)」という共通の価値観のもと、2022年から江ノ島界隈での清掃イベントを毎年続けてきた。第4回目となる今回は「Enoshima Ocean Cleanup 2025」と題し、6月29日に開催。海での安全と自然環境の大切さを伝えることを目的に、これまでにない広い範囲を対象にクリーンアップが行われた。

今年の片瀬西浜海水浴場の海開きは7月1日から9月7日まで。期間中は、SLSCのメンバーが常駐して遊泳者の安全を見守ってくれる。そんな夏本番を前に実施された今回の清掃は、街から出たゴミが海へと流れ込んでいくという現実を、あらためて実感する機会となった。

参加団体は、江の島海水浴場協同組合、湘南レーベル、カリフォルニアジェネラルストア、岩崎学園、NAMIMATI、アルコインターナショナル、オーシャンクラス「拾活」、湘南マリンボランティア、日本財団ヒーローズプレッジ、ソニー生命と、これまで以上に多様な顔ぶれがビーチに集まった。活動は2グループに分かれて行われ、一般参加者が主体となるグループは、観光客でにぎわうビーチから境川にかかる橋の周辺まで街中の清掃を担当。プロサーファーやライフセーバーを中心としたグループは江ノ島へとパドリングで渡り、潮の影響でゴミが溜まりやすい入り江を重点的にきれいにした。

街中では、よく探すとマイクロプラスチックなどの小さなゴミが点在しているものの、近年の環境意識の高まりもあってか、比較的きれいな状態が保たれているように感じられた。いっぽうで江ノ島の入り江には、2022年当初ほどではないにせよ、今もなお大きな漂着ゴミが残されていた。そうした固形ゴミは人の手が届きにくい場所にたまりやすく、個人ではなかなか掃除しきれないのが現状だ。

つまり、街から海へと流れ出るゴミは、今もたしかにある。きれいな海を未来へつないでいくためには、こうした海辺での清掃活動だけでなく、ひとりひとりが日々の暮らしのなかで、ゴミを出さない意識を少しずつ育てていくことが大切だ。ふとした選択の積み重ねが、やがて大きな変化につながっていく。海は、どんな場所ともつながっている。この大きなつながりの中で、ゴミを減らし、心地よい環境で生きていくための意識と行動の輪が、これからも広がっていくことを願っている。

夏空のもと、片瀬西浜の川寄りに約100名もの人が集合

西浜SLSCマーケティング・環境委員会理事の新井大介さんの指揮でクリーンナップイベント開始!西浜SLSCの歴史は古く、活動開始は1963年。60年以上毎年夏の水難救助活動を行っている日本でもっとも伝統のあるライフセービング団体だ。BILLABONGは西浜SLSCのパトロールビーチウェアを提供している

BILLABONGと西浜SLSCのタッグは、BILLABONGストア湘南がオープンした2002年から続く

後列はBILLABONGプロチーム。左から近藤義忠、髙井汰朗、岡野漣、古川海夕、馬場心、川瀬心那、佐藤和也、田中英義。前列は西浜SLSCのメンバー(うち3名は日本代表選手)。左から内堀夏怜、浜地沙羅(日本代表)、新川将吾(日本代表)、上野凌(日本代表)、志賀海征。フィールドである海をきれいにするために集まった

海のプロフェッショナルたちが、ふだん人々が足を踏み入れない、江ノ島の入り江に向かうオーシャンクリーン

笑顔でパドルアウト!

ビーチから約1キロをパドリングして江ノ島に到着

入り江には、木々に混じってさまざまなゴミが漂着していた

ビーチや街中には少ない、大きな固形ゴミも。街から海へとゴミが流れ出ている証拠だ

魚網は海洋ゴミの多くを占め、海の生態系に直接影響を与える

日常生活で出る飲料系のゴミも数多くあった

30分程度の清掃でこれだけのゴミが集まった

もうひとつのグループは境川にかかる橋の周辺をクリーンナップ。排水溝などから、川を通じて海へと流れ着く前に、街中のゴミを拾う

西浜SLSCのメンバーは、BILLABONGとコラボレーションしたユニフォームを着用。観光客がスマートフォンを向けるなど、清掃活動が自然な啓蒙につながっていく。清掃を「見せる」こともまた、「伝え、広げる」という今年のテーマに即した重要なアクション

最終的に130名ほどがイベントに参加。年々広がりを見せているBILLABONGと西浜SLSCによる共同クリーンナップイベント

集めたゴミを分別すると、シティクリーンでは細かなゴミが多く、オーシャンクリーンでは大型のゴミが目についた

海をきれいにしたあとは、自然と晴々とした笑顔に

江の島海水浴場協同組合の顧問、藤沢市議会議員の佐賀ワキさん。「今回初めてパドルで江ノ島まで行ってきました。飲料の容器が落ちていたことで、ゴミが街の中から流れているということがよくわかりました。ですので、街に落ちているゴミを率先して拾うと、ビーチのゴミもなくなるはずです」

関東と関西、東海を合わせて200名以上で環境保護活動をするZ世代グループ、NAMIMATI(なみまち)の菅原絵美さん。「街から川を流れて海へゴミがたどり着くということを実感しました。ですので、一人ひとりのふだんの生活の中から、意識変えていけたらいいなと思います」

BILLABONGマーケティングディレクターの小島研史さん。「きれいなビーチを日本中に広げるために、今日のできごとや思ったことを、ぜひ身近な人たちに伝えていってください」

BILLABONGプロライダーの近藤義忠さん。「今年は空梅雨で雨が少なかったぶん、ゴミも比較的少なめだったと感じました。でも、それは目に見えないだけ。やっぱり大事なのは、ふだんの暮らしでゴミを外に出さないようにすることです。夏になると、海でバーベキューをしてそのまま帰っちゃうような人もまだまだいます。だからこそ、こういう活動をしてることをもっと多くの人に知ってもらいたいですね」

PROTECT THE PLACES WE PLAY!自分たちの遊び場、海を守ろう!

<2025年 海水浴場開設期間>

片瀬東浜海水浴場
2025年7月1日(火)~8月31日(日)
●遊泳可能時間:
【平日】9時~17時
【土日祝・お盆期間(8月12日~15日)】8時~17時
●海の家営業時間:
8時~18時

片瀬西浜・鵠沼海水浴場
2025年7月1日(火)~9月7日(日)
●遊泳可能時間:
【平日】9時~17時
【土日祝・お盆期間(8月12日~15日)】8時~17時
●海の家営業時間:
8時~21時

※遊泳エリアなどのさらなる詳細は下記リンクを参照。
https://www.fujisawa-kanko.jp/event/20250613.html

BILLABONG STORE 湘南
https://www.billabongstore.jp/

NISHIHAMA S.L.S.C
特定非営利活動法人 西浜サーフライフセービングクラブ
https://www.nishihama.org/

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