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【静波サーフスタジアム】一般コース試乗動画と感想。テイクオフが攻略のコツ!静岡ウェーブプール

本日8月16日(月)より、いよいよグランドオープンとなった次世代型ウェーブプール「静波サーフスタジアム」。

これまで、波乗りジャパンの公開練習や、東京五輪USAチームの事前合宿などでハイクオリティな波が話題を集めたが、通常営業時の波は、予め設定された基本メニューのみ。
「貸切」としての利用時を除くと、一般ユーザーが申込みをする場合は、主に全5コースから選択した波に乗ることとなる。
(チューブやエアーセクションを生成する波は、貸切利用時のみオーダー可能)

今回はTHE SURF NEWSがグランドオープン前日に訪れた様子をお届け。翌日のオープン時に実施される4コースと準備中の体験コース、全5種類の波をプロサーファーらとテストライドした。
一般公開前に体験したサーファーの多くが「難しい」と声を上げている“テイクオフのコツ”なども語ってもらった。

▼目次
1.一般コース5種類インプレッション
 1-1.体験コース
 1-2.初級コース
 1-3.中級コース
 1-4.上級コース
 1-5.エキスパートコース
2.テイクオフ攻略が鍵。プロのアドバイス
3.一般サーファーレビュー
4.貸切なら更に豊富な波バリエーション
Photo: TSN

「静波サーフスタジアム」一般コース5種類をテストライド

静波サーフスタジアムにて、一般サーファー向けに用意されている波は以下の5種類。

ソフトボード等の使用がお勧めの「体験コース」以外は、一見すると波のサイズ等に明確な違いが無いようにも見えるが、ショルダーの長さや掘れ方、ブレイクの速さなどが各コース毎に異なり、段階的な差が付けられている。

EXPERT SESSION/エキスパートコース
ADVANCED SESSION/上級コース
INTERMEDIATE SESSION/中級コース
BEGINNERS SESSION/初級コース
CHALLENGE SESSION/体験コース

今回のテストライドに協力いただいたプロサーファーは、東京2020オリンピックメダリスト都筑有夢路の兄である都筑百斗、JPSA優勝経験もある西慶次郎、13歳から公認資格を得ている高校生プロサーファーの岩見天獅。

岩見プロのみ今回2回目のチャレンジとなるが、西プロ、都筑プロは本施設で初ライディングのインプレッションとなった。

体験コース

ソフトボード等でのスープライドに最適。基本的に初心者・キッズ向けと言えそう。現在は一般公開準備中。

体験コース(岩見天獅)Photo:TSN/Kenji Iida

初級コース

波のサイズは腰くらい。ミッドレングスやロングボードでもライディング可能なやさしい波。中上級者ならアクションもできる。

初級コース(西慶次郎)Photo:TSN/Kenji Iida

中級コース

波のサイズはハラ~ムネ。初級よりもアクションがしやすく初中級者のステップアップにも最適だ。

中級コース(岩見天獅)Photo:TSN/Kenji Iida

上級コース

波のサイズはムネ~カタ、さらにショルダーが張りスピードに乗ったライディングができる。中級~上級者なら2~3アクション程度が可能。

上級コース(西慶次郎)Photo:TSN/Kenji Iida

エキスパートコース

波のサイズはカタ~頭近く、ショルダーの長さが増し、掘れたセクションでさらなるハイパフォーマンスが可能。時折チューブになる波も出現する(チューブ専用の波とは別。エアー専用の波とも異なるが、エアーのチャレンジも可能)。

エキスパートコース(都筑百斗)Photo:TSN/Kenji Iida

テイクオフの攻略がカギ。プロサーファーのアドバイス

静波サーフスタジアムの波は、うねりの発生からブレイクまでの距離が短いことや、ピークの押しよりも「壁に対する角度」の調整が必要なため、テイクオフには慣れが必要。

1回のセッション中は、同時間内のメンバーが1本ずつ順番に波に乗るため、もしテイクオフに失敗してしまっても「もう1回」とはいかない。また最後尾に並び直しとなり、貴重な1本を無駄にすることになる。

経験者/上級者であっても、タイミングが掴めずに波をスルーしてしまうこともあるため、波待ちのポジションやボードの向きなど各インストラクターのアドバイスを参考にしよう。詳細は以下動画内のコメントをチェック。

■プロサーファーからのアドバイス

「プールの壁際に向かって(壁沿いに)パドルをしてしまいがちですが、板を陸側に向けると乗れる波が増えると思います。乗った後も横に走り過ぎるとセクションが来ないので、縦の動きを意識した方が技が入ると思います。」都筑百斗プロ

「漕ぎ出しのタイミングが重要と感じました。自然の波と違い沖からくるのではなく目の前に現れるので、インストラクターの指示に従って漕ぎ出せば、簡単に波に乗れるのではと思います。」西慶次郎プロ

「テイクオフは、やはり斜め向き岸側に向けてパドルした方が乗りやすいと思います。サーフボードは、プール用に少し浮力のある板を使用しました。繰り返しの反復練習に向いている施設だと感じました。」岩見天獅プロ

Movie: THE SURF NEWS / Kenji Iida

その他、体験者の声

「パワーゾーンが狭く、波の前に出過ぎてしまうと技が掛け難い。波を縦に使う練習になると感じた」(50代、中級者)

「海と全く同じ波に見えますが、リップの力はそれほどないように思えました。ターンの際はあまりトップを狙い過ぎない方が返しやすいかも」(10代、上級者)

「めっちゃ楽しいし、良い波だけど、コスパが…⁉笑 あ、あと、ボトムが柔らかく感じた」(30代、中級)

「カットバックの練習したかったのだけど、意外にもカットバックには向かないホローな波でした」(20代、中級)

「上級/エキスパートの方がサイズがあるからテイクオフしやすい。逆に、初級/中級クラスは波に力がなく一番難しかった」(40代、中級者)

「サイズのある波の方がテイクオフしやすかったけど、自分はターンの練習をしたいので中級コースをもっと乗り込みたい」(30代、中級者)

「中級~上級レベルのサーファーのステップアップには最高の施設。初級者の練習にもなるが、海で沢山練習してからの方がプールの良さを味わえると思う」(50代、上級者)

「自分のライディングを映像で見るのは、それなりの覚悟が必要よ。反省…orz」(50代、中級者)

「一般コースの波はそれほど力が無いので、EPSボードなど浮力のある板がおすすめですね。ロッカーはさほど要らず、テールにボリュームのある板の方が楽しめるのでは」(サーフボードシェイパー)

貸切利用なら、さらに多彩な波をリクエスト可能

一般コースの場合、セッション中は全て同じ波(レギュラー/グーフィーを途中で入れ替え)となるが、「貸切利用」であれば、さらに様々な波を発生することも可能。

主なバリエーションは以下など。技術的には70種類以上の波を生成することができ、ウェーブメニューは今後さらに拡張予定とのこと。

■波バリエーションの例
【バレル】サーフスタジアムが誇るロングバレル。
【エアリアル】2つのビッグマニューバーと巨大なフィニッシュエアーセクション。
【ウェッジポップ】スケートパークのランプのようなジャンプ台を出現させる。
【ノーズライド】ロングボードに最適で、ノーズライディングが可能。
【エーフレーム】中央から2本(ライト/レフト方向)の波がブレイク。
など。

前方にエアセクションを出現させる「ウェッジポップ」でのエアリバース。西慶次郎 Photo:TSN/Kenji Iida
皆がテイクオフに苦戦する中、岩見プロが後ろからボードをプッシュ。仲間同士のセッションなら、このようなサポートもできる。Photo:TSN/Kenji Iida
貸切利用であれば、失敗してしまった波を別のライダーが乗ることも可能 Photo:TSN

本日よりついに一般オープンとなった静波サーフスタジアム。

サーフィンに特化した次世代型ウェーブプールとして注目を集めていたが、実際の利用者からも「反復的な練習になる」などと高評価。
本日からグランドオープン記念として、浅瀬での水遊びやジャグジーも利用できる「ビーチサイドエリア」が、小学生以下に限り入場料100円。施設2Fではカフェもオープンし、ファミリーでも来場しやすい施設となっている。

現在、8月の一般コースはほぼ売り切れ状態だが、9月以降の予約は8月18日(水)より開始される模様。
詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。

静波サーフスタジアム公式サイト
https://www.surfstadium-japan.com/

<取材協力>
ナビゲーターサーフボード
https://navigatorsurfboards.jp/
ジャスティスサーフボード
https://justicesurfboard.com/

(THE SURF NEWS編集部)

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