まるでジェットコースターに乗っているようだった…。CT開幕戦を制したジュリアン・ウィルソンにインタビュー

2006年に『ISA World Junior Title』18歳以下のタイトルを獲得、Quiksilverのサーフムービー「Young Guns 3」の主役を務め、19歳の時に世界初のエアリアル「スシロール」をメイクして世界中のメディアを驚かせたジュリアン・ウィルソン。

2011年にワールドツアーの仲間入りを果たした後も常にトップクラスに君臨。
そして、2017年にはタイトル争いに絡んでキャリア最高の3位でフィニッシュ。
2018年の開幕戦『Quiksilver Pro Gold Coast』は8年目にして初の開幕戦優勝と初のカレントリーダーの座を手に入れた。
オーストラリア・サンシャインコースト出身では最も成功したサーファーと言える。

順風満帆に見えるジュリアンだが、実は開幕戦の約6週間前にマウンテンバイクでのトレーニング中に転倒事故、肩鎖関節を脱臼してまだ完治していない状態だった。
また、開幕戦の2週間前にはモデルのアシュリー・オズボーンとの間に第一子、オリビアを授かるなど人生の良いこと悪いことが僅かな期間に訪れていたのだ。

肩の痛みに耐えながらスナッパーロックス、そしてファイナルデイはキラのハードな波で戦い抜いたジュリアン。
WSLがコンテスト終了後に行ったインタビューでは、怪我のことや父親になった気持ち、勝因などを話していた。

■JW=ジュリアン・ウィルソン

イベントの始めから新たなことに集中して違うエネルギーを感じたけど、このコンテストにはどんな気持ちで挑んだの?

■JW
怪我のリハビリから5週間半は海に入れず、ほとんど準備が出来ないままクーランガッタに来たんだ。
まずはイベントに参加して今の自分の状態を探りながらやろうと思っていたのさ。
そして、2週間前に初めて娘が生まれた。
妻が経験した全てのことがイベントを戦うための驚異的な力を自分に与えてくれたんだ。

開幕戦前の準備としては今までで最低レベルだったけど、多分これまでがやり過ぎだったのかもね。
怪我の痛みに関しては、イベントで戦っている最中に自分をナビゲートする方法を見つけていったよ。
物理的にも感情的にもジェットコースターに乗っているようだった。

マウンテンバイクでの事故で肩を大怪我したけど、今の状態は?

■JW
今朝起きて、コンテストがキラに移動なることを知り、ナーバスになった。
今までスナッパーロックスでやっていたし、キラはもっと波が大きい。
自分の肩が耐えられるかの新たな挑戦だった。
いつもだったら、キラでのサーフィンにはエキサイトするけどね。

最初のヒートで感じた肩の痛みはイベント中で最悪だった。
どのようにセミファイナルを通過するか分からず、動揺したよ。
でも、WSLの理学療法士、クリス・プロサーが30分かけて肩を治療してくれたおがけで自信を取り戻したのさ。
海に入っても良い感じになっていたよ。
ジェットスキーのアシストを利用し始め、無理なパドリングを避けたんだ。

(右肩にテーピングを貼って戦い抜いた)
PHOTO:© WSL /Barripp

父親になった気分は?

■JW
今までの人生で最も特別な気分。
新たな責任を持つこと、今まで経験したことの中で最も素晴らしい。
妻の出産、オリビアの誕生を見て世界中の全ての女性に敬意を表する。
こんな体験は今までしたことが無かったよ。
それはここに来る自分に大きな力を与えたんだ。

(空海)

COVER PHOTO:© WSL /Cestari

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