PHOTO:© WSL/Poullenot

CTサーファーのコートニー・コンローグの現在地-ディズニー映画、チャリティ、コーチング、水着モデル-

多くのシーズンでタイトルを争ってきたカリフォルニアを代表するCTサーファー、コートニー・コンローグ。

近年は古巣の「Billabong」から離れてクリエイターとして「seatiger」というブランドを立ち上げたり、海ではロングボードを楽しみ、陸ではクライミングや本格的にパドルボードを始めたりと自由にこの広い世界を羽ばたいている。

コロナ禍で開催されたサーフランチでの『Rumble at the Ranch』にはカリフォルニア在住ながら参加せず、映画出演やチャリティーイベントの参加、若い選手の育成など忙しく過ごしていたコートニーの動向を紹介しよう。

ディズニー映画「ムーラン」に登場

9月4日にディズニープラスで公開がスタートした「ムーラン」にコートニーが登場。

これは1998年にアメリカで公開されたディズニーのアニメーション映画の実写版で、中国の伝説「木蘭」をモデルにした物語だ。
強い女性「木蘭」とコートニーのイメージが重なり、メンターとして出演している。
LAで行われたプレミアではハリウッドスターのような形で舞台にも上がっている。

チャリティで32マイルをパドリング

コロナ禍でコンテストがキャンセルされたことで、逆に海で過ごす時間が増えたというコートニーは、サーフィンだけではなく、様々なことにチャレンジした。

その一つがアメリカの二つの非営利団体「Feeding America」、「A Better Chance」のためのチャリティーで、8月29日にカタリナ島からハンティントンビーチまでの32マイル(約51キロ)をパドルボードで横断。

本来ならツアーの賞金を寄付する予定だったが、ツアーがキャンセルになったため、違う形のチャリティーを考え、トレーニングを重ねた末に無事完走した。
そのトレーニングにはダナポイントからハンティントンビーチまでの26マイル(約42キロ)のランニングも含まれている。

コートニーがこのチャンレジのアイディアを思いついたのは、パンデミックの最中に「Feeding America」が行った食糧支援に3キロほどの列があったのを見た時だそうだ。
「Feeding America」は全米に200以上の食糧支援のネットワークを持ち、4,600万人以上の人々に食事を提供してきた。
コートニーはその活動を協力したいと考えたのだ。

「私は常に競技だけに集中してきた。しかし、私は手助けが必要な人や、困難に直面している人を助け、支援する心をとても大切にしているいの。自分自身を信じるように人々に力を与えたい。このパドルの意義は旅。この挑戦を通して人々に示したい。人はどんな挑戦でも出来るし、人に力を与えることが出来るってね。どんな困難でもプロセス、計画、忍耐、粘り強さがあれば、達成可能だわ」

カタリナ島から本土へのパドルは1950年からの古い歴史がある「Catalina Classic」を含むレースで使用される一般的なルートを辿り、弟のライアン、友人と一緒に行った。
彼女のパドルボードには複数のGoProが装着され、旅の模様はInstagramのライブで共有された。

コートニーが「Feeding America」だけではなく、経済的に恵まれない家庭の子供がより良い教育を受け、明るい未来のための機会を得ることが出来るように支援する非営利団体「A Better Chance」にも寄付した理由は、彼女自身と家族が奨学金を得た経験があるからだそうだ。

「私と兄、妹はサンタアナの公立学校に通っていたの。そこでカウンセラーの一人が’A Better Chance’の存在を教えてくれたのよ。恵まれない場所で育った私達のためにプログラムの話をしてくれた。そして、奨学金をもらい、私はニューポートの予備校’Sage Hill’に入学したの。奨学金がなければ、そんな余裕はなかったわ。この慈善事業のおかげで今の自分があるのよ」

次世代サーファーのコーチングをスタート

(ジュニアチームをコーチするコートニー&ブレット)
PHOTO:© WSL/Jack McDaniel

2020年11月に開幕が予定されている2021年のCTシーズンを待つ間、コートニーはUSAジュニアナショナルチームのコーチを開始。
8月にはオリンピックのUSAチームのコーチであるブレット・シンプソンと共に熱心な若い選手と仕事をこなしていた。

カリフォルニアのオーシャンサイド、夏らしいコンディションの中、ベラ・ケンウォージ、ブリン・ギャラガー、ゾーイ、ベネデットなど注目のガールズサーファーが参加。
模擬ヒートでは戦略を練ったり、チーム作りをしたりして将来のコンテストに向けて準備を行っていた。
ツアーでも競技に対する情熱が人一倍強いコートニーはコーチとして最適と言えるだろう。

スポーツ・イラストレイテッドに水着モデルで出演

8月はコーチングの他、アメリカのスポーツ月間誌「スポーツ・イラストレイテッド」の水着モデルを務めたコートニー。
過去にESPNの「Body Issue」でヌードにも挑戦したことがある彼女はアスリートらしい鍛えられた強く美しい肉体を持っている。

 (空海)

この記事に 関連するタグ

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。