(ケリー、引退のビーチ凱旋) PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

52歳のケリー・スレーターが遂にツアー離脱

現在、西オーストラリアのマーガレットリバーで開催中のCT第5戦『Western Australia Margaret River Pro』でケリー・スレーター(USA)がRound of 32でグリフィン・コラピント(USA)に敗退。

この時点でミッドシーズンカットのライン下が決定してしまい、CS落ちが確定。
すでにベルズ戦で公言していたツアーフル参戦からの離脱が遂に現実になってしまった…。

1972年2月11日生まれのケリーは現在52歳。

1990年にツアーにデビューして1992年に20歳にして初のワールドタイトルを獲得。
以来、数々の名勝負を残し、前人未到の11回のワールドタイトルを手に入れた。
今後この記録を破る者はいないだろうと言われている。

その他にも8度のパイプライナー、3度のトリプルクラウンタイトル、エディでの優勝などサーフィンに関する多くの記録を持っている。

キング、G.O.A.Tの異名を持つケリーはヒート終了後のポストショーにも参加。
最大のライバルであった故アンディ・アイアンズとのエピソードを始め、2022年のパイプラインでCT通算56勝目を決めた時の感情など様々な話をして途中涙ぐむ場面もあった。

今後、ワールドカードで出場したいイベントに関してはパイプ、タヒチ、フィジーの3つと即答。
すでにフィジーにはワイルドカードを申請しており、この後のスナッパーロックスでのCSも波次第では出場の意思があると話している。

ツアーからは離れるものの、あと数年はケリーをコンテストで見るチャンスはあるだろう。

34年間、感動をありがとう!

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(もうすぐ二人の間に子供が誕生する)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder
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PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
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PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
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(空海)

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